ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

IRMA CURRY

2008年04月18日 | 女性ボーカルC
COLUMBIA/CL1754/IRMA CURRY/LOVE IS A NECESSARY EVIL/1962年

このイルマ・カリィというにシンガーについてはよく知りません。ライナー・ノートを読むとどうもボルティモア出身のようでまず教会で歌いクラブで活動した後にライオネル・ハンプトン楽団のシンガーとして西海岸から東海岸までツァーしたとあります。彼女が黒人か白人かも分からないとジャズ批評で坂田氏もコメントしていらっしゃいますが、僕にそれ以上分かるはずもないわけです。本アルバムの彼女のボーカルを聴くとやはり黒人じゃないかなと思えるのですが粘りはなく滑らかな聴き心地で肌に馴染みやすいボーカルです。曲によってはブルース調のもありますが、大半の曲はジャズ・テイストを満たしたものになっています。曲によってはバック・コーラスに男性シンガーが加わります、これについては好き嫌いが分かれるところでしょう。僕の一番のお気に入りは軽快に歌われるCAN'T HELP ITや少しネットリとした歌い回しになりますがNO SPRING THIS YEARがしっとりと聴けて好きです。女心の寂しさを歌ったNO ONE CAME TO MY PARTYを聴くとついホロリとしそうな説得力があってこの曲も大好きです。ジャケットは判りやすいリンゴの写真で本来はリンゴの真ん中に貼られていないシールがあるのと右上に価格シールがあり価格はLIST PRICE $3.98, OUR PRICE$3.00となっていますが、これは剥がさずに温存しておくつもりです。

DON ELLIOTT指揮によるオーケストラ伴奏:MEL LEWIS, BARRY GALBRAITH, CHUCK WAYNE, JO JONES, HAL McKUSICKというメンバーが参加していますがソロはほとんどなくそれが残念です。
収録曲/ A面/ LOVE IS A NECESSARY EVIL/ A STRANGER IN THE CITY/ FORGET ABOUT THE BOY/ TOO MUCH TO SOON/ WHEN SUNNY GETS BLUE/ B面/ FOREGETFUL/ CAN'T HELP IT/ NO SPRING THIS YEAR/ AIN'T NOBODY HOME/ NO ONE CAME TO MY PARTY/ LEAVIN' TOWN/ LOVE IS A NECESSARY EVIL/

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