ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

なます皿では古い手描で味わいがあるものが その1

2023-04-28 09:12:36 | 工芸絵画骨董

 冒頭写真のなます皿は染付の5枚組にもう一つ半端も加えて6枚組にして買ったもの、中心はよくある松竹梅だが周りの図柄がちょっと変わっている、時代は幕末まであるかどうかは分からないが明治でも初めのほうだと思うのだが。

 その外周には人気となっている蛸唐草が描かれているのだが、染付藍の中で白抜きになっているからちょっと気が付かないけど、これは墨弾きという方法らしく、最初に墨で蛸唐草を描いてあとから呉須をかけると、窯焼きしたら墨の部分はとんでしまうからこうなるのだそうで、ちょっとばかり不思議な感じの図柄となっているのがいいでしょう。

 これは辻堂のほうで古伊万里に入れ込んだという人が手放したもの、こういう器はあくまでも上物ではないから収集家にはそんなには貴重なものではないのでしょうね、素朴さの中に味わいがあり、なおかつ料理が映えれば嬉しいという日用使いの器ではあります。

 

2009年3月のものの一部修正しての再掲です


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 庭のサクランボを収穫して果... | トップ | 軽井沢に来ています »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

工芸絵画骨董」カテゴリの最新記事