和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

「名字の言」10月8日(土)

2011年10月08日 07時20分54秒 | 今日の俳句
「名字の言「聖教新聞・2011/10/8(土)より転載」
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125


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 童謡の「故郷」の発表は97年前。時代を超越して、日本人の心の襞に染み込むこの名曲が、大震災以降、各地で歌われている。山河の思い出をかみしめ、父母や友の安否を問う。そして、「志をはたして」帰るべき郷里の自然美を歌い上げる





『詩経』に「心に在るを志と為し、言に発するを詩と為す」との言葉がある。作詞した高野辰之は当時、志半ばであった。しかし、努力を重ねて国文学の大家となり、郷土・信州の誇りとなった





先日、都内のある学校の文化祭で、演劇「歌の翼にキミを乗せ」(羽原大介作)を鑑賞した。戦時中の南方の島が舞台。冒頭、「故郷」が流れる。女性教員が教え子に、この歌は、敵を撃退して志を遂げ、国に帰る思いを歌ったという人がいる、と語る。だが直後に、「たくさんの人の命を奪う……そんな志があっていいものでしょうか」と言葉を継ぐ





十代の中高生の熱演は、命の尊さとともに、亡き人の生きた証しを伝えていく大切さを訴えていた。「故郷」の余韻が胸に響き、深く感動した





立身出世の「志」、軍国主義の「志」、経済的豊かさへの「志」。それらを超え、若い世代が「平和への志」を抱いて飛翔していける世界を――未来建設の創価の使命は、ここにある。

         (杏)



【「聖教新聞・2011/10/8」より転載】
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125


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