和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

福光(五十六)新・人間革命

2011年11月07日 06時59分15秒 | 今日の俳句
    新・人間革命

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    福 光(五十六)

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 東北の代表幹部会は、感激のなかに幕を閉じた。山本伸一は、一階のロビーで、壮年部、男子部の輪の中に飛び込み、次々と声をかけ、激励を重ねた。

 岩手から来た壮年には、ぎゅっと手を握り締めて語った。

 「岩盤を穿つように、挑戦、挑戦、挑戦を続けてください。特に試練の時こそ、勝負です。日蓮大聖人が『強敵を伏して始て力士をしる』(御書九五七頁)と言われているように、それを乗り越えれば、仏法の偉大さが証明され、一気に広宣流布は進みます」

 また、宮城の青年には、肩を抱きかかえながら、「『新世紀の歌』は、宮城県から生まれた。だから、どんな困難もはねのけ、皆さんの力で新世紀を開く使命がある。頼みます」と励ました。

 青森の友には、こう言った。

 「去年の秋は、お世話になりました。また、東北総合研修所に行きたいな。青森県は、兜のような形をしている。兜は戦いの象徴だ。どうか青森は、皆が闘将となって、大東北の勝利の牽引力になってください」

 秋田の青年には、「秋田は、かつて広宣流布の“日本海の雄”といわれた。今度は“日本の雄”“世界の雄”になるんだよ。君たちの戦いを見守っています」と訴えた。

 山形の壮年とは、固い握手を交わした。

 「大火に見舞われた酒田のメンバーは、元気に頑張っていますか。くれぐれも、よろしくお伝えください。

 山形は、米も、果物も豊富だ。日本一といわれるものが、たくさんある。広宣流布の活動でも、まず何かで、日本一、世界一になってください。そこから、山形広布の新時代の扉が開かれていきます」

 伸一が愛する東北である。二十一世紀の模範となりゆく、限りない未来性を秘めた東北である。ゆえに彼は、そのメンバー一人ひとりの胸中に、決意と発心の種を植えたかったのである。まだ寒い初春の季節だが、伸一の額には、うっすらと汗がにじんでいた。


【「聖教新聞・平成23年11月7日(月)」より転載】
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125


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