ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

HELEN HUMES

2007年05月11日 | 女性ボーカルH
CONTEMPORARY/M3571/HELEN HUMES/HELEN HUMES/1959

このジャケット写真の彼女を最初に見た時に, 僕は成長したミニラ(ゴジラの子供)を連想してしまいました。変な連想になりましたが, このジャケ写真に岩のようなどっしりガッチリとした風格を感じたのです。どちらかというとジャケ買いなどとはあまり縁がないアルバムでしょう。が 地元のレコード店で, このアルバムを手にした時に“人の行く裏道に花あり”という言葉が浮かびボーカルを聴いてみたくなり値段も, まま美盤にしてはとても廉価だった為に購入したのです。その彼女ですが1913年ケンタッキー生まれで、スカウトされベイシー楽団へ入団した等の事は後から知ったのです。本アルバムは彼女がCONTEMPORARYに在籍した1959年から1961年の最初の年に収録されたもののようです。彼女の歌い回しですが声を張って歌う部分も多いのですがやや高い声で歌う時に甘さと上手さが増し魅力が増すように感じます。ジャケット写真を見ると粘った声を聴かされそうな印象がありそうですが、そういうアクの強さもなく僕にはエラの声を少し高くした感じに思えます。軽快なテンポで歌うA-1のYOU CAN DEPEND ON MEやA-3のAMONG MY SOUVENIR, 少しブルージな味わいでしっかりと歌い上げるA-5の STAR DUST, 曲間にリラックスした様子で鼻歌まじりで歌い聴いていると知らぬうちに幸せな気分になるB-1のWHEN I GROW TOO OLD TO DREAM, 抑えてスローに歌いアンドレプレビンのピアノ伴も光るB-3のBILL,あたりの曲がお気に入りです。バックの豪華なメンバーの演奏も楽しめますし, 録音も悪くありません。

パーソナルは, HELEN HUMES(vo), BENNY CARTER(tp), FRANK ROSOLINO(trb), TEDDY EDWARDS(ts), ANDRE PREVIN(p), LEROY VINNEGAR(b), SHELLY MANNE(ds), MEL LEWIS(ds)
収録曲
A面
1, YOU CAN DEPEND ON ME
2, TROUBLE IN MIND
3, AMONG MY SOUVENIRS
4, AIN'T MISBEHAVIN'
5, STAR DUST
6, BILL BAILEY
B面
1, WHEN I GROW TOO OLD TO DREAM
2, A GOOD MAN IS HARD TO FIND
3, BILL
4, TAIN'T NOBODY'S BIZ-NESS IF I DO
5, I GOT IT BAD AND THAT AIN'T GOOD
6, WHEN THE SAINTS GO MARCHING IN

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>ebiさん (kuiren)
2007-05-14 18:19:38
こんにちは, >ebiさん

>バラード系ではかわいい歌声で歌うことが多く、ジャケットとの落差がブルースない人ですね(笑)
ebiさんもジャケットとの落差を感じられますか。同意同意です(笑)
僕は彼女の所有アルバムは今のところこの一枚だけです。
>Columbiaの「The Talk Of The Town」が秀逸盤
どこかで見かけたら入手したいと思います。
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声と姿 (ebi)
2007-05-13 22:36:14
彼女はOJCがアナログいっぱい出していたころコンポラ盤何枚か買いましたがこの盤は逃してしまいました。
If I Could Be With Youのヒットで有名な人ですがコンテンポラリィでは「Songs I Like To Sing!」 S7582で再演していますね。
バラード系ではかわいい歌声で歌うことが多く、ジャケットとの落差がブルースない人ですね(笑)
Columbiaの「The Talk Of The Town」が秀逸盤ですね。
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