三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

旅二日目・2 直島へ

2012-10-19 21:21:41 | ちょっと遠くに行きました。
〈9月27日の食事〉
朝:玄米クリームブラン・イチジク 緑茶
休憩:りんごの炭酸飲料 @地中美術館内カフェ
夜:ドライカレー 生ビール@Little Plum

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こちらからの続き。
ゆえに、食事写真・内容は重複になります。

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さて、直島着。
時刻は既に15時近い。
美術館の閉館は18時、別のアートプロジェクトは16時である。
依然としておちおちしていられないので、先を急ぐ。

島の町営バスに乗り、まずは「家プロジェクト」へ。
これは元々存在していた古民家などを、色々なアーティストがアート化した作品群である。

その中でもっとも印象的だったのは、「南寺」だ。
(って、実を言うと、時間切れで全部廻りきれなかったんだけど…)
建物の中は途方もないほどの暗がりで、手で壁に触れて確認しながら前に進む。
が、実はずっと弱い光で満たされていて、目が慣れて初めてようやく届くのだ。
ものを見るのには光が必要である。
普段は気に留めないそんな事実を思い出させてくれた、貴重な体験であった。

さて、どんどん次に行こう。
「直島の美しい景観を損なわないように」と、建物の大半が地下に埋設されたつくりなのが、「地中美術館」。
フロアがすべてB1よりも下ながら自然光が降り注ぎ、一日・または四季を通して作品の表情が変わるのだという。
これまた、条件を変えて再度訪れたい場所である。
こちらでは観賞後にカフェで一休みし、ようやく一息ついた。

地中美術館をあとにし、港へ行くバスの停留所までは歩く事にした。
その30分ほどかかる道の途中途中の海岸に、半ばほっとかれるようにして、アート作品が点在しているのである。
(※スタイルとしてはこんな感じだが、「ベネッセ ハウスミュージアム」の所蔵作品)
時刻は既に17時台、空がオレンジから紫色に染まりかけ、夕日を受けて光る瀬戸内海がきらきらと美しい。

そして、これだ。
草間彌生さん作、「南瓜」。




なにしろこの作品の写真が目に止まり、「これ見たいな。そうだ、一人旅の行き先はここにしよう!」と決めたほど、強く惹かれた作品である。
そりゃあもう何枚も写真に収めたし、脳内には「やっと会えたね…」という気障なセリフが湧いてきたさ。
とにかく、満足だった。

一日歩き回って、すっかり汗みどろだ。
じゃあ汗を流したいよね…というシチュエーションにピッタリなのが、「I♡湯」である。
何か、といえば銭湯なのだが、これもまた大竹伸朗さんによるアート作品なのである。
衣食住のうち「住」に該当するものまでアートだなんて、どれだけアートに満ちあふれているのですか、直島は。

目に満足、体もすっきり…としたところで、ようやく胃を満たす。
港近くのカフェバーにて、ドライカレーを、ビールを。
染みた、染みた、美味しかった。
ごちそうさまでした。

島で過ごす時間を名残惜しみながら、岡山行きの最終フェリーに乗って直島をあとにした。
時間の心配をしないで夜の島を楽しめるし、時間のなさから鑑賞を見送った作品・美術館もあるし。
次は島に泊まって巡りたいな、と強く思った。

こうして終わった「島巡りの旅」。
道中で何回か旅の様子をツィートしたのだが、岡山に住む方や各島でアート巡りをしたことがある方から、おすすめスポットのリプライをもらえたのが嬉しかった。
特に豊島へは、時間のなさからあきらめかけていたから、もし勧めてもらわなかったら諦めていたかもしれない。
あの素晴らしい空間を味わうことなくこの地を去っていたらと思うと、ぞっとするわけで。
本当に勧めていただけてよかったです。
改めてありがとうございます!

