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居酒屋さすらい 0983 - 鯵とマグロの青赤で - 「活魚料理 旬の味 魚亥子(うおいね)」(調布市飛田給)

2016-03-11 23:04:43 | 居酒屋さすらい ◆東京都内

昨日は浜スタ、そして今日は味スタ。

久しぶりに飛田給に行った。

SOCIOでありながら、この数年は年間1~2試合程度しか観戦できない。だって、娘の習い事が土曜日にあって、夜は迎えに行かなければならないからだ。

この数日、娘、長男、そしてかみさん、家には誰もいない。だから、自由に遊び回っている。

 

ゲームは勝った。完勝だった。

その昂揚感を抱いて、スタジアムを後にした。

どこで飯を食うか。新宿まで出るか。

 

この飛田給には酒場が少ない。

「やるき茶屋」と踏切近くの焼鳥屋くらいだ。

4万9,000人収容のスタジアムの下車駅とは思えない店の少なさである。

 

ふと京王線の踏切の向こうに行ってみたくなった。これまで十数年、飛田給に来たが、一度も線路を超えたことがなかった。

行ってみると、何店舗か飲食店があった。

「へぇ、居酒屋もあるのか」。

 

「魚亥子」。

なんて読むんだろう。

看板の横にルビがふってある。

「うおいね」。

魚料理の店である。

 

入ってみることにした。

格調ある外観だったが、中は殺風景だった。

田舎の居酒屋って感じで。

客は家族連れが1組いるだけだった。テーブル席が6。それも全部4人掛けのテーブルだ。

1人で座るのは何とももったいなく躊躇していたら、武骨な顔をした店員さんが、「どうぞ」と言ってくれた。

 

昨日と同様、スタジアムでビールを飲んだので、ボクはいきなり「お酒」を頼んだ。

魚にはやっぱりぽんしゅだろう。

 

レジュメのようなメニュー表を繰った。

魚料理がいっぱいあり、どれも魅力的だ。

刺身はもちろん、焼きもの、煮つけ、カルパッチョ。

魚もめひかり、エボダイ、きんきなど、普段あまり見られない魚のオンパレード。

何にしようか、本当に目移りする。

「江戸前真鰺の酢じめ」(450円)と「マグロの赤身」(580円)が気になる。

きっと、素材もこだわるのでは。そんな期待をかけてしまう。

結局、両方注文することに。

 

これが期待を裏切らないおいしさだった。

ボクは魚の中では鰺が一番だと思って居いる。刺身よし、焼いてよし。何やっても万能なのだ。江戸前の真鰺は釣ってすぐに酢でしめたのだろうか。

次に好きなのがマグロである。鮨はえんがわで始まり、マグロで終わる。それくらいのマグロ好きだ。

青物の鰺とマグロの赤身。まさに青赤。ガスサポのための酒肴。

 

そうこうしていると、青赤のレプリカをまとった客らが続々と入ってきた。

やっぱり、試合が終わって、ここに来るサポもいるのである。とうとう、ボクは相席になった。となりのサポは年配のご夫婦だった。

「よく来られるんですか?」とボクは尋ねた。

すると男性は「ここにはたまに来ますよ」と笑いながら話してくれた。

 

どんどん人が入ってくるものだから、ボクはお銚子をもう1本飲んで店を出た。

飛田給にこんないい店があっただなんて。やはり、街はくまなく歩かなければいけない。

14年、通り過ぎるだけの街だったが、これからは少しずつ、飛田給を開拓していこうかしら。

次にこの街を訪れるのはいつになるか分からないけれど。

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