和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

御用納/今日の俳句 ≪第1986号≫

2015年12月16日 06時34分20秒 | 今日の俳句
≪2015年(平成27年)12月16日(水)≫師走(旧暦11/6)



 大事件結審して御用納めけり
        佐藤酔石子

 煙吐く御用納の煙出し
        山口青邨

 御用仕舞芝生の日ざし澄みにけり
        富田野守

 野点めく仕事納めの日雇いら
        北野石竜子

 掛けかへし暦めでたし用納
        佐藤眉峰



※ 御用納・仕事納め
 御用仕舞ともいう。十二月二十八日に、諸官庁はその年の仕事を終わる。残務を処理し、机上をかたづけ年末のあいさつをかわして帰宅する。民間の会社・銀行その他の用じまいはもっと遅い。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】






       ※☆*わが友に贈る*※



 最後に勝つのは
 「粘り強い人」だ!
 焦る必要はない。
 努力と忍耐の中で
 鋼(こがね)の如き自身を築け!

         12月16日




       ※☆*寸 鉄*☆※



SGIは平和への現実的な未来像(ピジョン)を示してきたー博士(インド)。希望の哲学を発信
        ◇
「金(こがね)は・やけば真金となる」御聖訓。青年は自分から鍛えの道に飛び込め
        ◇
全国の受験生よ頑張れ!風邪に注意し、健康第一で。執念の人に栄光輝く
        ◇
「話し合いは人間だけの特権だ」哲人(キケロ)。共生の知恵育む価値創造の対話を
        ◇
温室効果ガス削減へ「パリ協定」。人間共通の願い。国・地域を越えて挑戦




【聖教新聞:2015年(平成27年)12月16日(水)付】




      ※☆*名字の言*※


山形県警が先頃、地元の方言を交えた「交通安全ご当地標語」を公募したところ、3000点を超す応募があった。その中から採用作品10点が、先日発表された

「気をつけて 夕暮れ 雪道 むずり角(曲がり角)」「『らっしゃい(渡りなさい)』の思いやり 笑顔で返そう『ありがどさま』」など、心に染みる言葉でつづられている。言葉にも“温度”というものがある。土地に根付いた方言は、そこで暮らす人の営みを連想させ、“体温”を感じさせるのだろう

先日、山形で行われた東北男子部の大会。全盲の男子部員が信仰体験を語った。彼は、かすかに視力があったころに拝した御本尊を心に思い浮かべ、池田SGI会長と出会った日の情景を原点に、信心に励んだ

苦労はたくさんあったが、最大の試練は、いつも聖教新聞を読み聞かせてくれた最愛の母の死だった。悲しみに沈む彼を支えたのは、同志の懸命な励ましと、心に残る「どんな時も笑顔で」という母の声だった。彼はよみがえった。「目は見えなくても、歩ける。聞ける。話せる。見えない分、何より言葉を心で感じられる!」

言葉とともに生きていく。それが人間であろう。慈しみの声、励ましの言葉に包まれ、人に贈りゆく人生は幸福である。
               (白)

【聖教新聞:2015年(平成27年)12月16日(水)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

Fw:掛乞/今日の俳句 ≪第1985号≫

2015年12月15日 06時44分47秒 | 今日の俳句


≪2015年(平成27年)12月15日(火)≫師走(旧暦11/5)



 掛取りや京は女のおそろしき
        巌谷小波

 書出しやこまこまと書き並べたり
        村上鬼城

 掛乞に出かける髪を結ひにけり
        曽我部ゆかり

 掛取のわが顔暮れて橋を過ぐ
        沢田しげ子

 掛取に手がまた殖えてゐたりけり
        黒崎かずこ

※ 掛乞・掛取・書出し・書付
 年末に集金すること。および集金する人を言う。
 掛取。昔は、商店の掛売りの決済はほとんどが盆と暮れの二季に行われた。盆よりも暮れのほうに重点が置かれたので、大晦日にはどんなことがあっても、一年の決算をしなければならなかった。一軒一軒掛乞が回って歩いた。
 除夜の鐘が鳴り終わり、やがて明るくなっても、提灯をともして歩けばよいとされていた。いまは毎月末の勘定だから、特別にどうということはないが、それでも、商人は集金に懸命である。掛乞の請求書を書出し・付けという。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】






       ※☆*わが友に贈る*※



 「御みや(仕)づかい(官)を
 法華経とをぼしめせ」
 誠実の振る舞いで
 “いてもらいたい”
 職場の第一人者に!

         12月15日




       ※☆*寸 鉄*☆※



「一人ではない。自分自身だ。自分の信心だ」恩師。深き祈りと決意で明年へ
        ◇
真の信仰に関する知識は最も深く最も幸福な知ー哲人(ペトラルカ)。行学の二道を邁進
        ◇
御書に「火をきるに・やすみぬれば火をえず」と。忍耐と持続の賢者に栄冠
        ◇
年賀状の受け付け開始。旧交を温め、新たな友にも。一葉一葉に心込めて
        ◇
空気が乾燥する時季。火災に呉々も注意を!外出・就寝時は火の元を点検



【聖教新聞:2015年(平成27年)12月15日(火)付】




      ※☆*名字の言*※


今日、ネパール写真家協会のマナンダール会長一行が来日した。池田SGI会長のネパール訪問20周年の佳節に、SGI会長の写真芸術をたたえるためである「本紙9日付)

美術史家ルネ・ユイグ氏はSGI会長の写真を「眼で詠まれた詩」と評したが、ネパール写真家協会は「写真文学」と表現する。マナンダール会長は、「池田博士の写真には深い精神性があります。『一瞬の美』を捉えた写真から無限の物語を思い描くことができます」と

SGI会長撮影の傑作の一つに、ヒマラヤの写真がある。カトマンズ郊外の丘から撮影した。諸行事を終え、丘に立ったのは夕暮れ時、それまで雲に隠れていたヒマラヤの山々が、劇的に姿を現した。あかね色の空にシルエットのように浮かび上がる瞬間をカメラに収めた