岡山に眠って一眠り。
目が覚めたら、一人旅最終日だ。

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おまけ

直島・豊島は香川県なのだが、うどん県知事であらせるキャナメのポスターをみて、ここは香川県なのだと強く意識。


犬島へ

2012-10-18 20:55:13 | ちょっと遠くに行きました。
〈9月26日の食事〉
朝:ハムとチーズのサンドイッチ(イトキトのライ麦パン使用) ほうじ茶
休憩:犬島ジンジャーエール @犬島チケットセンター内カフェ
間食:ぶどうのパフェ @ホテルグランヴィア岡山・カフェレストラン オリビエ
夜:デミカツ丼定食 @平井食堂

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毎年恒例となりつつある、夏期休暇を利用した一人旅。
今年は行き先を瀬戸内海にした。
ベネッセが運営するアートの島々を巡るのだ。

一日目のこの日は、まずは東京から新幹線で岡山へ。
そこから電車やバスを乗り継ぎ、宝伝港という港から小さな船に乗る。
そうして辿り着くのが本日の目的、犬島だ。

犬島に着くなり、港から程近い距離にある『精練所』へ。
しょっぱなにして、本日のクライマックスでもある。

精練所は、明治時代に製銅工場として使われていた遺構を、美術館にリノベーションしたもの。
収納物は、建物内部の構造を生かした美術作品あり、三島由紀夫邸の築材や言葉を使用した作品ありと、盛りだくさんである。
が、個人的にもっとも胸を打ったのは、建築物としての精練所の姿そのものだ。



私はもともと、鉄骨やコンクリート、レンガなんかを利用した近代的な建物が好きである。
木の温もりより、無機質な物の織り成す直線や曲線に美を見出だす質だ。
さらにそれが経年変化を見せ、朽ちていたりなんかしたら最高。
真っ青な瀬戸内海や、のどかな樹木とのコントラストもまた絶妙。
この精練所は、まさに自分好みの空間なのであった。



チケットセンター内のカフェにて、オリジナルのジンジャーエールでひと休み。
来た道を逆に辿って岡山駅に着けば、既に夕方17時台。
時間に追われて食事時間が取れなかったり、また暑いなか歩いたことから食欲そのものが湧かなかったりして昼食しそびれていたのだが、このタイミングで軽い食事を摂ることにした。
食事代わりにしていいのか、そもそも軽いのかそれといった感じだが、フルーツパフェである。

岡山は白桃や(さすが桃太郎のくにである)マスカットなどのフルーツの生産が盛んで、それらを使ったフルーツパフェを作る店が増えているらしい。
それで食べてみたかったのだ。
選んだのは、秋の始まりらしく、ぶどうを使ったパフェ。
洋酒が効いた大人っぽい味わいで、美味しくいただきました。



宿泊先のホテルにチェックインし、荷物を整理してしばし休憩。
落ち着いたら、早くも夕食である。
さて何食べに行こう、えびめしにひるぜん焼きそばにデミカツに、ああでもやっぱりカキオコってのが食べたいな、と事前に知った岡山のご当地グルメが頭を巡る。
が、くだんのカキオコ(牡蠣のお好み焼き)は岡山市のグルメではなく、また今は牡蠣の旬ではないから、あったとしても冷凍物らしい。
それなら、他のものにしよう、デミカツかな。

実を言うと、デミカツ丼(デミグラスソースをかけた豚カツの丼)を食べるのは初めてではなかった。
ここ岡山の名物であるはずだが、なぜだか九十九里のお弁当屋さんでも食べたことがあるのである。
そういう意味では新鮮味はないのだが、美味しいものを食べて満足するのは大切だ。
そうしていただいた平井食堂のデミカツ丼は、とても美味しかった。

お店からの帰りは、歩いて帰れる距離なのにわざわざ路面電車に乗ってみた。
路面電車のない街で育ったせいか、あればおっと思って乗りたくなるし、旅情も駆き立てられるのである。

