現代今昔物語―自分流儀。伝承。贈ることば、子供たちへ。不変のストーリー

我が息子と娘へ伝承したいメッセージをというのがきっかけで、時代が違っても考えかたは不滅といった内容を新世代達へ残したい。

銭湯

2007-11-15 | Weblog
スーパー銭湯は出来ているが、昔の本当の銭湯はなくなったね。家に風呂がなかったため、子供の頃はほとんど毎日通っていたよ。ふろ上がりのビンに入ったコーヒー牛乳やチョコレートミルク、透明のりんごジュース、たった1本飲むのもすごく楽しみだった。
銭湯までの行き帰りに夜空を見上げて、星やお月さんのことを、親父から教えてもらったことを思い出す。お月さんの周りが光って輪の中に入っていたら明日は雨だとか。1等星、2等星、星座。近所の人とのすれ違い、挨拶。たどりつくまでの、すべての家の表札、名前を自然に覚えてしまう。同学年もいれば、2‐3年の年違いもいる家の前をとおる。その当時は風呂のなかを潜っていたもんだ。まるでプール。顔見知りゆえ、持ってきた現金が不足していても、それじゃこの次ね、で済んでしまう。下駄箱の木のふだで、ひらがなとか覚えたような気もする。