NORMAN/NL300/CEIL CLAYTON/CEIL CLAYTON/
ノーマンのオリジナル盤が入手できたので国内盤につけくわえて書き足しました。やはりオリジナルは再発盤と比べるとベール1枚分2枚分剥ぎ取ったような鮮明さがあります。再発盤や復刻盤と言われる盤とオリジナル盤を聴き比べると特にボーカルやシンバル、ピアノの各音がかなり違うように思えます。オリジナル盤すべてが再発盤やセカンド盤より良いとは一概に言えないとは思いますが、オリジナル盤の方が再生音が良い確率は相当に高いものがあると思います。
所有のアルバムはモノラル盤ですが、この弱小メーカーのノーマンもモノラル盤とステレオ盤を出していたようでモノラル盤はNLで始まりステレオ盤はNSで始まるようです。このNORMANのCEIL CLAYTON盤も弱小メーカーゆえの発売枚数の少なさからオリジナルはかなり高額で売られています。が出会えるのは稀でレア盤の1枚であるのは間違いないでしょう。
*以下。以前の記事です。一部省略。
NORMAN/NCSP-97-04/CEIL CLAYTON/CEIL CLAYTON/日本NORMA/
本アルバムの主人公であるシール・クレイトンは高校の時からピアノとボーカルを学び始めたそうで、ニューイングランド音楽院へ入って磨きをかけた後にヴォーカリストとしての道を歩むようになります。ボストンのラテン・クオーターで歌ったりしたあと、戦争後にセントルイスへ来て本アルバムの録音となったようです。このセントルイスのNORMANというレーベルはこれまたマイナーなレーベルでジャケット裏面のその他のアルバムを見てもDIXIE物が1枚、ジャズらしき物が1枚であとはポップ系のが数枚という表記でした。本アルバムが一番のジャズ・アルバムと言える1枚かも知れません。下の写真はセントルイスの繁華街にあった“D's”という人気のあったビストロで彼女はしばしば演奏していたようで、その写真が裏面に有りましたので載せておきます。趣のあるビストロの風情で、ちょうどライブを聴くには程よい大きさのお店のようで、僕はこういう店が好きですねぇ。まず彼女のピアノですが力強いタッチで女性が弾いているような感じを与えません、また彼女が歌っている間もしっかりと弾かれており別人が弾いているのかと最初は思いました。彼女のボーカルはみずみずしく新鮮なパセリのようなボーカルで聴いていても清々しい気持ちになりストレートに楽しく幸福感でこちらの心を満たしてくれます。このアルバムのどの曲も良い出来と思うのですが、僕のお気に入りを敢えて言えばA-6のTHAT'S ALLでしょうか、でも他のもやっぱりイイですね。オリジナルがもう少し安く手に入ればなぁ~、NORMA盤と違ってドラムやピアノの音がどのぐらい違うんだろうか、やっぱり聴いてみたい僕です。どなたかお持ちの方がいらっしゃれば感想を聞かせていただいたいと存じます。
パーソナル:CEIL CLAYTON(p. vo), DAVE MORTLAND(g), VIC CIPPONERI(b), DAVE RICH(ds), RICH O'DONNELL(per)
収録曲/A面/1, YOU MEET THE NICEST PEOPLE/2, LITTLE GIRL BLUE/3, YOU DON'T HAVE TO BE A BABY TO CRY/4, NEVER LEAVE YOUR SUGAR/5, CONEY ISLAND WASHBOARD/6, THAT'S ALL/B面/1, I WANT A LITTLE BOY/2, I LEFT MY HEART IN SAN FRANCISCO/3, A TROUT NO DOUBT/4, ALLEY CAT/5, BILL BAILEY WON'T YOU PLEASE COME HOME/6, MUST YOU GO
ノーマンのオリジナル盤が入手できたので国内盤につけくわえて書き足しました。やはりオリジナルは再発盤と比べるとベール1枚分2枚分剥ぎ取ったような鮮明さがあります。再発盤や復刻盤と言われる盤とオリジナル盤を聴き比べると特にボーカルやシンバル、ピアノの各音がかなり違うように思えます。オリジナル盤すべてが再発盤やセカンド盤より良いとは一概に言えないとは思いますが、オリジナル盤の方が再生音が良い確率は相当に高いものがあると思います。
所有のアルバムはモノラル盤ですが、この弱小メーカーのノーマンもモノラル盤とステレオ盤を出していたようでモノラル盤はNLで始まりステレオ盤はNSで始まるようです。このNORMANのCEIL CLAYTON盤も弱小メーカーゆえの発売枚数の少なさからオリジナルはかなり高額で売られています。が出会えるのは稀でレア盤の1枚であるのは間違いないでしょう。
*以下。以前の記事です。一部省略。
NORMAN/NCSP-97-04/CEIL CLAYTON/CEIL CLAYTON/日本NORMA/