こうして過ぎていった、ひとり旅一日目。
この日受けた衝撃と、明日以降への楽しみを胸に、いそいそと眠りについたのであった。

遠い目で夏期休暇のことを思い出す ~9月20日から9月25日ダイジェスト

2012-10-16 23:12:27 | 食日記
〈9月20日から9月25日の食事〉

9月20日



クヨクヨしていたら、後輩Hちゃんから「これで元気になってください!」と、これをもらった。
グランドキリン。



こちらの商品サイトにて抽選に応募し、当選したらツイッターやらフェイスブック経由で誰かに送ることができる…というキャンペーンを行っていたのである。
これをプレゼントしてもらった人はセブンイレブンに行き、携帯電話でその引換券の写った画面を見せればもれなく一本もらえる、というシステムである。

などと努めて冷静に書いているが、なんていいシステムなんだろうか。
クヨクヨしていたらビールである。
わらしべ長者もびっくりである(違う)。

ビール、美味しかった。
瓶が薄くて軽いのも好ましいところ。
Hちゃん、いつもありがとう!


9月21日



あまり深く考えずに買った米粉のパン。
ペースト上のものをまとったり、甘そうな具が練り込まれていたりしていなかっため、フランスパン的なまっさらな味を想像していたらしっかり甘くて驚いた。
何のへんてつもない白い顔をして、こともなげに砂糖たっぷりだったらしい。

おまけに、カマンベールチーズを乗せて食べたら、あまりのミスマッチさにまた驚いた。
それぞれ単体では美味しいのに、しっかり甘いパンと、チーズの薄らしょっぱい味や柔らかな食感は、こうも仲良くなれないものか。
パンとチーズって、もっとこう一緒に歩んでいくものではなかったか。
傍目には美味しそうなコンビなのに、決して交わらないふたり。
近くに住んでいるからよく一緒に学校に行くし、校内で顔を合わせれば喋るから仲いいねって言われるけど、実はお互いの携帯番号も知らないんだよね…擬人化するとそんな姿が見えてきたのであった。


9月22日



ようやく、遅れてきた夏休み。
お盆にも帰らないという不義理をしていたが、ここへきて宇都宮に帰省である。
昼は母・妹と外食、夜は母と二人で簡単に。


9月23日



私たちの帰省に合わせ、ホタテやメロンなど、母はよくお取り寄せをしてくれる。
この日はカニであった。
喜び勇んでかぶりつく…が、旬ではないこの時期のカニは、身は柔らかながら、残念ながらそう旨味が濃くない。
それでもポン酢なんかをつけて美味しくいただいたのだけど、ハサミの中や爪に近い部位はちゃんと味が濃く、ポン酢いらずだったのが印象的だった。
カニは、まずは指先から旨味を溜め込むものなのか。
旬の時期の全体が旨味たっぷりなカニだったら、気付かなかっただろう事実である。


9月24日



宇都宮から東京に。
この日まで休みだった妹も同時に東京に戻り、そして一日一緒に遊んだ。
最後は飲みに行って締め…だったのだが、まさかあんなにも雨に降られるなんて。
傘が用を足さないほどの雨に全身ずぶぬれ。
そんな姿でも居酒屋に入るなんて、どれだけ飲みたかったのか。
居酒屋の冷房でどんどん冷えきってゆく体を引っ提げ、尚もしぶとく居座ったのであった。


9月25日



さて、この休暇を利用して、旅に行くんである。
この翌日より二泊三日、瀬戸内海近辺への旅。
この日は旅支度をした。
そして冷蔵庫の整理と、私が家を空けている間に同居人が食べる食事の用意。
ハヤシライスを作り、鍋ごと冷蔵庫にぶちこむ。
こうして休暇の前半は消化されていった。

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続いての投稿は、旅のあれやこれやを書こうと思います。

コンポタという正解 ~9月13日から9月19日ダイジェスト

2012-10-12 23:34:50 | 食日記
〈9月13日から9月19日の食事〉
画像は9月15日のものです。
今回も一週間ダイジェストでお届けします。

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9月13日



目玉焼きの目玉は、凝固していない方がいい。
薄皮を破れば黄身がだらりと流れ出るのがいい。
だが、トーストに乗せるなら話は別だ。
それではかじりついた時に黄身がはじけ、手指にだらりと伝わせてしまう。

