ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

TERRY MOREL

2006年04月17日 | 女性ボーカルM
BETHLEHEM盤でテリー モレルの“SONGS OF A WOMAN IN LOVE”でこれは国内発売のコロンビアです。彼女はフィラデルフィア生まれらしいですが生まれ年は不詳のようです。女性に生まれ年は関係ないのでしょう。どうも我ら男性(私だけ?)は一応気になるようです。本アルバムは1955年にロング・アイランドの「モントクレア・サパー・クラヴ」における録音で、彼女の歌い出しから、ぐっと引きずり込まれます。色気のある声というか妖艶というか成熟した味わいが感じられる歌い回しです。2曲目以降もその妖艶さで歌い続けます。ハービーマン(懐かしい)がそれに応えればライブ会場内は酒の薫りが漂っているような気がします。こういう雰囲気のライブで楽しんでみたいという気にさせるアルバムです。彼女の声はややハスキーでクリスコナーを少し連想しますが、あんまり感情を込めないでさらりと明るく歌っているのが、私は好きです。今日久し振りに聴いて前回よりより深い魅力を感じました。ジャズはいつも同じ感じを受けるわけではないのでたまには聴き直すという事も大切だろうと思います。あまり所有アルバムが多いと毎日数枚聴いても一通り聴き直すのに数年かかるという羨ましい人もいらっしゃるとおもいますが、私はまだそこまでではありません。

メンバーはテリーモレル(vo)、ラルフシャロン(p)、ジェイケイブ(b)、クリステイフェッボ(ds)、ハービーマン(fl)
収録曲は
1. Mountain Greenery
2. How Abut You
3. The Night We Called It A Day
4. The One I Love Belongs To Somebody Else
5. You Stepped Out Of A Dream
6. You're Not The Kind
7. Too Late Now
8. The Gentleman Is A Dope
9. A Hundred Years From Today
10. Sometimes I'm Happy
11. More Than You Know
12. Who Cares

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