癌の妻風の白鷺胸に飼ふ
斉藤 玄
白鷺や植ゑし水田の稲みどり
門屋大樹
白鷺の降りし青田のあらたまる
柴田佐和子
白鷺の深みへ行くを見詰めをり
篠田純子
白鷺のはるかな白に居りにけり
不破 博
※ サギ科の白い羽毛に覆われている鳥の総称で、大鷺・中鷺・小鷺があり、前二種は渡り鳥。小鷺は留鳥。いずれも初夏から巣を営む。
沼沢や水辺を渡り歩いて餌をあさる渉禽で、形は鶴に似ているが、小さい。浦和市の野田の鷺山は名高かったが、開発と農薬公害で一羽もいなくなった。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
※今週のことば※
女子部の希望の新出発。
楽しく華のスクラムを!
明るく陽光の励ましを!
「心の財」を積みながら
歓喜と充実の青春たれ。
2015年6月29日
※☆*寸 鉄*※
大関西が総会。世界が仰ぐ常勝の英雄よ!新生の心意気で共々に快進撃を
◇
「大阪の戦い」を勝ち開いたのは20代の青年室長。後継ぐ青年の使命は燦然
◇
真の功徳は折伏を知らぬ者にはありえないー恩師。喜び勇んで仏縁を広げよ
◇
皆で活動体験語る充実の協議会を。「師弟の月」の勝利へ我が地区から出発
◇
熱中症に注意!屋内での発症も多く。水分・塩分補給、冷房の活用小まめに
※名字の言※
「僕には才能がありませんから」「力はございませんが……」。謙遜を美徳とする日本人が、言いがちなせりふである
▼
思想家で、武道家でもある内田樹氏は、自分も若いころにはよくそう言ったが、教える立場になった時、それは禁句であることが分かったという
▼
氏の同門に昔、いくら勧められても初段の審査を受けない人がいた。自分にはまだ黒帯の実力がない、と。そのうち後輩にもだんどん抜かれ、不思議なことに、10年以上稽古しても、さっぱり彼の技能は進歩しなかった。「何か」が能力の開花に「ロック」をかけていた(『街場の戦争論』ミシマ社)
▼
「力がありません」という表白は、結果が首尾よくいかなかった時のための予防線である。この、心の隅に残った恐れの命が、成長を妨げる。ほかに「自分はやればできる」という言葉があるが、これも、時には「やらない」言い訳であり、臆病の表れかもしれない
▼
だから、成長にはまず「勇気」が必要となる。牧口初代会長は青年に言った。「勇猛精進し給え!仏法は実行だよ。精進だよ。老齢にはなったが、私も実践しています」と。勇んで挑戦する。そのあとに力はついてくる。「力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし」(御書1361ページ)である。 (申)
【聖教新聞:2015年(平成27年)6月29日(月)付】
彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡
.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます