今朝の新聞に都筑区の江川せせらぎ緑道で満開の桜とチューリップが競演しているという記事があって、昨年も同じような記事を見たのだが場所が分からなくて行かずじまいだったから、今回はネットで場所を調べていくつかのサイトを探してみたら、それが意外な場所にあって、車ではすぐ北側の大きい道路をよく走っていたけれど桜並木なんて気が付かなかったのにと驚いてしまった。
昨年も新聞記事に場所が東方町と書いてあって、よく野菜を買いに行くJA横浜北が同じ町で、そのJA近くには桜並木なんていう地名もあって、それなら近くにあるのかとJAの人に聞いたら近くには桜の名所はないという返事、それじゃぁ大したものじゃないかということでシツコク調べることもしなかった。
それが今年は写真入りの記事で大勢の見物客も訪れている様子に、ネットで調べたら役所のサイトは地図は出ていなくて、個人のブログでかなり詳しい内容の記事があって、そんなところにあったのかと、桜の峠は越え始めていることだから早速にもと昼前に出掛けた。
場所は第三京浜港北ICからすぐ、下水浄化センターから鶴見川まで処理した浄化水を流すための小川をせせらぎ風に造ってあって、その両側の土手の上にはまずまずの大きさに育った桜並木があり、下の水辺の両側には地元の人と小学生たちが植えたチューリップが並んだ!並んだ!という風景に仕上げ、せせらぎ沿いに遊歩道でかなりの長さを散策できるようになっている。
この場所全体が裏手という位置で、北側の大きい道路からは建物に遮られて見えない場所になっていて、付近には工場などが多いから普段はそんなには人がくる場所じゃないはずで気が付きにくいところだ。土手と土手の間も狭い小さい流れだから大雨が降ったら小川が溢れそうと思ったら、やはり看板に遊水地を兼ねていて豪雨では下には降りないように書いてあった。
港北IC近く
せせらぎに花びらが
最初はチューリップは見られなかったがせせらぎの流れの変化はよく造ってあるなぁと、魚がいないのは寂しいなと思っていたらフナやハヤらしきが泳ぐ場所も一ヶ所ずつあって、もう一つはメダカかと、でもややメダカより大きい感じでハヤの子供じゃなかったかな。途中からはチューリップの花が咲く光景が現れてきて色とりどりに、これは上に覆いかぶさる桜との対比がいいですなぁ、よく菜の花と桜というのはあるけれど種を撒くよりチューリップの球根を植える手間のほうが大変だったでしょう。その途中には鯉が泳ぐ場所も一ヶ所だけあって、鯉用の隠れ場所にU字溝などもあるからこの鯉たちはここに留まっているらしい、餌付けしておけばほかには行かないのかな。
チューリップも現れて
鯉は一ヶ所に、緋鯉は一匹だけ こんな八重みたいなチューリップもあるのね
ここまで歩いてきて土手の斜面が雑草だけというのも何とかならないかと女房と話したら、ここにアジサイを植えたらまた素晴らしくなるのにねだって、ナルホド。そう話していたらずっと先の方にはアジサイも少しだけに植えられた場所も出てきて、ほかにはユキヤナギも、これをもっと増やしたらまた違う季節の楽しみもできるはず、さらに花菖蒲なんていうのもどうでしょうかね。今の時期には水仙やシャガが咲く場所もあって、それなら横浜が標準花になっているというタチツボスミレなども土手に配したらもっと春らしい風景になるんじゃないですか。
左にアジサイがここだけに
一番左の白いのは水仙
平日ながら暑いぐらいに陽気がよくて見物客も大勢、やはり年配のグループが多かったけれど皆さんよくこの場所をご存じで。それと駐車場が無いから付近にマイカーを停めてとなると短時間だけの見物しか出来ないはず、ユックリ散策となると電車などの最寄駅からバスでという場所だから不便なのにねぇ。犬の散歩にもいい場所だけれど数日前の三ツ池公園みたいに多くはなくて、駐車場無しとなると犬連れは近所の人だろうからこのあたりは住民が少なそうな場所だものね。しかし三ツ池みたいな広大な面に展開する桜もいいけれど、こういう線で見せる桜もまたいいもんだね。それと土手の上を歩くのより、こういう風に降りて流れに添っての桜見物というのもよろしい。
往復を歩いて約1時間、腹が空いたと昼はIKEAに入ってお手軽にホットドックセット150円を二人分にもう一個だけホットドッグ100円を追加して半分ずつと、我々夫婦は実に安上がりに済ましているなぁ。この前のコストコも同様だったがあちらはビッグサイズで飲物付き200円、こちらのホットドッグは普通サイズだからやはり二人で一個半ずつにすると同じ値段になるわけだ。二人でワンコインにもならないぞ。
ホットドッグセット