「あの丘に行けば、誰もが撮れる写真では絶対にありません」とマナンダール会長。2004年に「自然との対話ーー池田大作展」を母国で鑑賞して以来、SGI会長の写真芸術を追求し続けている。氏は強調した。「この10年で、池田博士のような写真が撮れたのは、たったの1回だけです」

あまりにも身近にありすぎて、その素晴らしさが十分に分からないことがある。ネパールの一行に大切なことを教わった。
               (側)

【聖教新聞:2015年(平成27年)12月15日(火)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

歳暮/今日の俳句 ≪第1984号≫

2015年12月14日 04時23分43秒 | 今日の俳句

≪2015年(平成27年)12月14日(月)≫師走(旧暦11/4)



 師へ父へ歳暮まいらす山の薯
        松本たかし
        
 歳暮鮭とけばこぼるゝ結び文
        阿部慧月  

 寺へせいぼ米二升ほど添へにけり
        若林一童

 お歳暮や少しばかりの田地持
        村上鬼城

 山の背に雲みな白し年の果
        原 裕



※ 歳暮・歳晩・歳末・年歩む・年の瀬・年の果・年暮るる
 年の暮れに、これまでの好誼をお互いに感謝しあうために、訪問して贈り物を交換したり、無事息災を祝うために、年忘れといって、親戚・地己・同僚の間で酒宴を設けることだが、のちに単に物を贈ることだけを歳暮というようになった。
さらに転じて訪問しないで、歳暮の贈答が小包郵便やデパートの配達によって行われ、また物品のかわりに商品券などが代用され、手軽になったが、本来の意義が忘れられてきているのが、今の歳暮である。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】



     

冬休み/今日の俳句 ≪第1983号≫

2015年12月13日 07時06分27秒 | 今日の俳句
≪2015年(平成27年)12月13日(日)≫師走(旧暦11/3)



 冬休み並木きらきらと空に倦む
        西垣脩

 晴れてきて釘打ちに出る冬休み
        飴山実

 雪降ってゐる赤門や冬休
        深見けん二

 湯の町の小学校や冬休
        高田風人子

 冬休みとなりしマントの緋裏かな
        久米三汀

※ 冬休み

冬休み(ふゆやすみ)とは、冬の長期休暇のことである。学校における正式な名称では、冬季休業(とうききゅうぎょう)ということが多い。3学期制の学校では2学期と3学期の間におかれる。
学校の冬休みは、年末に大掃除をして正月を祝う日本ならではのものである。ヨーロッパには、冬休みが存在せず、クリスマス休暇があるだけで、元日の1月1日は祝日扱いで休日であるが、1月2日からは、平常の授業になる。
中国・台湾や韓国は旧正月を祝うため、これもまた事情が異なる。
なお、日本の企業の場合、学生より期間は短いものの、同様の時期に休暇を取る場合が多い。

関東以南では一般的に12月25日頃から1月7日頃までだが(ただし、学校や都道府県によっては12月26日ないし12月27日から冬休みとするところもある)、冬休みが長い代わりに夏休みの短い地域(北海道はすべての振興局管内。
他にも北東北、甲信の一部。)では最長で1月15~20日頃まである地域も存在する。夏休みが短く2日間の秋休みを導入している仙台市は冬休みは他の地域と同じである。
なお日数の長い北海道でも、中学校の場合は冬休みが長いと高校入試の準備に影響が出やすいため、札幌市などは12月25日頃から1月15日頃までとしている(小学校より冬休みが3~5日程度短く、その分中学校の夏休みは増える)。
日本の元号が昭和から平成へ移行してからは天皇誕生日が12月23日になったため、これに合わせて冬休みを12月23日からとする学校も多くなっている。加えて学校週五日制の実施などに伴う授業時間数の減少に対処して、近年では1月4~7日に始業式を行う都府県/自治体、学校、年度もある。
2学期中に自然災害や集団風邪・インフルエンザが発生して学級閉鎖・学年閉鎖で休校になった場合も、始業式を前倒しするケースがある。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】





       ※☆*今週のことば*※



 一年を飾る座談会ーー
 会場のご家族に深謝!
 皆で健闘を讃え
 希望はずむ語らいを。
 さあ勝利のスタートだ!

         12月13日





       ※☆*寸 鉄*☆※



会長(SGI)は大乗仏教の思想で東西文明の交流を促進ー識者。人類融和の指導者
        ◇
広布に尽くす人を御本尊が放っておくものかー恩師。陰徳陽報の功徳必ず
        ◇
各地で真剣に地区討議。明年の勝利と一人一人の境涯革命へ。団結第一で
        ◇
飲酒運転は重大な犯罪。飲んだら乗るな、乗らせるな!皆で断じて撲滅を
        ◇
年末は空き巣が増加と。短時間の外出時も戸締まりを徹底。心の守り固く



【聖教新聞:2015年(平成27年)12月13日(日)付】




      ※☆*名字の言*※


探査機「あかつき」が5年前の失敗を乗り越え、金星を回る軌道投入に成功した。今後、金星の気象を観測し、謎の多い大気循環のメカニズムの解明などを目指すという。

宇宙の話題には無条件に胸が躍る。あらためて、なぜだろうと考えた。宇宙から見た地球には国境などなく、民族や国家などの差異を超えて、「人間」という存在に思いをはせるからだろうか

和歌山大学・宇宙教育研究所の尾久土正巳教授に聞いた際、教授は、「グローバル」に考えるということは、“地図上の視点”で発想することではなく、“宇宙からの視点”に立つこと、と述べていた。実際、宇宙から地球を眺めた経験を持つ宇宙飛行士に、世界観を変えた人は多い

“人は、見たいように世界を見る”とはカエサルに由来する言葉だが、今、世界各地で続く憎悪と暴力も、その根っこには、ドラマや主義に縛られた、閉じた世界観がある。相手を人間として尊重し、平和という共通の目的を見いだす「開かれた対話」が、今こそ求められる

妙法を根本に、多様な世代、境遇、職業、国籍の人と関わり、励ます私たちの日常生活も実は、対話の精神を鍛え、「宇宙からの視点」を培っている。世界平和へつながる「私の一歩」を地道に、確実に歩んでいこう。
               (芯)

