輸送包装研究室

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日本の包装科学技術がガラパゴス化しないために・・

2015-03-13 10:04:30 | 日記
昨年10月末に続いて、IAPRI(国際包装研究機関連合)の理事(Board Member)電話会議がありました。
今回は、スペインのバレンシアがメイン会場で現地時間午後1時開始でしたから、日本時間では夜9時開始でした。

そこでの議題の一つとして、IAPRIが主催する年1回のイベントが以下のように計画されることになりました。

2015年6月:シンポジウム(参加&発表:会員限定):スペイン・バレンシアhttp://iapri.itene.org/
2016年初夏:リオ・オリンピックの開催前:カンファレンス(会員外の参加&発表OK):ブラジル・サンパウロ
2017年初夏:シンポジウム(参加&発表:会員限定):スイス・ローザンヌ:国際オリンピック委員会本部所在地
2018年:カンファレンス(会員外の参加&発表OK):中国:現在2つの候補地&主管研究機関で調整中

IAPRI会員になっている包装関連研究機関がどんどん増えています。
http://iapriweb.org/membership/member-organisations/

それに比べ日本での認知度は今一歩です。
このままでは、包装に関する科学技術についても、「ガラパゴス」化しないかと心配です。

IAPRIの会員資格は、
・包装に関連した研究開発を行っている、大学(学部・学科・講座・研究室など)、研究所、民間企業
です。
従って、いってみれば個人の資格での会員ではなく、すべてのメンバーは団体会員ということになります。

今年の年会費は1団体あたり、450ポンド(事務局が英国にあるため)ですので、
日本包装学会の維持(団体)会員の年会費50000円よりも少々お高いですが、
研究開発の国際展開を目指すのであれば、決して無駄ではないはずです。

IAPRIのメンバーになることについて、前向きに御検討ください。