和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

秀句鑑賞

2009年12月24日 01時18分20秒 | 日記
  水白く流るるばかり
冬の樹々   

       桂 信子



……………………………


  私の住む広島に猿候川 がある。


 春は、川沿いいっぱいに桜が咲き誇り、夏から秋にかけて、色々な顔をみせてくれるのも、猿候川の魅力である。
 しかし、冬ともなればその顔は、一変する。川岸は、寒々とした裸木が立ち並び、川下の宇品港から流れてくる浮遊物、すなわち、缶、プラスチック、その他大小のゴミで、海の満潮時などはいっぱいになる。



  それでも、私は猿候川が好きである。それは、猿候川の醸し出す千差万別の顔を持つ、猿候川は見ていて飽きないからである。



       和井弘希              

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