和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

朝夕のすがすがしい勤行・唱題/名字の言

2013年07月29日 06時54分18秒 | 今日の俳句
 朝夕のすがすがしい勤行・唱題/名字の言

【聖教新聞・2013年 (平成25年)7月29日(月)より転載】        


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(7/29)

 「口にする」という表現は興味深い。
食べ物を「口にする」ときは中へ入れる。
言葉を「口にする」ときは外へ出す。
入ったり、出たり……

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 口にした食べ物は、体内で栄養となる。
しかし、傷んだ物だと病気になる。
同じように、口から出ていく言葉も、善悪さまざま。
人に勇気や希望を送りもすれば、傷つけもする。
私たちは、地域、職場、学校、家庭などで、常に励ましの言葉を交わし合いたい

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 文豪ゲーテの箴言に「いったん口に出された言葉は、ふたたびわが身に戻ってくる」(岩崎英二郎訳)と。
言葉は出ていくばかりではないようだ

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 学会活動の基本に、方便品・自我偈の勤行の実践がある。
最初の文字が「自」で、最後が「身」で終わる自我偈について、池田名誉会長はこう語っている。
「自我偈は偉大なる『自身』を讃嘆した、三世にわたる『自身』の自在の境涯をうたった詩なのです」と

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 日蓮大聖人は、この自我偈の一字一字を「金色の文字」と説かれた。
その輝かしい経文を口に出して読む勤行は、一語一語がわが身に戻って刻印され、自らの生命を黄金に染めていく

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 生活のリズムが乱れやすい夏。だからこそ、朝夕のすがすがしい勤行・唱題を根本に、健康第一で、生命力あふれる日々を過ごそう。
           (杏)


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