和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

「母の日」

2010年05月09日 05時55分20秒 | 日記
   ■ 北斗七星 ■

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 妻に従い本州を横断して富山を訪ねた。35年ぶりに彼女の同級生に会うと、埼玉に同級生が二人居ることが分かり、「たなからぼたもち」と喜ぶ妻。すかさず住所を確認した。婦人の突撃パワー恐るべし。



 せっかくなので帰りに兼六園へ。まずは腹ごしらえと、そば屋に入った。昼過ぎだというのに大賑わい。黙々とそばをつくる主人、てきばきと客あしらいする女将。この店の元気の源も妻。



食べ終え、勘定に5000円札を渡すと6000数百円のお釣り、はて? 忙しすぎる彼女が1000円札と5000円札を取り違えよこしたようだ。間違いを伝えて余分な額を返し店をでた。爽快な気分。



 金沢といえば加賀百万石。NHK大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語」を思い出した。この前田家の繁栄を築いたのは聡明な妻まつの活躍だった。「わたくしにお任せください」の台詞が懐かしい。今も昔も妻に負う所は大きい。



 ドラマで覚えている一場面に、まつが太閤秀吉に、ぬか漬けを供するシーンがある。瓜は、秀吉の亡き母が植えた苗をまつが譲り受け育ててきたもの。それを知った秀吉は、ぬか漬けを口にしながら「おっかあに会いたいわ」と涙ぐんだ。



 誰人にもかけがえのない存在の母。あすは、「母の日」。母、そして妻に心から感謝。


         (六)


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2010年(平成22年)
 5月8日(日曜日)
 【公明新聞より転載】

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