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居酒屋さすらい 0611 - 豪快な値付けと豪快な氷で - 「新橋豪快酒場 力動山」(港区新橋)

2013-01-25 13:38:07 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

雨後の筍と言ったら、節操もないか。
しかし、立ち飲み激戦区では、まさにそんな表現がぴったりな状況で立ち飲み屋の浮沈がある。
少しずつ、ほんの少しずつだが、新橋立ち飲みラリーは南下をしている。新橋に着いてからはや4年目。ようやく、わたしは烏森まできた。
だが、新橋を一歩歩くと、必ずといっていいほど、新しい立ち飲み屋に出くわす。そう、この日、また新たな立ち飲みを見つけてしまったのだ。
SL広場を背にして、虎ノ門方面に。
少し歩いたところに大きな大きな、まさに豪快ともいえる看板が立って、その店はたたずんでいた。
「新橋豪快酒場 力動山」である。
空手チョップで国民を魅了した力道山ではない。
山をも動かす力の「力動山」である。

まだ、オープンして間もない様子。看板や内装はまだ新しい様子だ。
午後5時。客がまだ誰一人いない中、入ってみることに。
1階はカウンターのみ。どうやら2階もあるようだ。

生ビール。
480円はかなり高い。
「プレミアムモルツ」。

新橋の標準価格は390円か。それに比べると高い。
ビールの価格は経営者にとってのじとつの幻想だろう。これはいい時代を知っているものが抱く幻想であり、落とし穴ともいえる。今の時代に都心部の居酒屋で400円台の後半で勝負をしかけるのはありえない。
特に新橋という立ち飲みの激戦区にあってだ。

つまみは「もつ煮」(380円)。
店のオペレーションが悪い。これは、まだ開店早々だからか。それにしても、オーダーをとるおっちゃんと厨房の連携が悪く、その分料理が出てくるのも遅い。
これは、立ち飲み屋にとって命取りにもなる愚行だ。

「もつ煮」もお店同様に味が馴染んでいない印象。もっといえば、薄っぺらな味と言わざるをえない。

「プレモル」だし、ましてや高いからビールはもうやめた。
「角ハイボール」(350円)を頼む。
豪快に氷が入っていた。

つまみは「つまみ煮たまご」(250円)。
これはまずまずおいしい。だが、値段付けがよく分からない。「煮玉子」はひとつだけ。これで250円はちょっと高いのではないかと思うのである。
あえて、言えば豪快な値付けといったところか。

飲み物2杯とつまみ2品。これだけでこの店のエッセンスは感じ取れた。
もうこの店にお金を落とすのはいささかもったいない。勘定を払って店を出た。

実は、この店のことを書こうとして「食べログ」にアクセスすると「閉店」の文字。
そうか、この日から10ヶ月あまり。その間、とうとうもたなかったか。

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