三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
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江ノ島へ〈後編〉

2012-07-05 23:38:33 | ちょっと遠くに行きました。
〈5月27日の食事〉
朝兼昼:しらすのピザ 生しらすの前菜 サラダ ウーロン茶 @PICO・江ノ島店
間食:ようかん
夜:アイスクリームやビールやチーザなんかをグダグダと

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書く時間を確保出来ないまま7月に突入して驚いております。
まだ5月の内容ですよ、こんにちは。
こりゃあ、次回以降はしばし一週間まとめスタイルにせねばなるまい。
とにもかくにも、自転車で江ノ島に行ってきた・後編であります。

さて、せっかくここまで来たのだから、名物めいたものを食べてから帰ろうと思ったのである。
そこで白刃の矢が立ったのは、七里ガ浜にあるbillsである。
世界一の朝食ってのにありつこうじゃないの。
そこで、自転車は藤沢駅近くの駐輪場に預け、江ノ電へと乗り込む。
汗だくでコジャレたカフェへ単身乗り込む勇気がなかったのと、体力の消耗をできるだけ抑えたかったからである。

店に辿り着いたのは、午前9時45分くらいだっただろうか。
七里ガ浜駅で降り立った客が思いの外多かったもんだから、嫌な予感はしていたのだが、入口付近で残酷なことを告げられる。
なんと、3時間待ちだと言うではないか。
いやあ、店舗が増えた上に、ここが一番郊外にあるからと油断しておりました。
そんな状況に置かれようが、ここは日曜の人気店。
本気で行きたかったら、もっと早めに着くべきなんだろう。

またあとで伺うことにし、じゃあその間の3時間をどうするか。
ならばと、また江ノ電に乗って江ノ島で時間潰しをすることにした。
自転車を停める場所が望めず、また汗だくで人だかりの中を歩く気にもなれなかったので、昨日は江ノ島の賑わっている辺りには行かなかったのだ。

江ノ電の江ノ島駅に降り立つ。
海へと続く通りを行けば、あちこちに海産物の名を書いたのぼりが、メニュー表が。
中でも目を惹いたのは、生しらすの文字だ。
そうか、今は生しらすが旬なんだな。
と認識しているうちに食べたくなるのが人情ってもんで、あっさり予定を変更することに。
まあ、billsはまた今度余裕を持って行こう。

そして「しらすピザ」の文字に惹かれたこちらにて、朝兼昼食を。
しらす丼などではなく粉もんの洋食にしたのは、billsのパンケーキへの執着心がまだ残っていたからなのかもしれない。
生しらすの前菜も、釜上げさしらすのピザも、美味しくいただきました。

藤沢に戻って、自転車を引き取る。
海に近いせいか、陽射しがとてもギラついているように感じる。
スポーツドリンクをしっかり用意して、今度こそ出発だ。

帰り道は、遠回りになるけど分かりやすいルートである国道246号をメインに使った。
もし当初予定通り厚木に行っていれば、確実に使っていた道である。
代表的な街でいうと、246は渋谷を通過する国道だ。
だから行き先を告げる看板には「渋谷」の文字がいつまでも現れ、この道を走っていれば間違いないのだと、頼もしいことこの上ない。

だかしかし、道の起伏が並ならないのであった。
アップダウンの連続に息も絶え絶え、まさか下り坂で時速50kmオーバーするとは。
(普段は下り坂にて出る40kmが最高である)
体も干上がるようで、トータル1.2リットルはスポーツドリンクを飲んだのでは。
探し回らなくても自販機が容易く見つかる、この国の置かれる状況はまことに素晴らしい。

そうこうしているうちに、東京都と神奈川県の区境を跨ぐ。
圧倒的に神奈川県を走る距離の方が長いのだから、行きに比べて感激もひとしおだ。
また、東京に入ってすぐの街を二子玉川にしていたのも、我ながらよい選択であった。
普段よく行く街だからこそ、ホームに戻ってきた感が強く味わえる。

ここまで来たら、地図に頼らずに済むからこっちのもんだ。
馴染みのある街をひたすらに進む。
最後の大通りである環七に差し掛かれば、頭の中には鳴るファンファーレ。
そして、ゴール!
この旅の終了である。

総走行距離は約110km。
さすがにぐったりして、帰宅後は風呂・洗濯・コンビニへの買い物以外は、全てソファの上でひっくり返って過ごしたのであった。

この旅で感じたことは、スマートフォンの有効性である。
ルートマップをプリントアウトしたり神奈川県の地図を買ってきたりしたものの、それでも道を間違えたのだが、スマートフォンによって現在位置と照らし合わせて簡単に軌道修正できた。
壊れる可能性だってあるから頼りきってはいかないし、紙の地図を用意したのも後悔していないが、スマートフォンなくしては成り立たない旅だったと思う。

そして、たくさんの人のアドバイスや激励が生きたことを感謝したい。
ようかんは、燃料補給にこうも有効だなんて。
先に自転車の旅を成し遂げ、私に旅欲を焚き付けてくれた友人には一番の感謝を。
本当にありがとう!

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