ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

CAROL LAWRENCE

2006年03月30日 | 女性ボーカルL
CHOREO盤のCAROL LAWRENCE の“This Heart of Mine”です。実はこのアルバムも購入してから今晩聴くのが2度目です。購入してワクワクして聴いた時にあまりに音が悪く気分を害して1曲目が終わってからは針を上げそのままお蔵入りしていました。今しがた久し振りにモノラル針で聴いたのですが、やはり音が悪く、伴奏の音だけがいやに強調されボーカルの音は全く抜けている状態でした。それをこのプログに書こうとしたのですが、もう一度ステレオ針で初めて聴いてみました。すると音が蘇りました。というか最初からステレオ針で聴くべきだったのでしょう。自分の短気を反省しながら新しい一枚のアルバムを購入した気持ちです。これほどモノラル針とステレオ針の違いが出たアルバムは初めてです。ステレオでの録音が良いということなのでしょうか。それとこのアルバムはアメリカ盤の再発物のようです。
さてこの彼女は舞台のウエストサイド物語でマリアを演じたキャロル・ローレンスです。ちなみに映画で主役のマリアを演じたナタリー・ウッドは全曲歌うつもりで全曲録音していたのですが製作サイドからNGがでて吹き替えに決定したそうです。このウエストサイド物語が有名で人気を博したのは出演者の力量もあるでしょうが、レナード・バーンスタインが作曲しているところも大きいのではないでしょうか。
肝心のキャロルの歌ですがジャズテイストは少し薄いものの上手いです。声に張りがあってしなやかな美声だと思います。
オーケストラ伴奏でHERRY BETTSとDICK HAZARDの二人で指揮アレンジが行われています。またBUD SHANKが参加しています。B面のMORE THAN YOU KNOWあたりではしっとりと歌い上げ心を揺さぶります。


収録曲は
1,I Get Along Without You Very Well
2,Tell Me Lies
3,This Heart Of Mine
4,The Year Turns 'Round
5,There's A Lull In My Life
6,I'm Gonna Wear Your Love
7,I Wonder What's The Matter With Me
8,I Love You Porgy
9,Come Away With Me
10,More Than You Know
11,So It's Spring
12,Goodbye John
13,When The Sun Comes Out

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