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グローバル人材

2014-04-23 13:10:31 | 日記
英語によるコミュニケーション能力を測る尺度として、TOEICテストがあります。

研究室の学生も頻繁に受験していますが、大学生学部レベルでほとんど準備しなくても
600点くらいは取れます。留学生の中には850点くらい取る人もいます。

本学の大学院試験の英語は、個別の問題を解かせるのではなく、そのテストの成績で判定しています。
就職活動にも必要だそうです。入社後の昇進人事にも・・・?

さて、その成績だけで英語コミュニケーション能力は測れるかといったら、はなはだ疑問です。

900点レベルの人でも、英語で自在な会話ができない人もいるようです。

それは・・・「何をどのように話したらいいのか見当がつかない!」教養のない人たちです。

われわれが日本人を意識させられるのは、外国へ出かけ、滞在(居住)したときです。
短期間のビジネストリップでは感じることはできません。

現地の人たちと、親しく会話するためには、日本人としての

日本とは????を自分の考えで、自分なりの言葉(英語)で、TPOをわきまえて、
ときにはジョークやウィットと効かせながら・・会話を弾ませることが必要です。

そのためには、日本の歴史や文化、政治や経済、宗教や食べ物、ファッションや芸能、
スポーツや社会問題などなど・・・それなりの教養を常に!磨いておく必要があるでしょう!

少なくとも、小学生のうちから日本の歴史を勉強せずに、ABCを真似事のように習ったところで、
将来の「グローバル人材」を育成していることにはなりません。

なぜ小学生のうちから英語をやらせる必要があるのでしょう?

それよりも、自然を大切にし、人に優しく接し、自分に厳しく努力し、我慢強い、少々のことではキレない!
逞しい子供を育てる場として、小学校と家庭と地域が一体となって、子育てをしていきたいものです。


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