ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

中域が厚いボーカル本来の味が楽しめるPATTI PAGE

2009年01月14日 | 女性ボーカルP,Q
MERCURY/MG25059/PATTI PAGE/PATTI PAGE/10inch/

このアルバムは彼女の最初のLPでしょうか?正確な事が分からないのですが、1951年録音のMERCURY/FOLKSONG FAVORITESが1951年とされているのですが、本アルバムは1950年となっています。これ以前はSP盤になると思いますので、最初のLPかなと思ったのですが・・。本アルバムは以前のSP盤音源からのを収集して10inch盤LPとしたのではと考えているのですがどうでしょう?正確な事をご存知の方がいらっしゃれば教えていただきたいと思います。このレコードは再生音域があまり広くなく音のキレイなSP盤を聴いて入るような印象があって、その分ボーカルの最もおいしい部分である中域が厚い再生が聴けます。彼女のボーカルが生々しく目の前で展開されるのは最近の広域再生盤では味わえない何ともいえない濃蜜さと味があると思います。ジャケットはSP盤によくあるようなペラペラジャケで実に頼りないものですが、これも一つの味と思えば別に不足は感じません。どの曲も彼女の若々しく深味のある歌声を楽しめます。
収録曲/A面/1, CONFESS/2, WUTH MY EYES WIDE OPEN/3, THAT OLD FEELING/4, WHISPERING/B面/1, ALL MY LOVE/2, SO IN LOVE/3, OKLAHOMA BLUES/4, ROSES REMIND ME OF YOU/

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4 コメント

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Unknown (l ken)
2009-01-15 22:48:27
とつてもおひさしぶりですね。
それとおくれましたが、、、
寒中お見舞い申し上げます。

世界経済減速で、、、
海外出張申請もボツることばかり、、、
とほほほほほ。

とはいっても元気でやっております。
L-kenさん (kuiren)
2009-01-15 23:18:25
こんばんは

ご無沙汰しております。
こちらは苦戦しつつも、まだ何とか凌いでおりますが
いつまで凌げるかどうか誰都不知道であります。

今月は18日に名古屋に行く予定になっています。
そちらまで足をのばせればいいのですが。

またお会いしてゆっくり歓談したいですね。
廉退了工作在前年底。我越来越寂寞了。
多重録音 (ken-k)
2009-01-18 23:04:21
kuirenさん、今晩は。
この10inchLPは、彼女のファースト・アルバムです。47年録音の"Confess"から、50年録音"With My Eyes Wide Open""All My Love"までの、最初期の歌唱を楽しむことが出来ますね。仰るとおりこの頃はSPレコード全盛期の時代ですよね。イコライジング・カーブがRIAAでないので私の装置でも中音域が強調されるように聞こえます。
ジャケットはご提示の封筒型ペラジャケのタイプと通常の厚紙スリーブの物があります、どちらが最初の物かは不明です。製作は前者の方が簡単ですので、此方が最初かなとは思っているのですが、あくまでも私見です。レコードはどちらもフラット・エッジで艶ありの黒地に金色印刷、マトリックス番号も同じでした。
所で、"Confess"は男女の掛け合いで歌われるのが当時一般的だったのですが、ペイジ版では、女性のパートと男性のパートを両方とも、彼女自身で歌って、多重録音したそうです。これはポピュラー音楽史上初めての試みだったそうです。これを発展したのが"With My Eyes Wide Open"で、一人四重唱を披露しています。ラベルのインデックスには"The Patti Page Quartet"と表示されているそうです。この曲は彼女にとって始めての全米No.1ヒットでもあります。
おはようございます (kuiren)
2009-01-19 09:35:00
ken-kさん

おはようございます。

何軒かのレーコード店で訊ねたのですが、このアルバムはペラジャケが先に発売されたそうです。ペラジャケも厚紙スリーブも内容には変りないと思いますが。

>ポピュラー音楽史上初めての試み
多重録音は僕も最初に聴いた時にこの時期に多重録音とはと驚きポピュラー音楽分野でも相当に極く初期での試みとは思いましたが初めての試みとは知りませんでした。ありがとうございました。