和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

春の鹿/今日の俳句≪No.1509≫

2014年02月23日 06時58分20秒 | 今日の俳句
     ☆春の鹿/今日の俳句☆


彡------☆★☆*≪No.1509≫------☆★☆*☆------☆☆彡
2014年(平成26年)2月23日(日)

○ 税理士記念日
 日本税理士会連合会が1969(昭和44)年に制定。
1942(昭和17)年のこの日、「税理士法」の前身である「税務代理士法」が制定された。
国民・納税者への申告納税制度の普及・定着を図り、税理士制度の意義をPRすることを目的とし、この日には各地で無料税務相談が行われる。
日本税理士会連合会
行政書士記念日 2月22日

○ 富士山の日
 パソコン通信NiftyServe内の「山の展望と地図のフォーラム(FYAMAP)」が1996(平成4)年1月に制定。これとは別に、山梨県河口湖町が2001(平成13)年12月に、静岡県が2009(平成21)年12月に制定。
「ふ(2)じ(2)さん(3)」(富士山)の語呂合せと、この時期、富士山がよく望めることから。

○ ロータリー設立記念日
 1905年のこの日、アメリカ・シカゴで、青年弁護士ポール・ハリスが友人3人とともに世界初のロータリークラブを設立した。
ロータリークラブは、「会員同士の親睦を深め自己啓発を進めながら自分の職業を生かして世界や地域に奉仕して行くこと」を目的としている。現在では161の国や地域に約3万のロータリークラブがあり、約120万人の会員がいる。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】



  ■※今日の俳句※■


  春の鹿水のひびきが木の間より
       友岡子郷


  肌ぬくきまで孕み鹿寄り来たる
       山崎ひさを


  あたらしき鹿のあしあと花すみれ
       石田郷子

※ 〈仔馬跳ね宇宙に満つる微光かな 石田郷子〉
 ひらがなの表記と軽やかなア音の韻律がきれいだ。春の鹿と言えば、その語感から柔らかでふくよかな姿を思い浮かべるが、「美しい秋の鹿とくらべてきたなく哀れなものが春の鹿である」(平井照敏『新歳時記』)と歳時記の記述にある。
実際のところ、厳しい冬を乗り越えたばかりのこの時期の鹿はやつれ、脱毛したみじめな姿をしているようだ。調べてみて自分の思い込みと現実のずれに少しとまどいを感じた。鹿といえば観光地や動物園にいる人馴れした姿しか思い浮かばないが、掲句の鹿は容易に人前に姿を見せない野性の鹿だろう。
「あたらしき」という形容に、朝まだ早き時間、人の立ち入らぬ山奥を風のように駆け抜けて行った生き物の気配と、土に残るリズミカルな足跡を追う作者の弾む心が感じられる。そこからイメージされる鹿の姿は見えないだけにしなやかで神秘的な輪郭を持って立ち上がってくる。
山に自生するすみれは長い間庭を彩るパンジーと違って、注意していないと見過ごしてしまうぐらい小さくて控えめな花。視線を落として「あしあと」を追った先で出会った「花すみれ」は鹿の蹄のあとから咲き出たごとく、くっきりと作者の目に映えたのだろう。
シンプルな言葉で描き出された景から可憐な抒情が感じられる句である。『現代俳句一〇〇人二〇句』(2001)所載。
(三宅やよい)

【「『増殖する俳句歳時記』(検索エンジン」より転載】


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※わが友に贈る/名字の言※
【「聖教新聞」2014年(平成26年)2月23日(日)より転載】


 ■※わが友に贈る※■


 「其の国の仏法は貴辺に
 まかせたてまつり候ぞ」
 誠実の振る舞いで
 信頼の絆を広げよう!
 地域の幸福責任者たれ!


       2月23日



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   ■※名字の言※■


(2/23)
東日本大震災で被災した福島県いわき市の塩屋埼灯台が22日、約3年ぶりに一般公開を再開した。ここに赴任した灯台守の夫人の手記を基に作られた映画がある。木下恵介監督の「喜びも悲しみも幾歳月」である



映画の中で、灯台守の妻が嘆くシーンがある。“光を守るために私たちがどれほどの労苦を重ねているか、誰も分かってくれない”と。「俺の苦労は、お前が知ってる。お前の苦労は、俺が知ってる」と答える夫に、妻は目を潤ませる。心に寄り添ってくれる人が「一人」でもいれば、人は、生きる力を見いだせる



大震災直後、仙台市の東北文化会館に届いたおむすびに、手紙が添えてあった。中越地方を襲った2度の地震を乗り越えた、新潟の女子未来部員からだった。一人でも多くの人に思いを伝えたいと、急いで何枚も書いたのだろう。青い便箋に走り書きで、「絶対に大丈夫。共に頑張りましょう」とあった



先日、手紙を書いた本人に話を聞いた。“少しでも東北の皆さんの心が晴れるように”と青い便箋を選び、いつまでも無事を祈っています、との思いを込めたという



苦労を味わい、励まされた人は、今度は、苦労と戦う人を励ませる存在になる。自身が光り輝けば、人生に闇はない。(白)


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