そこそこ社員からでも、フランク、ストレートに発言ができ、その内容が外人社長の意向にそぐわないもの
であっても、マーケットに真剣に向き合って自分の見解を述べているなら、それが原因で-になることはない。
そこのところが、日本企業との大きな違いの一つと言える。
そこでびっくりしたのが、自分の部署とは異なるところで、抜擢されたひとりの経理マネージャーが場違いな
人事へ移動したもので、直属の上司が社長となり、その時点で、自分はこれから、上司である社長の指示には反論せず
指示通り動くと誰もに吹聴した。上司の指示に従うことは当然でしょ、と、自分の論理を正当化していた。
それを聞いて、開いた口が閉まらなかった。こういつは馬鹿か。それって単なるメッセンジャーボーイで、
アルバイトでも代わりになるぞ。社長の100%イエスマンに成り下がってしまった。最初に述べたように、
そうでないところが、外資系の良さにも関わらず、こんな奴のおかげで、さらには人事部長という肩書ゆえに、
どうしようもない、魅力のない会社になってしまったと、自分は判断している。
どこかの長年続く政権よろしく、その政党と同じような、陳腐化してしまっている。