ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

RALPH SHARON

2008年04月22日 | ジャズ全般
COLUMBIA/CS 9213/the RALPH SHARON trio/THE TONNY BENNETT SONG BOOK/stereo/(MonoはCL2413)

このラルフ・シャロンというピアニストはジャズボーカル本には必ずその名前が出てくる人で、それだけシンガーの伴奏を多く務めたとも言え, 女性シンガーとの競演盤としては奥さんとのBETHEHEM/SUE & RALPH SHARON/Mr &Mrs JAZZやクリス・コナーの伴奏も務めたピアニストですが、何よりトニーベネットの伴奏を長くしていた事で有名です。トニー・ベネットはこのイギリス出身のラルフと1954年から最近まで一緒に仕事をしていたそうですからその気に入り度が推し量れるというものです。ラルフは伴奏とアレンジもしていたわけですが、本アルバムは言うなればトニー・ベネット抜きのトニーベネットの歌集というべき内容で、どこかのクラブラウンジで寛ろぎながらサラっと聴ける内容ですが、そこにトニー・ベネットが傍らで休んでいそうな雰囲気もあり、またラルフのピアノも軽く歯切れが良くて聴きやすいので、こういうアルバムが疲れた時などに聴くには持ってこいです。このアルバムではJUST IN TIMEと勿論 IN SAN FRANCISCOが特にお気に入りですがアルバム全曲ともにスムーズに聴き通せます。私事ですが今月は弔事が5つもあり, 自分もそういう年回りになったのかと思うのですが、今晩はこのピアノ・アルバムを聴きながらゆっくりしようと思っています。

パーソナル:RALPH SHARON(p), HAL GAYLOR(b), BILLY EXINER(ds)
収録曲/ A面/JUST IN TIME/ I WANNA BE AROUND/ WHO CAN I TURN TO/ ONE FOR MY BABY/ THE KID'S A DREAMER/ BLUES FOR A RAINY DAY/ B面/ THE GOOD LIFE/ YOU CAME A LONG WAY/ FROM ST. LOUIS/ BORN TO BE BLUE/ (I Left My Heart) IN SANFRANCISCO/ STRANGER IN TOWN/ BLUES FOR MR.T./

最新の画像もっと見る