
名古屋は立ち飲み屋が少ない。
あれだけの大都会でありながら、立ち飲み屋を探すことは難しい。
この「居酒屋さすらい」でも、名古屋は「山ちゃん」の立ち飲み屋1軒だけしか行ったことがない。
独特の名古屋文化と名古屋人気質がその背景にありそうなのだが、ようやく名古屋2軒目の立ち飲み屋を発見したのである。
名古屋駅太閤口。
名古屋は駅を挟んで南北にガラリとその表情を変える。
南側の街を歩くとちょっとした地方都市のように寂しくなる。その分、立ち飲み屋が現れる雰囲気がプンプンするのだが、実際に歩いてみると、それほど多くもない。
ようやく探しあてたのは、これまた怪しげなビルの一階にある「串屋 仲吉」である。
小さな小さなビルの一角にあるちょっと薄暗い雰囲気の立ち飲み屋。
10人も入ればいっぱいになってしまいそうな、名古屋としては異例のお店である。
店に入ってカウンターに陣取る。
目の前のマスターに「生ビール」を注文。
しばらくしてからプレモルが出てきた。
マスターにお奨めの一品を聞いたところやはり「串焼き」だそうで、「盛り合わせ」をいただくことに。
これがものすごく時間がかかった。
出てくるまでに費やした時間は20分程度。その間、わたしは生ビールと酎ハイを各1杯ずつ。そして2杯目の酎ハイに口をつけたところで出てきた。
いつもは「すぐ出てくるもの」と言ってはじめにつまみを確保するんだが、この日は先客が居て、その日本人と中国人の客が、マスターと中国語で会話を始めたものだから、話が盛り上がっちゃって、自分の注文を入れるタイミングが測れなかった。
自分の「串焼き 盛り合わせ」が遅いのもその話が盛り上がったせいかもしれない。
マスターも自分そっちのけで話が盛り上がっている。どうやらマスターは中国人らしい。
自分だけのけものになった感じで、ちょっと疎外感。
「盛り合わせ」はごく普通の実の大きさで、全て塩。中国人秘伝のタレでもあるのかと、ちょっとは期待をしてみたのだが、そういう展開にはならなかった。
串焼きは合計5本。
もも、カシラ、ハツ、シロ、ネギマが各1本ずつである。
なるほど、名古屋は手羽先だけじゃないのだ。
しかし、もう少し名古屋メシでもあればいいのに、そうしたメニューが全くない。
このマスターは名古屋のアイデンティティを持ち合わせていないのかもしれない。
店の作りは随所で工夫が見られるが、全体的にはお粗末。
なんとなく、居心地も悪く、2杯目の酎ハイを飲んで店を後にした。
名古屋の立呑みファンです。
確かに名古屋の立ち飲みは少ないです。
大阪や東京が羨ましいです。
駅のホームの立ち食いきしめん屋で呑むのも楽しいのですが、それを除くと、手許の集計ではたったの45軒しかありません。
名古屋駅西側に7軒、金山駅周辺に6軒、栄駅周辺に8軒、今池駅周辺に4軒といったところです。
なんと!名古屋に立ち飲みは45軒もあるのですか。
それは驚きです。
ZUNOさんは、コンプリートされたのでしょうか。
駅のきしめん屋さん、おいしくて大好きです。
あそこでも飲めるのですね。
今度、トライしてみます。
先月、今池で2軒ほど行ってみました。
おいおい、レポートしていきます。
コンプリートには程遠く、15軒位です。お気に入りの店が出来るとついついリピートしてしまい、なかなか増えません。
名古屋駅の新幹線のホームは呑めないかと思いますが、食べログ情報では在来線で呑めそうです。私はJR千種駅や名鉄金山駅が好きで、かき揚げにうどん出汁をかけたつまみがお気に入りです。
今池のレポート、楽しみにしています。
こんばんは。
15軒も行かれているとはすごいですね。
でも、好きな店に行くのが一番です。
わたしは名古屋では、まだ6軒です(まだ2軒しか書いていませんが)。
在来線はよく使いますので、チャレンジしてみます。
かき揚げにうどんのつゆ。たまらないです。