【聖教新聞:2015年(平成27年)12月13日(日)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

餅搗/今日の俳句 ≪第1982号≫

2015年12月12日 05時05分25秒 | 今日の俳句

≪2015年(平成27年)12月12日(土)≫師走(旧暦11/2)



 餅搗(つ)きし家ありすでに音ひそめ
        山口誓子
        
 霧に咲く阿蘇谷に餅つきあふ灯
        加藤知世子

 餅米洗ふ竹山そよぎをりにけり
        田中午次郎

 餅搗を囃す琉球童唄
        泉とし

 なかぞらに星のあつまる餅筵
        木村虹雨



※ 餅搗・餅米洗ふ・餅搗唄・賃餅・餅筵・餅配
 年末行事の一つ。元は各戸で、にぎやかに搗いたものであった。農家は、今でも自家で搗いている。東京都下の農家などでは、四本杵でべたべたと搗き、最後の上げ搗きといって、一本の大杵でべたんべたんと搗き、このとき手返しを要し、これをこね取りと称える古い餅搗きの風が今も行われている。
 小杵でこねるときに、「目出度目出度の若松さまよ、庭にゃ鶴亀、ありァさ五葉の松」と唄う。このほか、各地にそれぞれ独自の餅搗唄があって、杵をつく人が唄い、一家総出でにぎやかに搗く。都市では暮れの二十五日ごろから二十八日ごろまでに正月の餅を搗くが、地方では三十、三十一日の夜搗くところがある。
 都会地ではほとんど器械搗きになり、年の暮になると、「賃餅仕り候」などというはり紙が、餅菓子屋や米屋の店頭にかかげられ、あの餅搗きのなつかしい音を聞くのもまれになった。
 自家で餅を搗いたときには、搗きたての柔らかい餅を、からみ餅、ぼた餅、きな粉餅、餡ころ餅などにして、親戚や近隣へ配る風がある。これを餅配という。搗いた餅を置き並べる荒筵が餅筵である。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】




       ※☆*わが友に贈る*※



 空気の乾燥による
 火災に厳重注意!
 「小事が大事」だ。
 火の用心を呼び掛け
 無事故の日々を共に!

         12月12日





       ※☆*寸 鉄*☆※



日蓮仏法こそ現実社会で自他共の幸福掴める宗教ー教授(アルゼンチン)。人類共生の哲理
        ◇
一人一人が掛け替えのない存在ー詩人(ホイットマン)。後継を励まし伸ばそう。共に成長
        ◇
静岡女子部の日。秀麗な富士の如く堂々と。華陽姉妹の前進は皆の希望に
        ◇
「法華経を弘通せん者は如来の使」御書。戦う友を讃えれば喜びと勢い倍増
        ◇
特養老人ホームの7割が介護職員不足。幸齢社会実現へ官民挙げ対策急げ


【聖教新聞:2015年(平成27年)12月12日(土)付】




      ※☆*北斗七星*※


インド全土から代表2400人が参加し、大成功で終わった創価菩提樹園での日印青年交流文化祭(11月29日)。プログラムの中で、ちょっとしたハプニングが起こった

東インドのメンバーの演目が始まった時のこと。突然、音響が乱れ、音楽が止まった。出演者は戸惑い、一瞬、身動きできなくなってしまう。すると会場の参加者から、自然掛け声がわき上がった

「ワン・ワールド・ウィズ・センセイ」(世界は一つ、池田先生と共に!)。声は瞬く間に広がり、会場全体での唱和となった。しばらくして音響装置が復旧。大声援を味方につけた出演者は、見事にダンスを成功させ、今度は割れんばかりの拍手が会場から送られた

2マイルごとに水の味が変わり4マイルごとに方言が変わるーーこうインドではいわれる。多言語、多宗教、多文化の社会は、それ自体が「世界の縮図」といえる

その中で、11万人を超える“人材の大河”を築いてきたインド創価学会。同日の総会に池田SGI会長は「多様性光るインドの創価の和合こそが、まさしく世界平和と人類共生の縮図」とメッセージを寄せた。演技の中断も、明るく楽しく、「異体同心」を確かめ合う場へと転じゆく文化祭に、その実像を見る思いがした。
               (暫)

【公明新聞:2015年(平成27年)12月12日(土)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

ぼろ市/今日の俳句 ≪第1981号≫

2015年12月11日 06時07分03秒 | 今日の俳句
≪2015年(平成27年)12月11日(金)≫師走(旧暦11/1)


 ぼろ市の夕日の中の弱法師
        石原舟月

 ぼろ市のがらんと何を叩き売る
        松澤昭

 一灯の中に擴げてぼろの市
        飯田素蘭

 ぼろ市の雪のいま降りはじめけり
        牧瀬蝉の助

 ぼろ市へ農夫の妻が紅さして
        伊井松乃




※ ぼろ市
 十二月十五、十六日、江戸時代から東京世田谷区の旧大山街道に開かれる歳末の市。近在の農家が、不用品を持ち寄って売買したのが起こりといい、あらゆるぼろが売られるのが特色。
 衣料品をはじめ、農具類、台所用品、神具、玩具などがでる。最近は、このぼろ市も人に知られ、千軒近い露天が出て、二、三十万の人出をみるようになり、ぼろ以外の新品が多く並べられる。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】





       ※☆*わが友に贈る*※



 多忙な時だからこそ
 深き祈りを根本に!
 満々たる生命力で
 豊かな智慧を湧かせ
 価値創造の一日を


         12月11日





       ※☆*寸 鉄*☆※



人を育てよう!それが未来の勝利への道だー恩師。縁した一人を全魂込めて
        ◇
東京「墨田の日」。寒風にも広宣の魂は赤々と。庶民の王国から拡大の潮を
        ◇
真理は語り続ける必要があるー偉人(ガンジー)。青年よ叫び抜け!正義は勝ってこそ
        ◇
組織での忘年会は厳禁。不信の因つくるな。清々しい和楽のスクラム守れ
        ◇
日本近海の微細ゴミの密度が世界平均の27倍と。英知結集し生態系を保全


