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居酒屋さすらい 0480 - 御徒町界隈最安!ビール価格300円を割る! - 「ぶっちぎり酒場」(台東区上野)

2011-10-17 14:26:10 | 居酒屋さすらい ◆東京都内
わたしが勤める会社の会議の方法については、もう何度も小欄でお伝えした通りである。
全体会議は週に1度行うが、個別の会議は居酒屋で行うのだ。
社長の居酒屋選びの判断基準は明確だ。ビールが安いことと、ビールが早く出てくる、という条件だ。
昔、会社が神田にあった頃、神田北口の目の前にあった「東方見聞録」でお疲れ様会が催されたとき、生ビールがなかなか出てこず、彼はひどく不機嫌になったことがある。
「もう2度と行くのやめような」。
社長が残した言葉は、今も我々の心の中に教訓として残っている。

さて、その社長が選んだ居酒屋は「村役場」である。もうかれこれ25回は行っただろうか。ここが社長のお気に入りである。次に多いのが「笑笑」だ。これは月に1度か2度、ビールの特価の情報が携帯に配信されるようで、その日を狙って5回ほど訪問したことがある。ちなみにビールは生の中ジョッキが200円という安さで、地域のビール価格に微妙な影響を与えた店である。
次に多いのが「一会」だ。これもやはり、ビールのタイムサービスがあって、18時までのビールが全て300円というのに誘われて3度ほど行ったことがある。
さて、そうしたビール価格に常にアンテナを張る社長が、次にキャッチした店が、この「ぶっちぎり酒場」だ。

ここはタイムサービスではなく、ビールの値段が常時294円で固定している模様だ。駅前でチラシをガンガン配っており、社長が目ざとくその情報をゲットしたのだろう。とにかくこの日は、その「ぶっちぎり酒場」に社長は足を向けたのである。

御徒町ガード下の外側。
内側の店はディープな店が並ぶが、外側は比較的普通な店が入居している。そのうちの一角にオープンしたのが「ぶっちぎり酒場」である。
装飾はいたって単純。明るい蛍光灯は安酒場にありがちな低コスト店舗である。
ウリはなんと言っても税込み294円のプレミアムモルツである。この価格、とうとう「味の笛」の300円を抜いて、地域最安とした。
しかし、サントリーの仕切り価格は一体どうなっているのか。売れに売れまくっているハイボールの勢いを駆って、ビールの仕切りを調整しているのか。それにしても294円のプレモルはもはやプレミアムとは言えないのではないだろうか。

料理は串焼きが中心である。
中でも希少部位として「みすじ」を置いてあり、これが同店のもうひとつのウリとなっている模様だ。だが、串焼きはけっこう高かった。国産の鶏という触れ込みだが、2本で294円は高価である。
我々はその串焼きを敬遠して、「鶏皮ポン酢」(180円)と「ソースやきそば」(380円)を頼む。
社長が「焼きそば」好きなのである。

はじめこそ、客は誰もいなかった店内だが、少しずつ客によって席は埋まり、小一時間ほどすると店は満員に。その騒がしいことといったら。とくに、集団で来る客に対し、店員がはじめの一杯に乾杯の音頭をとるのである。
客は大盛り上がりだが、ウチらのテーブルは盛り下がっていた。

結局、プレモルを4杯飲んで店を出た。
それ以降、社長が「ぶっちぎり酒場」に行ったことはついぞ聞かない。
社長のおめがねには叶わなかったようだ。
だが、生ビールの価格が300円台を切ったことは、地域に大きなインパクトを与えたと思う。その後、追随する店が幾つか現れた。
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