和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

福光(四)新・人間革命

2011年09月05日 07時57分01秒 | 今日の俳句
    新・人間革命

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    福  光(四)

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 山本伸一は、同行の幹部から、「福島県は三月半ばでも寒い日が多い」と聞かされていたが、この日は、思いのほか、穏やかで暖かかった。誰が用意してくれたのか、庭に置かれた鉢植えの桜もほころんでいた。


 「福島に春が来たね」


 伸一は、幹部たちにこう言うと、再び福島文化会館を見て、県長の榛葉則男に語った。


 「立派な文化会館だ。福島城だね。まさに会津磐梯号の船出だよ。大事なことは、この文化会館を使って、どう福島の広宣流布を進めていくかだ。会館の落成は、終わりではない。新しい大闘争のスタートだ。


 さまざまな環境が整ってくると、人間は、ともすれば、それに慣れて、良くて当然と思い込んでしまう。そして、草創期の苦労を忘れ、ちょっと厳しい状況に直面すると、文句を言ったり、怠惰になってしまいがちだ。


 吹雪に向かって、胸を張って進む、苦闘の青春こそが、私たちの原点だよ。青年が安逸に慣れてしまうことが、最も怖い。


 広宣流布は、永遠の闘争だ。日蓮大聖人は『然どもいまだこりず候』(御書一〇五六㌻)と師子吼され、迫害に次ぐ迫害をものともせずに、折伏の戦いを続けられた。これこそが、大聖人の御心であり、学会精神だ。


 同志の多くは、病や生活苦、家庭不和など、さまざまな悩みをかかえ、幸せになりたいと、藁にもすがる思いで信心をした。


 それぞれが苦悩を克服し、崩れざる幸福境涯を築き上げていくには、自行化他にわたる信心の実践しかない。大聖人は『我もいたし人をも教化候へ』(同一三六一㌻)と仰せだ。自ら仏法を学び、懸命に唱題するとともに、徹して弘教し抜いていくことだ。折伏の炎を燃え上がらせていくことだよ。


 学会は、皆、そうしてきたから、多くの同志が、大功徳を受け、幸福の実証を示し、福島創価学会も、東北創価学会も、大発展することができたんだよ」


 伸一は、思いの丈をぶつけるように、一気に話し続けた。


(聖教新聞・2011/9/5)より転載」
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125


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