【聖教新聞:2015年(平成27年)12月11日(金)付】




      ※☆*北斗七星*※


眼前に広がる銀世界、雪が積もると、近所の坂道でスキーに興じた。故郷の秋田を離れて38年。今も蘇る光景である・そんな記憶も「記録」として残るだけかもしれない

カナダのウォータールー大学が昨年、ある研究結果を公表した。地球温暖化がこのまま進むと、冬季五輪を開催した19都市中、2080年代にスキー競技を確実に運営できるのは札幌など6都市だけになるというのだ。影響は五輪だけに限らない

最も顕著に現れる北極圏では、既に気温上昇は世界平均の2倍の速度で進む。夏の海氷面積は従来の3分の2となり、島しょ国は国土水没の危機に。日本では爆弾低気圧が多発。ほぼ60年後には、伊勢湾台風より気圧が低いスーパー台風が直撃するとの予測も現実味を帯びつつある

国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)が現地・パリで11日、会期末を迎える。温室効果ガスの二大排出国の中・米両国と、先進国、島しょ国、産業革命以降の温暖化の責任は先進国にあるとする発展途上国らの思惑が交錯、“複雑な国連方程式”を解く作業が続いている

複数案が併記される中、温暖化の抑制へ実効性ある枠組みは成るのか。「志ある者は事意に成る」(十八史略)である。各国は志を共有し応戦を誓ったはずだ。かつての地球を記録の中の存在だけにしてはならない。(田)

【公明新聞:2015年(平成27年)12月11日(金)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

煤払/今日の俳句 ≪第1980号≫

2015年12月10日 06時25分35秒 | 今日の俳句

≪2015年(平成27年)12月10日(木)≫師走(旧暦10/29)




 輪飾のすいとさみしき買ひにけり
       皆吉爽雨

 うちそとに兄妹のこゑ煤払
       原コウ子

 釣鐘の中掻きまはす煤払
       高野素十

 四方の景見えて天守の煤払ひ
       岡部六弥太

 煤籠り昼餉の時のすぎにけり
       山口波津女




※ 煤払・煤掃・煤竹・煤籠・煤湯
 煤掃ともいう。煤を払うことは、古くから行われていたが、江戸時代には年中行事の一つで、千代田城をはじめ一般でも十二月十三日が、その日と定められていた。
 煤払いが神祭りの始めであったことは、壱岐で《煤取節供》、その他《煤掃の年取》《煤の年取》などと呼ぶ地方があることでも明らかである。
 煤を払う男を煤男、またこの日を神供《煤取団子》《煤掃団子》といい、こねた餅を《煤掃餅》雑炊や粥をそれぞれ《煤雑炊》《煤掃餅》と呼んで神に供え、一家で食べるならわしがある。
 この日、足手まといの老人や子どもは、煤払いのじゃまにならぬように、別室にこもる。これを煤籠りといい、煤掃の後ではいる湯が煤湯である。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】





       ※☆*わが友に贈る*※



 人間は人間の中で
 ダイヤの如く磨かれる。
 日々の学会活動こそ
 成長への大舞台!
 勇んで打って出よう!

         12月10日





       ※☆*寸 鉄*☆※


会長(SGI)は地球規模の「草の根」運動を確立ー副総長(インド)。歴史を築く主役は民衆!
        ◇
青年の実力とは人に貢献する根性がどれ位あるかー恩師。大願の青春貫け
        ◇
人は一人で生きるようにつくられていないー詩人(バイロン)。友情は人生彩る最極の宝
        ◇
「世界人権デー」。万人に尊厳。人の不幸の上に自己の幸福築かぬ生き方を
        ◇
仕事との両立へ介護休業取り易く。公明の主張で。庶民目線の実績を重ねよ


【聖教新聞:2015年(平成27年)12月10日(木)付】




      ※☆*わが友に贈る*※


定時制の工業高校に勤務する青年教師が試験用紙を配っていると、一人の生徒の指先に油が付いていた。昼間は街工場で汗し、夜学に通う真摯な姿に胸を打たれた教師は、“自分も真剣に学び直そう”と大学院に進んだ

この、かつての青年教師が10日(現地時間)、ノーベル医学生理学賞の授賞式に望む。大村智さんである。小さなきっかけが、人生を大きく変えるーー地道な微生物の研究を重ね、何億人もの命を救う成果を生んだ大村さんの人生も、そうだった

40年ほど前、女児を出産した福島の婦人部員は、わが子がダウン症であると医師に告げられた。「20歳まで生きられるかどうか……」の言葉に涙した。娘の将来を悲観し、弱気になる彼女を勇気づけたのは、同志の真剣な一言だった。「強い母になるのよ!」

彼女は、この“一言”を現実にする人生を築こうと決めた。「娘のおかげで、母として、人として、本当の強さと優しさを知りました」。広布一筋に歩み、NPO法人の要職で東北復興と地域振興にも活躍する彼女は先月、「広布貢献賞」を受賞した。生活を共にし、日々、元気に働く娘と、喜びを分かち合った

あの出会い、あの言葉が私を変えたーーそういえる努力を積み重ねる中に、人生の幸福と勝利がある。     (代)

【聖教新聞:2015年(平成27年)12月10日(木)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

飾売/今日の俳句 ≪第1979号≫

2015年12月09日 06時58分24秒 | 今日の俳句
≪2015年(平成27年)12月9日(水)≫師走(旧暦10/28)




輪飾のすいとさみしき買ひにけり
皆吉爽雨

海老赤し海の藻草を敷きて売る
原コウ子

飾売る車かこみて艀妻
高野素十

飾売まづ暮れなづむ大欅
皆川盤水

叡山の尖れる空や飾売
鷲谷七菜子


※ 飾売
社寺の境内や、町辻などの年の市で、注連飾・松飾などを売ることをいう。三十日・三十一日になると葭簀張りの小屋が、道ばたで焚火などしながら夜半まで店をあけている。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】





※☆*わが友に贈る*※



風邪や流感(インフルエンザ)に注意!
手洗い・うがい
部屋の喚起や加湿など
具体的な対策を。
健康第一の賢者たれ!

