三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

東京の西で世界を食べる

2010-11-25 22:00:14 | DPZのお導き
〈11月21日の食事〉
朝:コーヒー フランボワーズのビスキュイ ショコラ豆乳
昼:カンボジアのカレー モンゴルの串焼き チェコの焼き菓子&ビール ロシアのビール フィリピンのビーフン(少しもらった) インドネシアの串焼き(少しもらった) タイの揚げバナナ春巻き スパニッシュオムレツ @外語祭会場/東京外語大学・多磨
夜:ウコンハイ 黒豚のあぶり焼き 黒豚餃子 塩キャベツ ホタルイカ 鶏飯(少しもらった) @あじと 吉祥寺本店

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食行動において、デイリーポータルZには本当に多大な影響を受けていて、特に影響を与える二大巨頭といったら、ライター高瀬さんの自炊系記事と、ライター大塚さんのイベント系記事である。
今回は大塚さんの過去記事で知った、東京外語大学の学園祭「外語祭」に相方を伴って行くことにした、という記録である。

きっかけとなった記事はこちら。
@nifty:デイリーポータルZ:ここ日本じゃないのかも、という学園祭

向かうは多磨駅である。
お近くでないと、はてどこだって思うでしょう。
新宿方面からだと、中央線で武蔵境まで行って西武線で二駅。
そんなところに今回の訪問先・東京外語大学はある。

色んな国の言語を学ぶ大学だけあって、外語祭の目玉は、学生による各国の踊りや各国語による劇。
そして各専攻学科による、よその国料理である。
…すみません、滞在時間の短さも手伝って、それを主な目的として行きましたです。

イタリアや中華など、既に国民食レベルまで定着している国の料理に、最近定着しつつあるタイやインドの料理。
また、国の名前は知っているけど、専門店には行ったことないぞという国の料理!
そうそう、それを食べてみたかったのだ。

私たちが到着した午後3時頃は、残念ながら売り切れのものもあって。
買えた中で気に入ったのは、カンボジアのカレーと、チェコの焼き菓子である。

カンボジアのカレーは、ココナッツミルクベースで、しかし辛くはなく。
近いところでは、グリーンカレーから辛さを取って、じゃがいもなんかを入れて優しくした感じか。
美味しかった!

チェコの焼き菓子は、蒸しパンをぎゅうぎゅうに押したようなモチモチの生地に、果物が織り込まれているような物。
テクスチュア的にもろに私好みで、気に入らない訳があろうか。
持ち帰り用にもう一つ買ったくらいである。

もっと色々食べてみたかったが、2人がかりでビールの炭酸が効いた腹では、これが限界。
(いや、充分に食べているけど…)

お酒以外のものはだいたい300円以内で買えるという、いいんですか感。
しかも、モンゴルの串焼きにチェコのビールを合わせるという離れ業も、ここなら可能なのだ。
単純に食のイベントとして見ても、相当優秀な催しである。

加えて、一丸となって頑張る学生さんたちの姿にも胸を打たれた。
私、これやってなかったわあ。
大学に行っていないから学園祭とは無縁だし、そもそも今よりも更に社交ベタだったその頃に、こうして「皆で取り組む」ことに、苦痛を伴わず参加できたか。
なんというか、持たざる過去への、甘酸っぱい感傷を持ってしまった。

なんだか正しい楽しみ方をしていなかったような感じだが、それならそれで、大人目線で参加しよう。
そう気分を切り替えた霜月下旬の夕方であった。

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