だから、トーストに乗せるときの理想は、しっとり。
黄身は固まれど完全には凝固しておらず、パサパサではない。
かじって中を割れば、黄色が濃い。
そんな状態だ。

それを目標にフライパンに卵を落とし入れるのだけれど、同時進行で他の作業も始めてしまったりするから中々難しい。
この日は固まりすぎの目玉焼きが出来たのであった。


9月14日



同じ店の同じメニューでも、夜の方が美味しいことが多い。
覚悟していたことだったが、本当にそうなんだなと。
よし、次からは夜に行くことにしよう。
そして、ランチだけで味の判断をするのは勿体ないかもなと思いつつ、いくら夜には美味しい店でも、ランチだけで判断されて見限られることだってあるのだと。
飲食店における正念場というものに思いを馳せた次第だ。


9月15日



妹と一緒に行動した一日。
まずは横浜・中華街へ。
妹の友達への誕生日プレゼントにと、パンダグッズを買い求めに。

そんな流れで中華街の点心バイキングのお店に行ったのだが、美味しさに食い意地がエスカレート。
店を出たあとに水を飲んだら吐きそうになった、というほど食べ過ぎてしまった。
限界を考えずに食べてバイキングの帰りの車で吐く子どもか。
まったくもって意地汚い。

そのあとは某アイドルのコンサートへ。
歌を殆ど知らないのによいのかしら…という申し訳なさもあったものの、楽しんで見させてもらった。
エンターテインメントの真髄を見た思い。


9月16日



楽しみにしていたイベント。
仲のよいかつての同僚や後輩たちと、フーターズ!である。
ワンサイズ小さいのではないか君、というようなタンクトップとホットパンツをお召しになった、健康的でお美しいお嬢さんがたが、ビールやフライドチキンを持ってきてくれるお店である。
ザッツ・アメリカン!
ひたすらに楽しかった。
この催しを企画し、日にち調整や店に予約などをしてくれたH子に、特に感謝!


9月17日



中目黒にニューオープンした、「燻製アパートメント」へ。
燻製料理をメインに出す「燻製キッチン」の3店舗目は、小さめのビルをまるっと一棟お店にしたという誂え、だから「アパートメント」。
中目黒店の目玉である「マグロの生ハム」はもちろんのこと、いつも頼んでしまうスモークチーズも、カニのクリームリゾットオムレツも、いつもながらに美味しい。
これで全店舗巡ったことになるが、ゆったりと席が設けられていて、居心地の良さは中目黒店がピカイチかなと。
こう書いている間にも、また行きたくなってきた。


9月18日



当ブログのアクセス解析をみると、「揚げ物・油っこいもの」と「眠気」の相関性を検索してここに訪れる方が、思いの外多いようだ。
私のあのときのような疑問や悩みを抱える人は意外と多いものだと、共感は苦しみですら嬉しいものだと気づかされ、胸中は中々に複雑である。
もう一度まとめると、油には、眠くなる物質が特には含まれている訳ではないようです。
ただし、栄養素をフィルターにかける臓器である肝臓の能力を超えると、眠くなるらしい。
要は、油はその人には栄養過多なのだ。
ほどほどにしましょう。
「解毒」には水を飲むこと(余分な栄養を薄める)、睡眠が有効とのことです。


9月19日



コーンポタージュ味旋風はこんなところにも。
色んな変わり種豆腐を出す豆腐屋ジョニーから、コーンポタージュ味のジョニーである。
コーンのジョニー、バタ臭いぞ。



それにしても、何かの味の商品というものは、各社でいっせいにリリースされるけれど、あれはどういった取り決めを以てなされるのだろうか。
例えばこの夏はチョコレート菓子でそれが顕著だったのだけれど、ミント味のものが各社から多数お目見えした。
試作を重ねた暁に製品化が決まって、パッケージを作って物が作られて出荷され、時には広告展開も考えて…という流れを考えると、「今◯◯味が流行ってるから、うちも続け!」と後から飛びついたのでは、流行に乗るには間に合わないと思うのである。
ファッション業界は前々から流行色を「決める」というが、そんな感じで、お菓子協会みたいな団体が「今年はコーンポタージュで行きましょう!」とおふれを出したりするのだろうか。
謎であり、答えを知りたいような知りたくないような。