本アルバムの主人公であるシール・クレイトンは高校の時からピアノとボーカルを学び始めたそうで、ニューイングランド音楽院へ入って磨きをかけた後にヴォーカリストとしての道を歩むようになります。ボストンのラテン・クオーターで歌ったりしたあと、戦争後にセントルイスへ来て本アルバムの録音となったようです。このセントルイスのNORMANというレーベルはこれまたマイナーなレーベルでジャケット裏面のその他のアルバムを見てもDIXIE物が1枚、ジャズらしき物が1枚であとはポップ系のが数枚という表記でした。本アルバムが一番のジャズ・アルバムと言える1枚かも知れません。下の写真はセントルイスの繁華街にあった“D's”という人気のあったビストロで彼女はしばしば演奏していたようで、その写真が裏面に有りましたので載せておきます。趣のあるビストロの風情で、ちょうどライブを聴くには程よい大きさのお店のようで、僕はこういう店が好きですねぇ。まず彼女のピアノですが力強いタッチで女性が弾いているような感じを与えません、また彼女が歌っている間もしっかりと弾かれており別人が弾いているのかと最初は思いました。彼女のボーカルはみずみずしく新鮮なパセリのようなボーカルで聴いていても清々しい気持ちになりストレートに楽しく幸福感でこちらの心を満たしてくれます。このアルバムのどの曲も良い出来と思うのですが、僕のお気に入りを敢えて言えばA-6のTHAT'S ALLでしょうか、でも他のもやっぱりイイですね。オリジナルがもう少し安く手に入ればなぁ~、NORMA盤と違ってドラムやピアノの音がどのぐらい違うんだろうか、やっぱり聴いてみたい僕です。どなたかお持ちの方がいらっしゃれば感想を聞かせていただいたいと存じます。
パーソナル:CEIL CLAYTON(p. vo), DAVE MORTLAND(g), VIC CIPPONERI(b), DAVE RICH(ds), RICH O'DONNELL(per)
収録曲/A面/1, YOU MEET THE NICEST PEOPLE/2, LITTLE GIRL BLUE/3, YOU DON'T HAVE TO BE A BABY TO CRY/4, NEVER LEAVE YOUR SUGAR/5, CONEY ISLAND WASHBOARD/6, THAT'S ALL/B面/1, I WANT A LITTLE BOY/2, I LEFT MY HEART IN SAN FRANCISCO/3, A TROUT NO DOUBT/4, ALLEY CAT/5, BILL BAILEY WON'T YOU PLEASE COME HOME/6, MUST YOU GO
むかし何度も購入する機会はあったのですが、小生に見る目がなく見送っていました。
自分の耳だけを頼りにジャズを聴いてきた小生のような無手勝流は見落しも多いのです。
本日もフレッシュサウンドHPにてデビー・ムーアという人が再発されているのを見かけ、
早速ググッてみましたらなんと(やはり?)kuiren様のブログがヒットするではありませんか。
拝読していたのに忘れていたんですね。でも潜在意識には残っていたのかもしれません。コレクションはこうした小さな発見の積み重ねで拡がってゆくものです。ありがたいです
こんにちは
今日はこちらは天気の良い休みという事で、朝起きて顔を洗って着替えして。それからビッグ・バンドをお隣りに迷惑かけない程度の大音量で聴いていました。
いやぁ~、スカッっとしました。年明けからの仕事のストレスが吹き飛んだような気がします。
>むかし何度も購入する機会
僕もそういう経験はたくさん有りますし、今での見逃したばかりに出会えないアルバムがかなりあります。
後悔してグチをこぼすと友人はいつか必ず入手できるからと慰めてくれるのですが、“逃がした魚は大きい”という気になって、もう出会えないのではと弱気になってしまいます。
お互いに諦めずに求め続けていきましょう、“何とかなるさ”ですね(笑)
>早速ググッて
Googleで調べることをググるというのは初めて聴きましたが、イイ表現ですね。これからは拝借して使わせていただきます(拝)。米国でも最近は、何かを友達に尋ねると自分で調べろよという意味で“Do Google”と返答される事も多いと息子がこぼしていました。
同じノーマ盤LPを私も持っています。kuirenさんのアップを見てさきほど聴いてみましたが、やはり惚れ惚れです。あっさりした感じの歌唱、ピアノですが、曲ごとに余韻が感じられて好ましいです。
アップテンポの曲もよいですが、僕はスローなものがピアノも含めてより気に入っています。「Little Girl Blue」、「Never Leave Your Sugar」(いいメロディですね)、「That's All」、おなじみの「I Left My Heart in San Francisco」など、選曲のセンスもいいと思います。
この一枚だけでしょうが、Ceil Claytonは忘れられない歌手になっています。
こんばんは
このアルバムはやっぱり内容ヨシですよね(嬉)。
彼女のリーダー・アルバムとしては多分これ一枚なんでしょうね、確実なところは知らないのですが。
このNORMA盤でどれくらいの枚数がプレスされたんでしょうか?
レコードのプレスは、TOYOKASEIで原盤の耐用枚数(スタンパーライフ)は,LP盤2000枚プレスが2000枚と聞いているので国内2000枚とすると、これすらも入手が段々と難しいアルバムかも知れません。またNORMAが再々発売してくれれば売れるのでは思うところです。
一聴して思ったこと。ああ、一生ものの宝物を手に入れることができた。しばし陶然、です。
前者は、小生の愛するジェシー・パーカーを凌ぐやもしれないと感じた瀟洒な弾き語り、
後者は、これも小生の好きなジェーン・フィールディングを思わせる涼やかな歌いっぷり。
芳醇なワインを思わせる洒落た名演をこうして味わえる幸せを、ひとり噛み締めております。
kuirenさまのご紹介がなければ永久に聴かなかったかもしれず、ただただ感謝あるのみです。
ひとつご提案なのですが、いずれこちらのブログを本に纏められてはいかがでしょうか。
文章は格調高く、資料としての価値も高い。もちろんカラーで。小生は買いたいです。
もうご入手なされるとは(驚)、でもスムーズに入手できて本当によかったですね。
それもドナ・ブルックスと一緒に届くとは、多分それらをお聴きになりながら、思わず頬が緩るんで来ている表情が想像できるような気がします。
>小生の愛するジェシー・パーカー
彼女のアルバムもイイですよね。僕も大好きで時々取り出しては聴いております。