三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
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切り裂いてプレッツェル

2012-06-08 23:21:41 | パン侍
<5月14日の食事>
朝:棒形プレッツェルのオープンサンド(ショーマッカーのプレッツェルを使用)プンパニッケルのハムのせ コーヒー
昼:お弁当(白米、肉・タケノコの炒め物、ほうれん草と卵の炒め物)
夜:ハンバーグと付け合わせ(セブンイレブンで購入)ヨーグルト 黒烏龍茶

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先日、少しだけ触れた山本ありさんの本、「やっぱりパンが好き!』
こちらにて初めて知った食べ方で、試したいけどすぐに出来るじゃん!とやってみた事について、書きたいと思う。

それが、大岡山はドイツパン店・ショーマッカーの棒形プレッツェルを使ってのサンドイッチ。
住んでいて良かった、大岡山。

プレッツェルは一般的に、ひらがなの「ぬ」の形にも似た、または読売ジャイアンツのマークにも似た、ねじれた形状の硬いパンである。
代表的なドイツパンでもあり、ドイツパンをメインで作るようなお店の看板にもあしらわれていたりするので、馴染みのない方でもいざ見れば「ああ、あれか」と思うに違いない。
それだけ、形状込みで認知されたパンなのである。

ところがどっこい、このショーマッカーには棒状のプレッツェルもあるというではないか。
いや、あったのは覚えているが、それに切れ目を入れてサンドイッチにするだと!?
予想のつかなさに惹かれ、そして試したいと思ったのだ。

だって、物を挟むには細すぎるだろう。
今手元に幅2.5cmのふせんがあるのだが、細さはこんなもんじゃなかろうか。
しかも硬いのだ。
これ、裂け目を入れたらそのままパキッといってしまわないか。

上部を長い辺に対して平行に、あるいはサイドに切れ込みを入れ、そこに具を入れる。
サンドイッチ…とはいえパンの特質上、許容量には限界があるので控えめに。
山本さんの本にはおすすめレシピも載っていたのだが、すぐに用意できたハムとチーズで試してみる事にした。

が、やはり。
切れ目を入れる段階で、まっ二つに割れてしまった。
ううむ、やはり買って一晩置いてしまった分、乾燥して割れやすかったのかも。
あえなくオープンサンドになってしまったが、それはそれとてオーブンで温める。

味はどうだったか、といえば、こうして一つ記事を書くくらいなもので。
カリカリと、けれど身が詰まっていて美味しい!
またも朝も早よからおつまみ味のパンを食べているのはどうかという感じだが、美味いんだから気にするな。
あっという間に完食した。

ああしかし、目から鱗の食べ方を教えてもらったものである。
プレッツェルというものは元から岩塩がついていて塩っぱいものなので、そのまま食べるよりほかないと思っていた。
硬くて細いパンを切り開くなんて発想はまったく浮かばなかった。
少し見方を変えれば、新しい道を拓けるのだなあ。
山本ありさんに、とにかく感謝!である。

山本あり 著「やっぱりパンが好き!』