
人生の3分の2はいやらしい ことを考えてきた(みうらじゅんさん風に)。残りの3分の1は、うまいカレーをいかにして作るか。いつも、そうやって生きてきた。
うまいカレーを意識すればするほど、難しいものになる。何故ならば、求めるハードルがどんどん高くなるから。
今回は、水野仁輔さんのカレーのレシピに、S&Bのカレー粉を加えたアレンジカレー。
たっぷりのたまねぎとトマトを炒めた後、適度な水とともに野菜と鶏肉を煮込む。灰汁をとりながら、とことん煮込む。「特製 S&Bカレー粉」と小麦粉を炒め、ペースト状になったものを、煮込んだ汁に、溶かしながら混ぜる。
ここまでは順調だった。自分としても自信があった。今回はうまくいった。久しぶりの快心作だ!そう思って味見をしてみると、「う~ん、いまいちコクがない」。やっぱりだ。
ボクに足りないのはコク。いつだってそうだった。多分、人間に深みがないからなのだろう。味わいが出ないのだ。
仕方がない。ソースをかけよう。8皿分のカレーソースに対して、大さじ3杯分のソースをかけた。若干のコクが出た。
カレーソースはスパイシーというより、辛味が強い。インドのカレーソースとは、ちょっと趣が違う。想定していたカレーではなかったが、悪い味ではなかった。
家族の評判もまずまず。でも、ボクの理想系ではなかった。
ボクのカレーの旅は続く。
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