
東葉高速鉄道の八千代中央駅からたっぷり1時間以上もかけて霊園を往復した。 ざっと8kmは歩いただろうか。盆の入りのお昼時はうだるような暑さである。
八千代中央駅に戻ってきたときはびっしょりと汗をかいていた。
その汗をどこかで流そうか、と考えてふと思いついた。
隣の駅、八千代緑が丘の駅前にスーパー銭湯があったナと。
早速、電車に乗り、「スーパー銭湯 みどりの湯」に着いてみると、何か様子がおかしい。
店舗入口には閉店を告げる貼り紙がしてあった。その日付はまだ一月ほど前のもの。
どうやら少し来るのが遅かったようだ。
さて、どうしようかと思案しながら、ケータイで昼間から開いている船橋市近辺の銭湯をちょこちょこっと検索してみると「湯-トピア」という風呂屋が検索にひっかかった。なにやら怪しげな名称だが、とにかくそこに行ってみようと思い、電車に乗り込んだ。
東葉高速鉄道の終点である西船橋駅に着き、ケータイのウェブに表示された地図を見ながら「湯ーとぴあ」を目指した。
京葉道路を越え、京成線の線路を越え、わたしは歩いた。葛飾小学校の校庭を横切ると、辺りは住宅地になった。
「湯-トぴあ西船」はそんな環境の一角にあった。
時刻は13時55分。オープンの2時まできっかり5分前である。
そこで、わたしはフラフラと近所を散策した。
すると、大きなケヤキの木の裏に面白いものを見つけた。その巨木の裏手はちょっとした藪になっており、少し強引に分け入っていくと、小さな池があった。立て札がかかっており、読んでみると、その池は「葛羅の井」(写真)と呼ばれる湧き水とのことだった。
興味深いのは中世からあるとされるこの湧き水も、その後数百年も忘れ去られた後、戦後永井荷風によって再発見されたというのである。

しかし、この住宅地のド真ん中に何故か、この湧き水と巨木が未だ不自然な形で残っていることのほうが不思議に思えてくる。
緑色にどろりとした水を湛え、池は護岸されてしまってはいるが、かつてこの辺りに清らかな名水がふんだんに沸いていたようだ。
さて、そんな隠れた名所を眺めていると瞬く間に10分、15分が経ってしまい、踵を返して「湯-トピア西船」に赴くと、すでに玄関には脱ぎちらかされた靴が複数置いてあるのを見つけた。
「こんな早い時間から風呂に来る奴がいるのだな」と関心してしまった。
しかし、ここは銭湯なのか、それともスーパー銭湯なのか。
いや、いずれとも違う。
フロントはホテルのようなあんばいで白のブラウスに黒いベストを着た女性が立つ。
わたしがお金を払おうとすると女性は「サウナはいかがですか?」と言った。
ほう、サウナもあるのか。それはいい!
料金は入浴料とサウナ、そしてバスタオルがついて800円である。
早速、浴室に入ってみると、やはりそこは銭湯とは一線を画す洋風の風呂場が出現したのである。
天井は高くところどころにステンドグラスを散りばめ、壁は洋風のモダンな演出、そこにシェル型の灯りが点々と点灯している。
観葉植物があちこちに飾られ、どこかホテルの大浴場に来たみたいだ。
驚いたのが、露店風呂。
今度は一転して和風の趣きである。
赤い鳥居に弁天様の橋。そこには池があり、錦鯉が優雅に泳いでいる。
一歩間違えば悪趣味にも映るその風呂はわたしのような古い銭湯が好きな者にとってはなにか落ち着かない。
しかし、よくよく考えれば、やはりここは千葉県!そして船橋!
怪しげであり、どこかちぐはぐな雰囲気はやはり千葉県の王道を行く!
