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居酒屋さすらい 0507 - エグゼクティブな立ち飲み- 「Q」(渋谷区恵比寿)

2012-01-30 23:58:54 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋
なんなんだ、この真っ黒の外観は。
まるでステレス戦闘機のようだ。外からは、このお店がどういう店なのか全く分からない。
そう、恵比寿駅に近い好立地な立ち飲み屋「Q」はちょっとエグゼクティブな立ち飲み屋の先駆けである「Q」はまるでカラスのように不気味に静かに佇んでいるのである。
わたしは、過去にこの店に挑んできたが、いかんせん開店が18時ということで、いつもその厚い壁に阻まれ続けてきた。
今日は開店まで待とう。そう決めてわたしは、店の前の階段の上で静かに待っていたのだ。

開店となる18時。
一番乗りと思いきや、既に1人の客がいる。
広い店内。四角形の厨房を取り囲むようにカウンターが広がる。一番奥には巨大な冷蔵庫が不気味に青白い光を放っている。
店内は暗い。厨房の上にはまるで壁画のように酒肴の数々が紹介されている。

まずは生ビール。
なんとビールは国内全メーカーを取り揃えている。これは大きな衝撃であった。
わたしはキリン。
お通しはベーコン。
これがくどかった。

その壁画のようなメニュー表を眺めると、立ち飲み屋としては見たこともないようなメニューが続々と連なっている。
例えば「エスカルゴ」(600円)、「豚肉のリェット」(350円)、などなど必ずカタカナが一言加わるのが、なんともわたしにとって居心地が悪い。
その中でわたしがチョイスしたのが「イベリコ豚の生ハム」(400円)である。
しかし、これがまた途轍もなくくどかった。
脂ばかりだからである。

そこで、今度は白ワインをいただくことに。
これで、口の油をほどよく洗い流そうと思ったのである。
ワインも白・赤各種3種類は常時置いてある。その中でもっとも安価な白ワインを頼んでみた。
しかし、立ち飲み屋でワインというのも乙なものである。
多分、初めての経験。

だが、店員の態度は鼻につく。
常連と思しき客にばかり、おべんちゃらを使っている。
取り残されたこっちとしてもまったくもってつまらない。
そう、瀟洒な什器と演出めいた小さな明かりで特殊な環境を醸し出しているが、実際のところ、こんなに綺麗な店では、全てが陳腐化してしまう。
これ以上、この店にお金を落としていく必要があるのか。
わたしは、ワインを飲み干して、店を後にしたのだった。
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