
以前、「居酒屋さすらい」の「徒士と戊辰戦争 」にも書いたが、御徒町の由来は、下級武士である徒士が住んでいた地域である。下級武士は、収入が少ないため、アルバイトをしなければならない。御徒町の徒士は、刀の鞘に飾る装飾品を作り始めた。これが、御徒町駅東側一帯に軒を連ねる今日の宝飾品屋さんに繋がっていった。ちなみに、下谷の下級武士は、朝顔作りを行った。これが、今日の朝顔市に脈々と受け継がれている。
その御徒町の宝飾品屋さん。今では、すっかりインド系の人が多くビジネスをしている。その周囲には当然ながら、インドカレー屋さんも多い。その中で、一際繁盛しているのが、「VEGE HERB SAGA 」。以前から、行ってみたいと思っていたカレー屋さんだ。その名のとおり、ベジカレーのみ。
店内に入ると、キンマのような独特な香りが出迎えてくれる。いかにもインドらしい、懐かしい匂いだ。それだけで、すっかりボクはインドにトリップしてしまう。
客は数人のアーリア系の人がいる。インド人にも認められた店ということだろう。何しろ、頻繁に出前もしている。近所のインド人の注文が入るのだろう。カレーの出前なんて初めて見た。
さて、ランチは880円から。2つのカレーが選べる。ボクは、「DAL TADKA」と、「ALOO MUTTER」を選んだ。前者は豆ダル、後者はじゃがいものカレー。これにバスマティライスを選んだ。ランチは、このバスマティライスかナンしか選べない。チャパティもあるのだが、別途料金がかかる。
「ダル」は、まぁ味噌汁みたいもの。「ALOO」は、やっぱり日本人に合うのだろう。やけにうまい。しかし、何よりもバスマティライスがふっくらと炊かれていて、感動すら覚える。
うまい。うますぎ。
「アーンドラキッチン」のようにお代わりが出てこないのは不満だが、まぁまぁお腹はいっぱいになった。
食後の「ラッシー」が、とっても濃厚で、これまた感動。「アーンドラキッチン」のそれとは雲泥の差だ。
「VEGETABLE HERB SAGA」は、「アーンドラキッチン」と並ぶ、御徒町2大インドカレーだと思う。
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