ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

地味ジャケのPEGGY LEEですが

2009年02月12日 | 女性ボーカルL
COLUMBIA/CL 6033/PEGGY LEE/BENNY GOODMAN-PEGGY LEE/10inch

このジャケットは地味なジャケットで彼女のフォトもありません。黄色に赤というアイドマ上は最も人目を引く色彩が使われていますがBENNY GOODMANの文字の方が大きくPEGGY LEEの文字はそれよりも少し小さく表されています。彼女がベニー・グッドマン楽団に所属していた時に録音されたもので、それは1941年から1943年の間で詳しい録音期日は彼女の公式HPに記されています。本アルバムはその彼女の初期の音源が聴ける1枚です。
彼女はベニー・グッドマンに見出される形で同楽団に入り、楽団員のデーブ・バーバーと同時に退団したのが1943年ですが、その間に録音された曲から抜粋された8曲です。余談ながら彼女はそのバーバーと結婚したのは皆さんもご存知と思います。この’41~’43年の間に28曲を彼女は録音したのですが、日本でSONYから発売されたELMER'S TUNE(1972年発売2枚組))にはそれらの総てが網羅されているようですが、僕は未所有です。彼女のボーカルは元来背伸びしたところや迷いなどを感じさせず、淡々と歌いながら情感をたたえているのがお気に入りな所以です。本アルバムでは彼女が20歳台前半のまだ未婚の頃の収録でさすがに初々しさというか若々しさを感じさせるところがあるのがまた新鮮でもありますが、若々しくても決して未熟ではありませんぞ。

ちなみに1941年9月時のグッドマン楽団のメンバーはBenny Goodman (cl), Skip Martin, Clint Neagley (as), George Berg, Vido Musso (ts), Chuck Gentry (bar), Billy Butterfield, Al Davis, Jimmy Maxwell, Cootie Williams (t), Cutty Cutshall, Lou McGarity (tb), Tom Morgan (g), Morty Stuhlmaker (b), Mel Powell (p), Jo Jones (d), Peggy Lee (vo)ですが数ヶ月後にはドラマーは Jo JonesからSid Catlettに替っています。

収録曲/A面/1, MY LITTLE COUSIN/2, LET'S DO IT/ON THE SUNNY SIDE OG THE STREET/4, WNITER WEATHER/
B面/1, NOT MINE/2, WHERE OR WHEN/3, THE WAY YOU LOOK TONIGHT/4, SOMEDAY NOBODY LOVES/

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