12月9日





※☆*寸 鉄*☆※



創価の思想は人々に自立を促し責任感を喚起させるー博士(アメリカ)。人類蘇生の光

激動の時代、足元を固めた人が勝利者となるー恩師。わが課題に挑み抜け

「すこしも・へつらはず」御聖訓。信念の人に恐れなし。誠実の対話を貫け

会議・打ち合わせは要点を絞り短時間で!師走の多忙な時。皆で価値的に

女性管理職の半数以上が「なって良かった」-調査。公明が更なる推進の力に


【聖教新聞:2015年(平成27年)12月9日(水)付】




※☆*名字の言*※


いじめ、殺人、テロ……。人間を分断し、不信や憎悪を広げる出来事が、今年は目立ったように思える。東大名誉教授の姜尚中氏は、この連鎖を変えるためにも、著書『悪の力』(集英社新書)で「人間を信じることをやめない」ことを強調していた

相手を信じる。これは創価の対話運動の根幹である。自ら心を開き、粘り強く語らう中で、一人一人と心を結んできた

その範を示すのは、池田SGI会長である。昭和54年5月3日、神奈川文化会館で「共戦」と認めた。脇書には「真実の同志あるを 信じつつ」と。当時は、第一次宗門事件の渦中。師弟の絆を
分断する謀略の中、行動を制限されても、SGI会長は目の前の一人を信じ、励まし続けた

その心を継ぐ神奈川男子部が、この1ヶ月、全国をリードする弘教を成し遂げた。10年越しの対話を実らせた小田原の男子部員。最後に相手の心を動かしたのは「俺を信じて一緒に頑張ろう」の一言だったと語る。「これまでも語ってきたつもりでしたが、きちんと相手と向き合い、思いを伝えられなかったんだと思います」

「信」という字は「人に言う」と書く。信じている、信じてほしいーーその思いを言葉にして伝えたい。分断を連帯に変えゆく力になることを信じて。

【聖教新聞:2015年(平成27年)12月9日(水)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

年の市/今日の俳句 ≪第1978号≫

2015年12月08日 06時33分03秒 | 今日の俳句
≪2015年(平成27年)12月8日(火)≫師走(旧暦10/27)




 のぼせたる女の顔や年の市
       日野草城

 約束の半襟えらぶ年の市
       上村占魚

 夜空より大きな灰や年の市
       桂 信子

 ぬかるみに踏まれし歯朶や年の市
       渡辺水巴

 灰かぐら立てて果てけり年の市
       小島千架子


※ 年の市
 新年用の品物を売る店をいう。十二月の中ごろから大晦日まで、社寺の境内に大市。街の辻々に小市が立つ。東京では十五日深川八幡、十七、十八日浅草観世音、二十、二十一日神田明神、二十四日芝の愛宕神社、二十五、二十六日平河天神と、日を定め、場所を変えて開かれるのが江戸の昔からのならわしであったが、現在は浅草観世音以外は行われていない。
 神棚・注連飾り・三宝・破魔弓・門松をはじめ、裏白・橙・楪(ゆずりは)・串柿・正月の飾りものの松・福寿草などの盆栽、若水桶・俎・包丁などの台所用品、海老・昆布・羽子板・歌留多・箸・茶碗・屠蘇散、そのほか食料品も売れる。注連飾の卸売市を《がさ市》といって、十五日ごろ浅草公園裏で開かれ、関東一円遠くは仙台あたりから鳶職が集まるという。
 東京付近では、十日の埼玉県大宮市氷川神社の年の市が、関東一といわれる。川崎市の平間寺(十二日)・山王宮(十三日)の年の市。鎌倉市鶴岡八幡宮(十四日)のそれも聞こえていた。
 年の市は地方によって詰市(岩手・青森)・斉満市(山口)・団子木市(山形県下)・白市(山形市)などいろいろの名があり、ところ変われば品かわるで、売る品物も風習も変わっている。デパート・商店街なども、年の市と称して売り出しを行うが、古くからの年の市の情趣は、社寺の境内や街頭に立つ市でないと味わえない。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】






       ※☆*わが友に贈る*※



 「陰の人を大切に」
 これが学会精神だ。
 黙々と行動する
 献身の友に感謝を!
 心からの賞讃を送れ!

          12月8日





       ※☆*寸 鉄*☆※


希望大陸アフリカに人間主義の連帯(スクラム)。平和の光をここから!誓願の大行進
        ◇
全国で本年の健闘讃え合う集い。創価家族の団結は無敵!心新たに明年へ
        ◇
恩師「青年の最高の修行は約束を守ることだ」。一歩一歩。大誠実で挑め
        ◇
朝晩冷え込み厳しく。高齢者は外出・入浴時の温度差に注意。工夫重ねて
        ◇
太平洋上の島民、9割が温暖化の影響痛感と。この危機感、世界が共有を

【聖教新聞:2015年(平成27年)12月8日(火)付】




      ※☆*北斗七星*※

公明党北海道本部が開いた政策懇談会の席上、地元経済団体から「ロケット打ち上げ場の道内誘致を」との要望が寄せられた。興味深く耳を傾けたものの、先ごろ国産機として初の民間商業衛星打ち上げに成功したH2Aロケットを取り巻く状況が頭をよぎった

赤道上空の静止軌道に衛星を投入するには、鹿児島県の種子島宇宙センターからでも距離があり、欧米諸国との受注競争では不利といわれてきた。今回は、日本の優れた技術力でエンジン性能を高め、悪条件を振り払った格好。まして北海道では?

もとより要らぬ心配で、北極と南極の上空を通る「極軌道衛星」に的を絞っている。これなら打ち上げ地点の緯度に左右されることはない

このタイプは、周回中に地球が自転するため全表面をくまなく観測できる。高度1000キロほどの低空軌道が適しており、小型ロケットで打ち上げられる。近距離で高解像度の撮影が可能なことから、気象のほか火山活動や植生分布の観測など活用分野も幅広い

誘致先に名乗りを上げる十勝地方の大樹町は、大規模実験場で民間企業や学術機関の宇宙開発事業を長年支えてきた。昨年、「北海道スペースボート研究会」が発足、道内の産学官約60団体による支援体制も整った。地方が抱く大きな夢。その実現を応援したい。
                    (武))


【聖教新聞:2015年(平成27年)12月8日(火)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

朴落葉/今日の俳句 ≪第1977 号≫

2015年12月07日 06時53分04秒 | 今日の俳句
≪2015年(平成27年)12月7日(月)≫師走(旧暦10/26)




 朴落葉光琳笹を打ちにけり
       川端茅舎

 鉄錆の重なるごとく朴落葉
       沢木欣一

 生命ある如くに舞ひて朴落葉
       三笠宮ゆかり

 いちまいの朴の落葉のありしあと
       長谷川素逝

 朴落葉大きを拾ひ晩年へ
       鍵和田●子




       ※☆*今週のことば*※



 世界広布の本舞台は
 自分が今いる場所なり。
 励ましの拡大
 対話の拡大で
 大勝利の総仕上げを!

