三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

嗚呼さもありなん雑ご飯

2010-12-24 09:44:11 | 食日記
<12月15日の食事>
朝:ハムチーズたまごサンド(ローソンで購入)インスタントのカフェオレ
昼:スープご飯(デリ吉で購入)
夜:ファミマの豆腐チゲスープに、昆布おにぎりをぶちこんで

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この前の日が事務所泊まりだったのだな。
おかげで雑な食事で、2つ以上の食器を行ったり来たりするのではなく、一皿に汁も主食も主菜も盛られたのが二食ほど。
というか夕食なんて、元は独立した汁とおにぎりを、自ら望んで一緒くたにしているんである。
これが雑でなくてなんであろう。

だがしかし、こんな猫まんまが否定されてかくあるべしとは思わなくて、多忙時にこそやってやるものなのだと。
咀嚼できるギリギリまで口いっぱいに掻き込んで、ものの数分で容器を空にすれば、残されるのは何故だか湧いていた闘志。
どうした訳か、いっちょやってやるか、という気になるのだ。
雑な食事だからこそ、と思うのだ。

まあこんな雑な食事ばかりだったら嫌になるが、たまにだったらさもありなん、ということで。

食べるラー油に魅せられて(語感の)

2010-12-24 00:28:10 | 食雑記
<12月14日の食事>
朝:リンデのドイツパン数種 柚子ジャム 豆乳
昼:お弁当(玄米ご飯、鮭の西京焼、カボチャの煮物、ニラともやしの食べるラー油和え、温野菜サラダ)
夜:確かローソンの、チゲ風スープ(ご飯入り)

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いっときは人気のあまりに全く市場に出ず、追随品ばかりが世に出回っていた桃屋とヱスビーの「食べるラー油」。
高騰とも言えた人気も落ち着いたのか、このごろポチポチとスーパーなんかでも見かけるようになってきた。
我が家でも最近ヱスビーのものを導入したのだが、便利で重宝している。
だってレンジで蒸した野菜やキノコと和えるだけで、弁当のおかずが一品出来るのだもの。

さてそんなブームを見せた「食べるラー油」であるが、「ラー油」ではなく「食べる」という語の方に重点を置いた、なんともな、な案件を見つけたのでここにご紹介したい。

12月も中旬となれば、世間様はクリスマスとともに年の瀬感を多いにアピールしてくるもので、それもよく行く和食系カフェに置かれた、重箱詰めのおせちの注文承ります、といったチラシに記載されていたのであった。
その文言は何かというと、「食べるおせち」承ります、とな。
もしかしたら「食べられるおせち」だったかもしれないが、いずれにしても世も末感甚だしい。

軽く流せずに、大いに混乱した。
だっておせちって食べ物じゃん。
この件をツイッターで書いたら「例えば『飲むおせち』なら分かるけど」とリプライをくれたフォロワーがいらしたが、そうなのだ、それなら分かる。

ラー油に「食べる」を名付けてヒットしたのって、ラー油が元来調味料である筈が、それ自体を食すという新しい概念を持ち込んだからだと思うのだ。
ネーミングの妙だ。
それを考えなしに器だけ拝借したって、本質は付いてこない。

その食事処は、美味しいのだ。
それだけに残念だったのだ。
ネガティブキャンペーンを張る気はないから、敢えて関係ない日に書いてみた次第。