肝心の豆腐はといえば、コーンポタージュ味はほのかだったものの、滑らかで美味しかった。

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あと一回、ダイジェスト版でお送りします。

ガリポタはまるで閃光のように ~9月6日から9月12日ダイジェスト

2012-10-11 22:32:12 | 食日記
〈9月6日から9月12日の食事〉
今回も一週間ダイジェストです。
メインの画像は、9月6日のもの。

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9月6日



それは閃光のようだった。
ガリガリ君・コーンポタージュのことである。
予想外の味展開に誰もが騒然とし、飛び付き、結果売れ過ぎたためにすぐさま販売終了となってしまった。
この日近辺の、ツイッターにおける「ガリポタ」登場率といったら。

私も運よくありつけることができた。
「ビシソワーズみたいなもんだろう、だったら美味くないはずないだろう」と予想していたが、然り。
思い描いたよりもクリーミーでなかったが、冷製スープの温度をもっと下げたような、とても美味しいアイスだった。


9月7日



とある仕事の佳境一歩前。
その取引先の方から、差し入れに湯布院のプリンをいただいた。



仕事の進捗よりも、私の体調を気遣ってくださるような素敵な方からの贈り物だ。
嬉しくないわけがない。
エネルギーに替えて(実質的にも)、もう一息頑張る。


9月8日



その仕事の、最後の大詰め。
久々の事務所泊まりとなった。
ゆえの、いい加減な食事。

仕事自体はとても楽しんでやらせてもらった。
形になったものは、だからいっそう嬉しいものとなった。


9月9日



しばらく忙しくしてあまり顔を合わさずにいたから、同じ屋根の下に暮らす人さえ、懐かしく感じるものかと。
その、ひさしぶりに会ったように感じた人と、久々の外食。
仕事をやりきった!という思いで飲んだこのビールは、祝杯であったなあと思う。


9月10日



冷蔵庫の中身が腐ってしまうから弁当作らないと、でもご飯炊く余裕はないや。
その対処法として、おかずだけ作って白米のおにぎりをコンビニで買ったんである。
普段自宅では玄米を炊いていて、また、このところは外でも米を食べていなかった。

すなわち、このとき久々の白米となったのだが、そのなんだ、白米ってば美味いんですね。
ふっくら、もちもち、冷めてもこれだけ美味い。
自然食気取りが一周してこんなことに気づいて、青い鳥はこんなところにいたんだってやつである。
これを機に、白米の購入を検討したのは言うまでもない。


9月11日



ツナ缶は、水煮のものを使っている。
油の摂取を控えたいのはもちろんのこと、ツナが浸ったスープも料理に使えるからだ。
特に美味しいのが、ツナ入りの卵焼きを作るときに、煮汁ごと入れるもの。
魚のエキスが行き渡って、数倍美味しくなる。
ただし固まりにくいのが玉に瑕なので、作る際はスクランブルエッグの案配で。


9月12日



これより1ヶ月ほど前になるが、同居人のお母様より、トマトのゼリーをいただいた。
旨味も甘みもすこぶる濃い、美味しい北海道土産である。
冷やしてそのまま食べても美味しいのだが、美味いトマトケチャップのようだ…と思ってしまったら最後、探求心を抑えられなくて。
普段ピザトーストを作る要領で、ケチャップ代わりに食パンの上に乗せ、チーズをその上から乗せて焼いてみた。
ら、びっくりするほど甘かった。
やはりゼリー、他の果物のゼリーよりおかず寄りの味でも、おかずにはなり得ないほど甘いのである。
もちろん完食はしたが、勿体ない使い方をしてしまったので反省だ。




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もう少し、ダイジェスト版で続く予定です。


私のドライカレーは普通です~8月30日から9月5日ダイジェスト

2012-10-05 22:09:20 | 食日記
<8月30日から9月5日の食事>
はい、一週間ダイジェスト、いきますよ!