          12月7日





       ※☆*寸 鉄*☆※


少年少女絵画展が開幕。夢あり希望あり平和の理想あり。若芽よ伸びゆけ
        ◇
「草木は大地なくして成長する事あるべからず」。まず家庭から信心継承を
        ◇
真の非暴力の道を選べば多くの勇気が必要ー偉人(ガンジー)。臆病の壁破り対話に挑戦
        ◇
高齢者施設で人型ロボット、予想以上の効果と。生活潤す技術の応用更に
        ◇
ハローワークで「募集と実態違う」1万件超。断固と暗黒企業(ブラック)を叩き出せ


【聖教新聞:2015年(平成27年)12月7日(月)付】




      ※☆*北斗七星*※


フランス革命というと、「自由・平等・博愛」の理想を旗印に、人々が絶対王政を倒したというイメージが強い。しかし、パリ在住の英国大使は革命が起きた1789年の公文書で「『不満の原因は食糧不足』と書き残している」(天気が変えた世界の歴史」宮崎正勝 祥伝社)

この本によると、革命1年前の小麦の収穫量は前年比で約60%も減り、価格は55%前後も暴騰した。熟波や干ばつによって、小麦の生育に最も重要な4月の平均気温が1年前と2・5度も違ったのが致命的だった

世界中の視線は今、そのパリに注がれている。地球温暖化を防ぐ国際会議の開催地であり、同時多発テロの惨劇の舞台ともなった。温暖化による異常気象が食糧不足を誘発し貧困と結びつけば、テロの温床となりかねない。二つの問題は、決して無縁ではない

フランスの国際政治学者ドミニク・モイジは、世界は屈辱と恐怖、そして希望の三つの感情で動いている、と著書「感情の地政学」に書いた。パリのテロの実行犯には、移民2世や3世として排他的な扱いや差別を受けて育った若者が多いという。鬱積した屈辱感が過激な思想に呼応した末の蛮行は、人々を恐怖に陥れたのか

温暖化もテロも、解決までに長い時間がかかるだろうが、希望を捨てずに各国が結束するしかない。
                    (明)


【聖教新聞:2015年(平成27年)12月7日(月)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

柿落葉/今日の俳句 ≪第1976号≫

2015年12月06日 07時06分43秒 | 今日の俳句
≪2015年(平成27年)12月6日(日)≫師走(旧暦10/25)




 家々につながる路や柿落葉
        百々可須代

 柿落葉掃いて年忘の塔婆立つ
        池田片銕

 柿落葉家鴨よごれて眠りたる
        三好達治

 揚げられし小舟の底へ柿落葉
        加藤憲曠

 柿落葉柿の根元に掃き寄せぬ
        田中英子






       ※☆*わが友に贈る*※



 惰性は停滞。
 挑戦は発展の道。
 変化の激しい
 時代だからこそ
 常に自身を磨きゆけ!

          12月6日





       ※☆*寸 鉄*☆※


会長(SGI)は人類の尊厳を守る傑出した指導者ー博士(メキシコ)。人間尊敬の潮流を世界へ
        ◇
東京でSGI交流交歓会地涌の同志の心は一つ!創価の本陣から堂々出発
        ◇
「副役職」の友が活躍!長と同じ責任感で立てば勢いは倍加。功徳は厳然
        ◇
「当に仏を敬うが如く」が最上第一の相伝。幹部(リーダー)は尊き仏子を心から讃えよ
        ◇
日本の20代、挑戦する精神が希薄ー国際調査。自信育む励ましの風を皆で

【聖教新聞:2015年(平成27年)12月6日(日)付】




      ※☆*名字の言*※


作家の野添憲治氏が、かつて本紙に載った婦人部員の短い手記を読んだ。山村に暮らす婦人は夫に先立たれ、幼い2人の子と残された。旧習が深い土地柄ゆえの無理解に耐え、信心を貫いた

後年、都会に出た子らの「一緒に暮らそう」との誘いに、婦人は言った。「これまで大変だったからこそ、強く生きられた。生温かい同情に囲まれていたら、今の私はなかった。“強く生きよ”と教えてくれた、この地で死ぬまで生きます」

先日、この話と重なる婦人の体験を聞いた。岩手県の三陸地域に暮らす彼女の夫が昨年、急逝。すぐに創価大学生の娘2人が東京から帰り、支えてくれた。一緒に暮らす長男は創大進学という父との約束を果たすため、勉学に励んだ

今春、長男は合格、3人の子は、一人残る母を案じ、皆で首都圏に暮らそうと提案する。残るか、移るか、どちらも間違いではない。悩み、祈る中、彼女の胸に浮かんだのは、本紙通信員の彼女が取材した同志たちの笑顔だった。“共に復興に歩む友の雄姿を広布の歴史に残す!”と決めた

野添氏は、冒頭の手記の感想を本紙に寄せた「『個』の強さがないと、『人間』に成長しないのだ」。使命を自覚した人は強い。強いことが幸福なのだと、2人の婦人に教わった。
                        (城)


【聖教新聞:2015年(平成27年)12月6日(日)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

落葉/今日の俳句 ≪第1975号≫

2015年12月05日 04時45分24秒 | 今日の俳句
≪2015年(平成27年)12月5日(土)≫師走(旧暦10/24)




 蹴散らしてまばゆき銀杏落葉かな
        鈴木花蓑

 湖底まで続く落葉の徑のあり
        斉藤梅子

 落葉掻くは亡き母の後ろ姿かな
        大須賀乙字

 森どこも落葉が土になる匂ひ
        川本臥風

 かがみ磨ぎ寺町のぞくおちばかな
        建部巣兆

※ 落葉・落葉(らくよう)・落葉焚・落葉掻・落葉籠・落葉期
 散った木の葉。落葉樹は秋から冬にかけて葉をことごとく落とし、地上に散り敷く。





       ※☆*わが友に贈る*※



 「ほむれば弥
 功徳まさる」
 皆で奮闘を讃え合おう!
 そこに功徳が輝き
 人材も威光力を増す!

