和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

人材城(七)小説「新・人間革命」

2012年04月17日 14時23分27秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)4月17日(火)より転載】
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 人材城5(4/17)

 かつて、女性は、幼い時は父母に従い、結婚してからは夫に従い、老いてからは子に従うべきであるとされていた。

 近代の女性たちは、そうした服従の綱を断ち、自立の道を歩もうとしてきた。「女性の世紀」を展望するうえで大事なことは、その自立の道が、真の幸福の道へ直結していくことであろう。

 本当に一つ一つの物事を自分で考え、判断しているだろうか。周囲の意見や、流行、大勢などに従ってはいないか。それが、何をめざし、どこに向かっていくかを深く考えることもなく、ただ、みんなから遅れないように、外れないようにと、必死になって追いかけて、生きてはいないだろうか。

 本当の幸福は、自分で創り上げていくものだ。誰かから与えられるものではない。自分の外に求めた幸福は、時とともに、いつか崩れ去ってしまう、束の間の幸福である。

 幸福になるには、「幸せとは何か」を明らかにした「哲学」が必要になる。「哲学」というのは、生き方の根本となる考え方である。

 日蓮大聖人は、教えてくださっている。

 「蔵の財よりも身の財すぐれたり身の財より心の財第一なり」(御書一一七三頁)と。

 お金も必要であろう。健康や技能も大事である。しかし、最も大切なのは、心の財、つまり、強く、豊かな心だ。

 また、“なぜ、自分の人生は、苦悩ばかりが続くのだ。あまりにも不公平だ”と、暗雲を仰ぐ思いで宿命を嘆く人もいよう。

 仏法では、生命の因果の理法によって、その原因を明快に説き示している。

 過去世からの自身の言動や心が、宿業を形成する。そして、現在の自身の生き方が、未来を決していく――と。

 さらに、日蓮仏法では、過去の宿業を今生で転換し、絶対的幸福を築く直道を明かしているのだ。しかも、自身のあらゆる「宿命」は、それを転換して幸福の実証を示し、人びとに希望と勇気を与えるための、尊き「使命」となることを教えているのである。


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