和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

「善(よ)き友」/名字の言

2012年11月02日 06時55分34秒 | 今日の俳句
     名字の言

【聖教新聞・2012年 (平成24年)11月2日(金)より転載】


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(11/2)
 「人間が一人でいるというのは、よくないことだ」
「むしろ何事かをなしとげようと思ったら、他人の協力と刺戟が必要だ」(山下肇訳)。
文豪ゲーテが晩年、青年に語り残した言葉である



彼は、戦乱や対立が渦巻く時代にあって、果敢に友情を広げたことで知られる。
劇作家のシラー、歴史家のカーライル、詩人のプーシキンら、その交友は多彩だ。
こうした人間交流の触発から、数々の名作が生み出されていった。
ワイマール・ゲーテ協会のマンフレット・オステン顧問が、池田名誉会長との対談で述べている。
「ゲーテにとって友情とは、生きる上で中心となるもの」だった(「潮」9月号)



仏法では、
「善き友」の存在を重視する。
ある時、釈尊に、弟子の阿難が尋ねた。
「善き友を持てば、仏道を半ば成就したことになりますか?」。
すると釈尊は答えた。
「それは違う。善き友を持つことは、仏道の半ばではない。
すべてなのだ」(雑阿含経)



生命と生命は“感応”し合う。
元気な友と語り合うと、元気になる。
勇気の友と一緒に動けば、勇気が出る。
何より、広布に励む友と歩めば、知恵と歓喜が湧き上がる



あの人と、この人と心の絆を結び、友情を大いに広げよう。“実りの対話”の季節である。
         (誠)



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