8月30日



主に仕事において、自信を失っていた。
こんな時に有効なのは、何でもいいから褒められ、自信を植え付けることである。
そこで、聞いたのだ。
この日のドライカレーを食べている同居人に、「美味しい?」と。
その答えは、「ふつう…うーん、味ちょっと薄いかな」であった。
そうしておもむろに、たこ焼き用ソースをぶっかける。
…褒められるどころか、むしろ否定である。
ますます自信を失い、聞かなきゃ良かった一言であった。

8月31日



弁当箱の仕切り用のシリコンケースを見て、「ああこれ同居人に捨てられちゃって、一個足りないんだよなー」というのを思い出した。
使い捨ての容器だと思って捨てちゃったらしい。
っていう余計な事をいつまでも思い出させるので、ドライカレーにソースをぶっかけたりしてはいけないのである。

9月1日



この日の昼は友人宅へ、夕方から後輩君の誕生日会へ。
画像は友人宅にて頼んでもらったグリーンカレーと、友人作パンプキンスープ。
乗換駅の国分寺で買ったキニョンのスコーンをおもたせとして持って行ったのだが、大好評を博しまして。
自分の好きな物を気に入ってもらえるって、本当に嬉しい事だなあ。

9月2日



自宅にて昼食をとったあと、仕事へ。
簡単に済ませたかったからレトルトのパスタソースを使ったのだけど、あれは便利なようでいて、量の調整が難しいものなのだなあ。
一人前がパッケージされているものだと、量を食べる同居人には全然足りないのだ。
一人一人別のソースを使ったがために私の分をあげるわけにいかず、確実に味の薄いパスタに、微妙そうな顔をして完食。
ううむ、次にやるなら同じ味のものを使わないとなあ。

9月3日



ロール状のキッチンペーパー。
あれを皆さん、どう収納しておられるのだろうか。
4個分を格納するスペースは確保できなくて、こっちの方が単価安いのになあ…と4個入りを横目に、2個入りを買うのであった。

9月4日



「野菜グラノーラ」なるものが売っていた。
いつも買うフルーツグラノーラを尻目に買ってみる。
食べてみて、その甘さに驚く。
野菜はおかず・果物はデザートという先入観から、野菜=甘いという印象がなかったが、カボチャやらパプリカやら、実は果物より甘い野菜って沢山あるのだ。
反面、果物由来の酸味がないのは何とも物足りなくて、今後はフルーツグラノーラを選ぶだろうなと思う。

9月5日



事務所の近くの建築現場。
どうやらテナントが入るらしい、しかもそれは飲食店らしい、と段々わかってゆくときめきよ。
お店がオープンして、早速行った。
さてその内容といえば、昼間はスパゲッティ屋さん、夜はというとまだ営業していないのだけれどそのうちカジュアルレストランになるんじゃ…?という予感を抱かせる内装。
スパゲッティは、ゆで加減が好みだった。
このお店のこれからに期待。

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多分次もダイジェストです。

冷凍庫にラム ~8月23日から8月29日ダイジェスト

2012-10-04 16:14:09 | 食日記
<8月23日から8月29日の食事>
はや10月だというのに、食事ブログではまだ8月ですって。
というわけで、溜めちゃったときの恒例、一週間ダイジェストです。

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8月23日

ラム酒の凝固点は低いから、冷凍庫での保存が可能!
暑い夏のカクテルはこれだね!
セブンイレブンで売ってるイチゴ味のかき氷にかけると最高だよ!

