和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

青鷺/今日の俳句 ≪第.1817号≫

2015年06月28日 06時42分09秒 | 今日の俳句
  青鷺の叱と鳴きつゝけふの月
       服部嵐雪


  青鷺や闇のどこかが濡れてをり
       加藤楸邨


  青鷺の真中に下りる最上川
       中西舗土


  青鷺の眼の炯々と瀬の早し
       玉木郁子


  青鷺のはるかなる視野しぐれけり
       上野さち子




※ 日本のサギ類の中では最も大型で、背面が青灰色。産卵期は四~五月。北海道・本州・四国・対馬で繁殖するが、北方のものは開きに南下し、冬季を過ごす。
 クァークァーと低い声で鳴き、ゆるく羽打ちながら飛ぶ。水辺や干潟に下りて、魚・蛙・貝・昆虫などを食べる。
                                                       


【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】






     ※わが友に贈る※


  よく話を聴く中で

  心の扉は開かれる。

  相手の状況や悩みを知り

  「誠実」「情熱」で

  幸福への語らいを!


        2015年6月28日





     ※☆*寸 鉄*※


ブラジル広布55周年の総会。師弟の心熱き人間王者の陣列!新時代の暁鐘

        ◇

池田会長(SGI)という模範に多くの人が続くことを期待ー元大統領(フィリピン)。平和の大河と

        ◇

勇気ある信心で変毒為薬できない試練は絶対ないー恩師。最大の敵は諦め

        ◇

サイバー犯罪が巧妙化。暗証番号(パスワード)変更・危機対策(セキュリティーソフト)更新忘れず。小事が大事

        ◇

女性の就業率、6割超で過去最高と。豊かな感性と力を生かす社会へ更に        
                         




     ※名字の言※



福岡市博物館の特別展「世界記憶遺産・山本作兵衛~記憶の坑道~」を見た。炭坑の作業風景や生活を描いた、作兵衛の記録画には、人間的なぬくもりがある



「自分の絵には一つ嘘がある」「炭坑の中は、あげん明るうはござっせん」。作兵衛は生前、そう語ったという。作品を見ると、照明だけではなく、人々の表情もまた明るい。男性の顔はどれも凛々しく、すすだらけだったはずの女性の顔は、化粧をしたように美しい。                                



過酷な労働、事故、暴力……。厳しい炭鉱生活の中でも、人々は生き生きと輝いていた。一つ一つの作品から、人間のたくましさが伝わってきた



「心は工(たくみ)なる画師(えし)の如し」と仏典は説く。心は見えない。だが、心は生き方に表れる。どんな境遇にあっても、強い思いを描き、努力を重ねれば、必ず心豊かに人生を生きることができ、価値を創り出すことができるのだ。信仰は、その「心」を磨き、鍛えるためにある



作兵衛の絵の前に立ち、さらに一つ、思うことがあった。絵に闇が描かれているからこそ、光の部分が映えていた。人間もまた、苦労を経てこそ幸福に輝く。だからこそ、苦難や失敗を恐れず、どこまでも前へ。挑戦を忘れない人生は、名画のような光彩を放つに違いない。            (実)
                                 




【聖教新聞:2015年(平成27年)6月28日(日)付】



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