          12月5日





       ※☆*寸 鉄*☆※


 
周総理と名誉会長の会見から41年。友誼の魂継ぐのは我ら。民衆交流更に
        ◇
第2総東京青年部の日。広布拡大の電源地の誇りは永遠。青春の金字塔を
        ◇
信仰者には絶えざる努力が必要ー恩師。今いる場所で勝つ!これが学会精神
        ◇
スマホに依存する若者、7割が不眠症の疑いと。健康こそ第一。賢く利用
        ◇
リンゴ病。再流行の兆し。妊婦の感染は胎児に影響大。手洗い・マスク忘れず


【聖教新聞:2015年(平成27年)12月5日(土)付】




      ※☆*北斗七星*※


残し柿という風習がある。収穫を終えた柿ノ木に一つか数個だけ実を残しておく。恵みを与えてくれた木へのいたわりとともに、来年もよく実るようにとの願いを込めたもので、「木守柿」と呼ばれ、晩秋から冬の風景に

地方によっては、冬場に餌が少なくなる野鳥へのおすそ分けにするという。分かち合う心遣いに温もりを感じる

きょうは、国連によって定められた「国際ボランティア・デー」。多くの人々が国内外においてボランティア活動に参加できる機運を高める日とされ、制定から30年になる。日本では東日本大震災を機に、希薄化していた地域の結び付きが見直され、市民の間でもボランティアやNPOの活動に対する意欲は高まりつつある

ただ、活動に費やす時間は主要国と比べてまだ低い。ボランティア休暇を導入する企業も増えているが、社会全体の後押しが必要だ

何より、思いやりの心を養う教育面での取り組みが欠かせない。最近では、子どもたちが高齢社宅を訪問して肩たたきや掃除などのボランティアを行う事業を展開した自冶体もあり、注目された。触れ合いを通し双方の絆が深まったという

「近隣のために尽くす人は、同時に人類のために尽くしている」とは、ガンジーの言葉だ。誰もが互いに尊重し支え合う共生社会を築いていきたい。 (紀)

【公明新聞:2015年(平成27年)12月5日(土)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

木の葉/今日の俳句 ≪第1974号≫

2015年12月04日 04時20分57秒 | 今日の俳句

≪2015年(平成27年)12月4日(金)≫師走(旧暦10/23)




 老木のふっと木の葉を離しけり
        大串章

 木の葉降り止まず透明人間にも
        望月昶孝

 猿の来て屋根かきちらす木葉かな
        菅沼曲翠

 木の葉降る寂光音の塚なりけり    
        山口草堂

 日きよらまたゝきに似て木の葉降る
        相原田鶴




※ 冬になって散る木の葉をいうのだが、《落ち葉》《枯葉》とは、語感のうえで微妙ながらも違いがある。
 樹上にのこっている木の葉、凩に吹き散っている木の葉。風もない晴天に、はらはらと雨のように降り散る木の葉。それぞれに、わびしいなかに、きびしい冬の自然の姿を見せる。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





       ※☆*わが友に贈る*※



 受験に挑む友を
 心から応援しよう!
 家族にも励ましを。
 後継の未来部こそ
 社会と学会の希望なり!

          12月4日





       ※☆*寸 鉄*☆※



どの国にあってもSGIは「精神の故郷」-元次官(オーストリア)。万人平等の理想の大連帯
        ◇
高知婦人部の日。自由闊達な対話で友情を拡大!女性の世紀の先頭走者と
        ◇
恩師「苦しい環境に支配されてはいけない」。日々前進する人生の名優たれ
        ◇
ネット上の「いじめ」が低年齢化と。スマホ等の利用、親が賢く見守りを
        ◇
電気暖房器具による火災が多発と。周囲の整理整頓を徹底。深き用心こそ


【聖教新聞:2015年(平成27年)12月4日(金)付】




      ※☆*北斗七星*※



この時期、税制改正の取りまとめに向けた論議を日々白熱していく。とりわけ今年は、注目度が高い。2017年4月の消費税率引き上げ時に導入する軽減税率の適用範囲をめぐり、与党間で詰めの協議が行われているためだ

先月末、共同通信が伝えた世論調査結果が興味深い。自民党支持層に望ましい適用範囲を尋ねた内容である。「酒類を除き、外食を含む全ての飲食料品」との回答が33・1%で最も多く、女性では36・5%。逆に「生鮮食品のみに限定」は20・3%にとどまった

先行きに明るい展望を描けないと思えば、仮に多少の蓄えがあっても財布のひもはキュッと締められる。一方で、将来の見通しが立つならばその逆となる。生活満足度や楽観度が高いほど消費意欲につながる。感情と消費行動には関連があるとの分析結果も。「景気は気から」は本質を突いている

世界一の少子高齢社会を幅広く国民が支える意味から、消費税を手厚くすることには理解を得られるはず。その上で、日常生活に欠かせない食料品購入における負担軽減効果は、諸外国の導入実績をあらためて確認したい

それぞれの立場がある。ぶつかり合うのは議論が健全な証拠。その一部始終は弊紙でも報道している。庶民の暮らしに安心をもたらす決断を。固唾をのんで見守りたい。     (広)

【公明新聞:2015年(平成27年)12月4日(金)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

雁木/今日の俳句 ≪第1973号≫

2015年12月03日 06時04分22秒 | 今日の俳句
≪2015年(平成27年)12月3日(木)≫師走(旧暦10/22)




 廃れ唄雁木の下を流れをり
       文挟夫佐恵

 雁木行く我が町の人皆親し
       黒沼草生

 来る人に灯影ふとある雁木かな
       高野素十

 玩具売る雁木古びて人の匂ひ
       加藤知世子

 雁木外れ浜焼の魚尾をつらね
       石田章子


※ 雪の多い地方では、町の家並みの軒から、頑丈な庇を歩道に張り出して、どんな雪の日でも、また積雪の多い日でも、自由に通行できるようにする。これを雁木づくりという。越後(新潟県)地方に特に多い。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】





       ※☆*わが友に贈る*※



 宿命は使命に変わる。
 労苦は心の宝となる。
 病気と闘う人
 家族を介護する人に
 大確信の励ましを!

