あまり気が進まず、まともにこの映画を観ることがなかった、【ハドソン川の奇跡】
実際に起こったことだし、なんとなく、その経緯も知っていたので、さほど見ようという気が起らなかった。
今回、他に見たいものがなかったし、一度、見てみようと思った。
結果、なんというか、クリントイーストウッドが監督として、そういう味付けにしたのかもしれないが、
くどすぎず、後味がすごく良い作品に仕立てられていたと思う。
エアバス社がシミュレーターを使って、空港へ引き返せたという裏付け映像を見せるが、
それに対して、予測していない突然の出来事が発生した場合の、生身の人間の判断を、素直に受け入れる姿勢が
気持ち良いものだった。米国の懐を感じた。
それでも、155人全員が助かったのは、これこそ、まさに奇跡だと思う。