≪2015年(平成27年)12月12日(土)≫師走(旧暦11/2)
餅搗(つ)きし家ありすでに音ひそめ
山口誓子
霧に咲く阿蘇谷に餅つきあふ灯
加藤知世子
餅米洗ふ竹山そよぎをりにけり
田中午次郎
餅搗を囃す琉球童唄
泉とし
なかぞらに星のあつまる餅筵
木村虹雨
※ 餅搗・餅米洗ふ・餅搗唄・賃餅・餅筵・餅配
年末行事の一つ。元は各戸で、にぎやかに搗いたものであった。農家は、今でも自家で搗いている。東京都下の農家などでは、四本杵でべたべたと搗き、最後の上げ搗きといって、一本の大杵でべたんべたんと搗き、このとき手返しを要し、これをこね取りと称える古い餅搗きの風が今も行われている。
小杵でこねるときに、「目出度目出度の若松さまよ、庭にゃ鶴亀、ありァさ五葉の松」と唄う。このほか、各地にそれぞれ独自の餅搗唄があって、杵をつく人が唄い、一家総出でにぎやかに搗く。都市では暮れの二十五日ごろから二十八日ごろまでに正月の餅を搗くが、地方では三十、三十一日の夜搗くところがある。
都会地ではほとんど器械搗きになり、年の暮になると、「賃餅仕り候」などというはり紙が、餅菓子屋や米屋の店頭にかかげられ、あの餅搗きのなつかしい音を聞くのもまれになった。
自家で餅を搗いたときには、搗きたての柔らかい餅を、からみ餅、ぼた餅、きな粉餅、餡ころ餅などにして、親戚や近隣へ配る風がある。これを餅配という。搗いた餅を置き並べる荒筵が餅筵である。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
※☆*わが友に贈る*※
空気の乾燥による
火災に厳重注意!
「小事が大事」だ。
火の用心を呼び掛け
無事故の日々を共に!
12月12日
※☆*寸 鉄*☆※
日蓮仏法こそ現実社会で自他共の幸福掴める宗教ー教授(アルゼンチン)。人類共生の哲理
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一人一人が掛け替えのない存在ー詩人(ホイットマン)。後継を励まし伸ばそう。共に成長
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静岡女子部の日。秀麗な富士の如く堂々と。華陽姉妹の前進は皆の希望に
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「法華経を弘通せん者は如来の使」御書。戦う友を讃えれば喜びと勢い倍増
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特養老人ホームの7割が介護職員不足。幸齢社会実現へ官民挙げ対策急げ
【聖教新聞:2015年(平成27年)12月12日(土)付】
※☆*北斗七星*※
インド全土から代表2400人が参加し、大成功で終わった創価菩提樹園での日印青年交流文化祭(11月29日)。プログラムの中で、ちょっとしたハプニングが起こった
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東インドのメンバーの演目が始まった時のこと。突然、音響が乱れ、音楽が止まった。出演者は戸惑い、一瞬、身動きできなくなってしまう。すると会場の参加者から、自然掛け声がわき上がった
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「ワン・ワールド・ウィズ・センセイ」(世界は一つ、池田先生と共に!)。声は瞬く間に広がり、会場全体での唱和となった。しばらくして音響装置が復旧。大声援を味方につけた出演者は、見事にダンスを成功させ、今度は割れんばかりの拍手が会場から送られた
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2マイルごとに水の味が変わり4マイルごとに方言が変わるーーこうインドではいわれる。多言語、多宗教、多文化の社会は、それ自体が「世界の縮図」といえる
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その中で、11万人を超える“人材の大河”を築いてきたインド創価学会。同日の総会に池田SGI会長は「多様性光るインドの創価の和合こそが、まさしく世界平和と人類共生の縮図」とメッセージを寄せた。演技の中断も、明るく楽しく、「異体同心」を確かめ合う場へと転じゆく文化祭に、その実像を見る思いがした。
(暫)
【公明新聞:2015年(平成27年)12月12日(土)付】
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