京都市営地下鉄とJR京都駅の連絡通路。
いかにもエキナカ!という店だが、背に腹は変えられない。なにしろ、俺が乗ろうとしている新幹線はあと15分後に発車してしまうのだから。
それでも、俺はビールにこだわった。
「居酒屋 鬼」で散々ヱビスを飲んだ俺であり、そしてこの先の新幹線の車中でもまだまだビールを飲む時間がたっぷりあるであろうという俺だが、今この京都でビールを飲まずにいられなかったのである。
京都に似つかわしくない、その店の外観。
東京駅や丸ビルにもありそうな、そんな感じ。
ビアって書いてあることに少し期待を寄せて自動ドアを開ける。もはや、期待はそれだけ。
客の入りは悪くはない。さすがエキナカ。
店内は薄暗がりでややムーディな雰囲気。テーブルに通された俺と師に、接客係りの女の子は屈託のない笑顔でこう言った。
間髪いれずに「生ビール2つとすぐに出てくるつまみを」。
女の子はちょっと意表を突かれた顔になった。どうやら、「すぐに出てくるつまみ」の意味が理解できなかったらしい。
もう一度俺はゆっくりとした口調で同じことを言った。
するとようやく理解できたようで「八条フライドポテトならすぐお出しできます」と答えた。
なんでもいい、俺はちょっと急いでいるのだ。漫画「HOTEL」くらいなら読んでおいたほうがいいだろう。世の中にはいろんなお客がいるのだ。
俺は心の中で彼女にそう伝えた。
ビールが出てきたのは、それから4分後。
「八条フライドポテト」(480円)が出てきたのは、その1分後だった。
ビールの注ぎは確かなようである。これなら多少の時間を要しても致し方ない。
ビールはサントリーのプレミアムモルツ。中ジョッキが520円。けっこういい値段だ。
だが、クリーミィな泡が本当においしく、これなら520円を出す価値はあるなと感心した。
しかし、いかんせんオレには時間がなかった。
あと店にいられる時間は僅か4分。ぐいっとビールをあおって、「八条フライドポテト」を2、3個かじって、俺は師と店の中で別れた。
僅か10分のくつろぎの時間だった。
後日、同店のホームページを訪れて少々驚いた。
「グリル&ビア 八条ダイナー」が本格的なビアガーデンだったからだ。
同店自慢の5連のドラフトタワーはどうやら日本ではこの店にしかないようである。
それに加えてサントリー限定生産の「八条ビール」(550円)の生も飲めるという、このプレミア!
マイクロブルワリーの地ビールではなく、メジャーのメーカーの地ビールというのが興味をそそる。
そして、「八条ビール」を飲んでこなかったという悔恨。
更にはプレミアムモルツの黒生というのもある!
これも飲んでおかなければいけないところであった。
さて、肴だが、これもかなりいいセンいってるメニューがそろっていた。
まず、「八条フライドポテト」は何が八条なのか、という疑問が解決した。
「京都原了郭の香り高い黒七味を振りかけた一品」とのキャプションがつけられている。京都原了郭、言葉の意味は分からないが、とにかく凄い自信だ。
そして「鱧サラダ」(680円)「京野菜のピッツァ」(680円)「おぼろ豆腐」(480円)「賀茂茄子の水鉢」(450円)と京都オリジナルが続々と続く!
なんともうまそうではないか!
なんという失態!
今度、京都に行ったときはビールとうまい肴をしっかり堪能するゾ!
いかにもエキナカ!という店だが、背に腹は変えられない。なにしろ、俺が乗ろうとしている新幹線はあと15分後に発車してしまうのだから。
それでも、俺はビールにこだわった。
「居酒屋 鬼」で散々ヱビスを飲んだ俺であり、そしてこの先の新幹線の車中でもまだまだビールを飲む時間がたっぷりあるであろうという俺だが、今この京都でビールを飲まずにいられなかったのである。
京都に似つかわしくない、その店の外観。
東京駅や丸ビルにもありそうな、そんな感じ。
ビアって書いてあることに少し期待を寄せて自動ドアを開ける。もはや、期待はそれだけ。
客の入りは悪くはない。さすがエキナカ。
店内は薄暗がりでややムーディな雰囲気。テーブルに通された俺と師に、接客係りの女の子は屈託のない笑顔でこう言った。
間髪いれずに「生ビール2つとすぐに出てくるつまみを」。
女の子はちょっと意表を突かれた顔になった。どうやら、「すぐに出てくるつまみ」の意味が理解できなかったらしい。
もう一度俺はゆっくりとした口調で同じことを言った。
するとようやく理解できたようで「八条フライドポテトならすぐお出しできます」と答えた。
なんでもいい、俺はちょっと急いでいるのだ。漫画「HOTEL」くらいなら読んでおいたほうがいいだろう。世の中にはいろんなお客がいるのだ。
俺は心の中で彼女にそう伝えた。
ビールが出てきたのは、それから4分後。
「八条フライドポテト」(480円)が出てきたのは、その1分後だった。
ビールの注ぎは確かなようである。これなら多少の時間を要しても致し方ない。
ビールはサントリーのプレミアムモルツ。中ジョッキが520円。けっこういい値段だ。
だが、クリーミィな泡が本当においしく、これなら520円を出す価値はあるなと感心した。
しかし、いかんせんオレには時間がなかった。
あと店にいられる時間は僅か4分。ぐいっとビールをあおって、「八条フライドポテト」を2、3個かじって、俺は師と店の中で別れた。
僅か10分のくつろぎの時間だった。
後日、同店のホームページを訪れて少々驚いた。
「グリル&ビア 八条ダイナー」が本格的なビアガーデンだったからだ。
同店自慢の5連のドラフトタワーはどうやら日本ではこの店にしかないようである。
それに加えてサントリー限定生産の「八条ビール」(550円)の生も飲めるという、このプレミア!
マイクロブルワリーの地ビールではなく、メジャーのメーカーの地ビールというのが興味をそそる。
そして、「八条ビール」を飲んでこなかったという悔恨。
更にはプレミアムモルツの黒生というのもある!
これも飲んでおかなければいけないところであった。
さて、肴だが、これもかなりいいセンいってるメニューがそろっていた。
まず、「八条フライドポテト」は何が八条なのか、という疑問が解決した。
「京都原了郭の香り高い黒七味を振りかけた一品」とのキャプションがつけられている。京都原了郭、言葉の意味は分からないが、とにかく凄い自信だ。
そして「鱧サラダ」(680円)「京野菜のピッツァ」(680円)「おぼろ豆腐」(480円)「賀茂茄子の水鉢」(450円)と京都オリジナルが続々と続く!
なんともうまそうではないか!
なんという失態!
今度、京都に行ったときはビールとうまい肴をしっかり堪能するゾ!
しかし、店に行った時には、そういうのがあまり押し出されてなかったように思ったなあ。その辺がなんともJRダイナーらしいという気もする・・・。
ちなみに原了郭は祇園にある七味などの香辛料の老舗。真黒な見た目がインパクトのある「黒七味」で有名だ。
あのポテト、黒七味がかかってたのか。俺、その存在に全然気付かなかったなあ・・・。
飲みすぎだったのか、それとも口が腐ってんのか・・・。(苦笑)
うんうん、全然押し出されていなかった。
現に俺たち、知らなかったし。
>ちなみに原了郭は祇園にある七味などの香辛料の老舗。真黒な見た目がインパクトのある「黒七味」で有名だ。
なるほど。
それも俺たち知らなかったし。
女性の店員も説明してくれると嬉しいよね。
機会があったらまた行ってみたいな。