          12月3日





       ※☆*寸 鉄*☆※




不可能を可能に!が日蓮仏法の真髄。強盛な信力・行力で人生の勝利劇共に
        ◇
心は人に見せられぬから言葉にするのだー作家(イギリス)。友のために!勇んで語れ
        ◇
会合での指導と個人指導の比率は「2対8」に。広布は膝詰め対話で躍進
        ◇
食事前に手を洗う人は5割と。感染性胃腸炎等の恐れ。対策の基本怠らず
        ◇
冬の節電期間始まる。賢い工夫で無理なく無駄なく。省エネ生活の習慣を


【聖教新聞:2015年(平成27年)12月3日(木)付】




      ※☆*名字の言*※


地区の会合に出ると、いつも笑顔の70代の壮年がいる。広布の歴史に残る文化祭や会合に参加した思い出を、当時の写真や入場整理券を片手に、よく語ってくれる

壮年が先日、協議会の終了後、かばんの中から古い一冊の大学ノートを取り出し、開いて見せてくれた。「天空に雲ありて/風吹けど/太陽は 今日も昇る/午前八時の青年の太陽は」。池田SGI会長の「青年の譜」(1970年12月5日)の全文が、丁寧に書き写されていた

かつて家が貧しくて学校に行けず、文字の読み書きも十分にできなかった。御書や聖教新聞を書き写しながら、読み書きを覚えたという。「青年の譜」もそうだった。「男子部の先輩から『君の人生の柱になるから全文を写そう』と言われて……」

難解な言葉や文字もあったが、必死に写した。以来、泣きたいとき、投げ出したいときも、読み返すと、心に光が広がった。「君にも/君でなければ 出来ない使命がある」の一節を思い起こし、歯を食いしばってきた

三代会長に連なり、学会と共に生きることで、どれほど多くの人が人生に希望の光を見出してきたことか。御書に「道理証文よりも現証にはすぎず」(1468頁)と。この無名の庶民の笑顔にこそ、創価学会の栄光はある。      (哉)

【聖教新聞:2015年(平成27年)12月3日(木)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

師走/今日の俳句 ≪第1972号≫

2015年12月02日 07時03分20秒 | 今日の俳句
≪2015年(平成27年)12月2日(水)≫師走(旧暦10/21)




 くれなゐの実のことごとく師走かな
        飯田龍太

 人の背に師走の家鴨首のべぬ
        原コウ子

 うすうすと紺のぼりたる師走空
        飯田龍太

 日暮里へ師走のみちのつゞきけり
        久保田万太郎

 メモ書きを忘れて走る師走かな 
        鏡山千恵子



※ 師走・極月
 日本では、旧暦12月を師走、師馳(しわす、しはす)または極月(ごくげつ、ごくづき)と呼び、現在では師走は、新暦12月の別名としても用いられる。
英語での月名、December(ディセンバー)は、「10番目の月」の意味で、ラテン語で「第10の」という意味の「decem」の語に由来している。 実際の月の番号とずれているのは、紀元前46年まで使われていたローマ暦が3月起算で(そのため年末の2月は日数が少ない)、3月から数えて10番目という意味である。
グレゴリオ暦の12月1日はその年の9月1日と同じ曜日になる(→365日)。
明治時代に日本が太陰暦から太陽暦に変更した際に、政府が年末の給料を削減するために12月の日数を2日とした(明治6年12月3日を明治7年1月1日とした)。
 
【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】




       ※☆*わが友に贈る*※



 信頼の構築は
 さわやかな挨拶から!
 生命力豊かに
 自ら声を掛けよう。
 一日を清々しく出発!

          12月2日





       ※☆*寸 鉄*☆※



小説『人間革命』執筆開始の日。師弟共戦の歴史胸に自らの変革と大成長を
        ◇
文芸部の日。言論の闘士万歳!正義のペン振るい人間主義の哲理を社会へ
        ◇
希望は決して私から離れないー大統領(マンデラ)。青年は試練の時こそ頭(こうべ)を上げよ!
        ◇
日中韓、感染症対策等で連携を強化と。生命守る行動に国境なし。万全に
        ◇
交通事故、12月が最多。日没前後に多く。早めのライト点灯等、警戒強く


【聖教新聞:2015年(平成27年)12月2日(水)付】




      ※☆*名字の言*※



青雲の志を抱く青年が単身、北海道から東京に赴く際、母は手縫いのアツシのはんてんを贈った。「どんな苦しいことがあっても、これを着て働けば、何でもできるよ」と励ましの言葉を添えて

戸田城聖第2代会長が故郷の厚田から上京する日の出来事。戸田会長はアツシを生涯の宝とし、逆境に遭うほどに、今こそ母の慈愛に報いる時と自身を鼓舞したという

誰かの深い愛情に包まれ、“私は独りじゃない”と感じる時、心に希望の灯が宿り、人生を大きく開いていける。ある壮年に、今も胸を熱くする少年時代の運動会の思い出がある

父がおらず、母は日曜も仕事のため、運動会当日、少年は一人で登校した。徒競走でスタートを待つ少年に、一般応援席から手を振る人たちがいる。座談会などでいつも励ましてくれる地区の同志だった。手にする模造紙には「○○君、がんばれ!」と大書され、余白に、たくさんの友の署名があった。号砲とともに飛び出した少年は、声援を送る同志の前を笑顔で駆け抜けた

あの日の真心を、掛け替えのない希望の源泉にした少年は、現在、壮年部のリーダーに成長し、未来部や青年部の友を、わが子のように慈しむ。自分が受けた励ましを忘れない人は、人を励まし、育てられる人になる。     (城)

【聖教新聞:2015年(平成27年)12月2日(水)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