輸送包装研究室

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2014-11-10 10:25:37 | 日記
「農」イノベーションひょうご事業のテーマ別勉強会「新物流技術プロジェクト」の
第1回目の会合が行われました。

小生はコーディネーターとして、年度末までの計4回に参画する予定です。

そこでは、兵庫県で取れた農水産品を広域・長期間の物流によって、
「ひょうご」ブランドを広めていくことです。

日本におけるブランド力のある1次産品としては、なんといっても世界的に知られている

「コーベ・ビーフ」です!!

小生が神戸大学から来たと、国際会議のプレゼンで自己紹介し、神戸ビーフを知っていますか?と
軽く聞くと、世界各国からきた聴衆のほとんどの人は手を挙げてくれます。

「食べたこと無いけど凄く高くてものすごく美味しいんでしょ!?」って・・・

「うん!じつは僕も食べたこと無いんだけどね・・・」

もちろん、農水産品は地産地消であれば、新鮮でとても美味しくいただけるわけですが、
次世代型の産業としての期待感を達成させるためには、なんといってもそれぞれの品目の特性
を熟知しつつ細かな配慮の効いた流通・包装技術が必要となってきます。
コーベビーフも少しづつではありますが、国外でもホンモノをいただけるようになってきているようです。

コーベビーフは、農産品というよりは、「農芸品」!!
一種のアートのレベル??

希少価値のある農芸品の包装・技術はある意味簡単・・・
とにかく金に糸目をつける必要はないのですから・・・

しかし・・中間層にも広めていきたい、ブランド農産品については、
適正な包装・流通技術が必要になってきます。

第1回目の招待講演者は、千葉大学大学院園芸学研究科の椎名先生で、
「農水産物流通技術の現状と課題」というタイトルで行われました。

その後、約1時間の参加者による突っ込んだディスカッションの場を設けることができました。

参加人数は限定され、モチベーションが高く、それぞれの技術経験をお持ちの方ばかりです。

1ヵ月後の次回の会合までに、農水産品の産出側で問題となっている包装・物流技術に関する
具体的事項の掘り起こしをしていただくように、「宿題」を出しました。

この会合が、よくある「ただのイベント」だけで終わらせるのではなく、
何らかの目に見える「具体的成果」をあげ、ブランド力のある

「ひょうご」「にっぽん」「JAPAN」

ブランドの1次産品が広がっていくための
包装・物流技術開発の道筋をつけていくフロントランナー事業の足がかりとしての
足跡を残せていけたらと思っています。


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