なんてツィートを目にし、おお!と思い、ドライフルーツのラム酒漬けを作った際に余ったラム酒を、瓶ごと冷凍庫に突っ込んだのであった。
勢い勇んでそういう行動に出たものの、考えたら私にはラム酒を飲む習慣も、それを使ったカクテルを飲む嗜好もないのだった。
結局そのラム酒を使わないまま、もう秋である。
一度冷凍庫に入れたのを常温に戻したら中身どうなるんだろ?という不安が募り、冷凍庫の巾を取り続けている現在。



8月24日

近所のパン屋・イトキトは、サンドイッチが人気の筈なんだった。
この辺りに越してきて一年超、ようやくサンドイッチにトライである。
買ったのは、豆のフムスを使ったもの。
カレー風味でとても美味しく、また、小さな見た目に反してボリュームもしっかり。
また買おう、他のも。



8月25日

食べたことはあるはずなんだけど、記憶のなかにある料理の、果たしてどれがそれなんだっけ?と思うことはないだろうか。
私にとっては、ムニエルがそれであった。
食べたことあると思うんだけど、どれがムニエル?

そんな料理をリクエストされ、どんなだっけと調べたら、切り身の魚の両面に小麦粉をはたき、多目の油で焼いたものであると。
ああ、あれか。

早速、鰆で作ってみた。
ソースはマスタード+醤油。
簡単で美味しくて、ただの焼き魚とは一味違った感じになっていいね。
と調子に乗って後日失敗することになるのだが、この日はまだ知らない話。



8月26日

お誘いを受け、高円寺の阿波おどりへ。
初めての経験である。
「太鼓の4つ打ちのリズムがテクノに近い」とは、誘ってくれたYの弁。
ふだん聴かないジャンルゆえにテクノとの類似点に関してはよく判らなかったが、とにかくかっこいい!
ジャパニーズ太鼓ビート、こんなにカッコいいものなのだな。
おどりも美しいな。

実はしばらく友人関係に悩んでいたのだけれど、この時気軽に誘ってもらったことで、その気持ちが氷解したように思う。
ありがとう。
そのYがおどりを見ていた沿道でヘベレケになってしまい、祭りのあとは食事にでも…とはならなかったので(笑)、写真はなし。





8月27日

この前日に、友人の「エスプレッソーダ、まずい」というツィートを目にする。
そこまで言うならかえって飲みたくなるのが人間というもの。
早速買ってみた。

相当の不味さを覚悟したから、実際に味わってみたらそこまででもなく感じ、拍子抜けしてしまったのだが。
だが、前情報がなければ、もっと美味しくなく感じただろう。
だって、酸味と極端な甘みと苦みとがとっちらかっちゃって、美味しくないんだもの。
面白いけど。
この飲料のCMは、黒いスーツのスタイリッシュな男性3人組が、遊園地でコーヒーカップや射撃ではしゃぐというものだったが、そんな悪ふざけに相応しい代物だったと思う。



8月28日

調子に乗って失敗した方のムニエルである。
味噌とマヨネーズを混ぜたディップって美味いじゃん?塗ってから小麦粉はたいて焼いたら、間違いなく美味いんじゃね?という浅はかな予想による取り組みは、やはり浅はかだったのだ。
小麦粉がディップででろでろになって衣にならないし、味噌もマヨネーズも焦げやすいから、あっけなく焦げたし。
おまけに焼いたら風味もへったくれもなくなったときたもんだ。
よく分からない黒い物体を食べながら、「これ、普通に焼いたあと味噌マヨディップ乗せれば良かったんじゃ…」と、即座に理解したのであった。



8月29日

この夏は、訳がわからないほどコンビニの三角サンドイッチを食べた。
ことにローソンの「ハムチーズたまご」というやつをひたすらに。
スライスチーズだけでなくクリームチーズも入っていて舌触りもよく、タンパク質の強力コンボによるハーモニーが最高!って何言ってんですかね。
とにかくこの手軽に美味しいもの、というのは替えがたいが、食べたもので体は作られるのである。
明らかに栄養は偏っているわけで。
己の余分な肉の成分が、ハムチーズたまごにならないよう、気をつけねばなあ。

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相当溜めているので、ダイジェストシリーズはしばらく続きます。
よろしくお願いいたします。

ダイジェストシリーズ、アクセス数凄く下がるんだぜ…