なんとなく落ち着かず、サウナも早々に切り上げて、わたしは30分ほどで風呂から上がった。
すると、フロントの女性は「あら?早いですねぇ」。
西船の風呂に湯あたりしたのか、その日わたしは酒場に寄らずに帰宅した。
八千代中央駅に戻ってきたときはびっしょりと汗をかいていた。
その汗をどこかで流そうか、と考えてふと思いついた。
隣の駅、八千代緑が丘の駅前にスーパー銭湯があったナと。
早速、電車に乗り、「スーパー銭湯 みどりの湯」に着いてみると、何か様子がおかしい。
店舗入口には閉店を告げる貼り紙がしてあった。その日付はまだ一月ほど前のもの。
どうやら少し来るのが遅かったようだ。
さて、どうしようかと思案しながら、ケータイで昼間から開いている船橋市近辺の銭湯をちょこちょこっと検索してみると「湯-トピア」という風呂屋が検索にひっかかった。なにやら怪しげな名称だが、とにかくそこに行ってみようと思い、電車に乗り込んだ。
東葉高速鉄道の終点である西船橋駅に着き、ケータイのウェブに表示された地図を見ながら「湯ーとぴあ」を目指した。
京葉道路を越え、京成線の線路を越え、わたしは歩いた。葛飾小学校の校庭を横切ると、辺りは住宅地になった。
「湯-トぴあ西船」はそんな環境の一角にあった。
時刻は13時55分。オープンの2時まできっかり5分前である。
そこで、わたしはフラフラと近所を散策した。
すると、大きなケヤキの木の裏に面白いものを見つけた。その巨木の裏手はちょっとした藪になっており、少し強引に分け入っていくと、小さな池があった。立て札がかかっており、読んでみると、その池は「葛羅の井」(写真)と呼ばれる湧き水とのことだった。
興味深いのは中世からあるとされるこの湧き水も、その後数百年も忘れ去られた後、戦後永井荷風によって再発見されたというのである。

しかし、この住宅地のド真ん中に何故か、この湧き水と巨木が未だ不自然な形で残っていることのほうが不思議に思えてくる。
緑色にどろりとした水を湛え、池は護岸されてしまってはいるが、かつてこの辺りに清らかな名水がふんだんに沸いていたようだ。
さて、そんな隠れた名所を眺めていると瞬く間に10分、15分が経ってしまい、踵を返して「湯-トピア西船」に赴くと、すでに玄関には脱ぎちらかされた靴が複数置いてあるのを見つけた。
「こんな早い時間から風呂に来る奴がいるのだな」と関心してしまった。
しかし、ここは銭湯なのか、それともスーパー銭湯なのか。
いや、いずれとも違う。
フロントはホテルのようなあんばいで白のブラウスに黒いベストを着た女性が立つ。
わたしがお金を払おうとすると女性は「サウナはいかがですか?」と言った。
ほう、サウナもあるのか。それはいい!
料金は入浴料とサウナ、そしてバスタオルがついて800円である。
早速、浴室に入ってみると、やはりそこは銭湯とは一線を画す洋風の風呂場が出現したのである。
天井は高くところどころにステンドグラスを散りばめ、壁は洋風のモダンな演出、そこにシェル型の灯りが点々と点灯している。
観葉植物があちこちに飾られ、どこかホテルの大浴場に来たみたいだ。
驚いたのが、露店風呂。
今度は一転して和風の趣きである。
赤い鳥居に弁天様の橋。そこには池があり、錦鯉が優雅に泳いでいる。
一歩間違えば悪趣味にも映るその風呂はわたしのような古い銭湯が好きな者にとってはなにか落ち着かない。
しかし、よくよく考えれば、やはりここは千葉県!そして船橋!
怪しげであり、どこかちぐはぐな雰囲気はやはり千葉県の王道を行く!
なんとなく落ち着かず、サウナも早々に切り上げて、わたしは30分ほどで風呂から上がった。
すると、フロントの女性は「あら?早いですねぇ」。
西船の風呂に湯あたりしたのか、その日わたしは酒場に寄らずに帰宅した。
そういうところに意図せず入ってしまうと、自分のイメージとのあまりの乖離に引いてしまって、くつろげない事があるね。
俺も、茨城にいたときに行ったある風呂で、風呂施設のそれぞれが風水を元にして作られているっていうところがあって、何故だかサウナとかの中に仏像が安置してあったりして引いたことがあるなあ。
ただ、そこは見た目がそんな感じだったりしてなんかすっとぼけてたけど、泉質や設備自体は良かったので、俺はたまに行ってたけど。
しかしああいうのって、外風呂もある意味「晴れの場」として経営者がとらえてるからそんな風になるのかなあ?
けど、そういうところって毎日のように通いたくなる風呂としては、中々難しい気が、俺の場合はするけどね。
それもまた、いとおかしなんだけれどね。
東京の銭湯はだいたいオーソドックスな造りで、たまに刺激を求めて地方の風呂にも入りたいと思っているよ。
>俺も、茨城にいたときに行ったある風呂で、風呂施設のそれぞれが風水を元にして作られているっていうところがあって、何故だかサウナとかの中に仏像が安置してあったりして引いたことがあるなあ。
そこって、一緒に行かなかったっけ?
海のすぐ近くの温泉。
なんか、洞窟みたいなのがあったような気がするなぁ。
また、茨城の温泉を回って、小欄に書きたいよ。
茨城もなかなか面白かったね。
HPがあったよ
http://www.ajigauraonsen.jp/
大深度からくみ上げたかなり濃い食塩泉で、泉質は良かったなあ、あそこ。
けど、改めてHPで見てみても、外観は引く感じだなあ・・・。風水で作ったとはいえ何でこんなにゴチャゴチャさせてしまうんだろ?(苦笑)
ラブホのようなつくりだねぇ。
でも、露天から見た太平洋は絶景だったなぁ。
>風水で作ったとはいえ何でこんなにゴチャゴチャさせてしまうんだろ?(苦笑)
風水はシンプルにきれいに整頓するのがその目的なのにね(笑)。
ここに再び訪れることはあるのかなぁ。もう一度行ってみたい気もするよ。