和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

“励ましの現場”/名字の言

2012年11月17日 06時58分27秒 | 今日の俳句
     名字の言

【聖教新聞・2012年 (平成24年)11月17日(土)より転載】


      

(11/17)
 「土俵の怪我は土俵の砂でなおすんだ」と言った大横綱がいた。
あるJリーガーは、選手生命に及ぶ大けがで戦列を外れた間も、再びピッチに立つ自身を心に描き続けた。
その後、復活し、日本代表にも選出された



無論、適切な治療、賢明な休養は必要だ。
ただ、けがの悩みに翻弄され、心まで“現場”から離れては、苦しみから逃れられても、勝ち越えることはできない



ある男子部員と、闘病の友とのエピソード――。
入院中の友を、彼は連日のように励まし続けた。
「この病は、信心の偉大さを確信するための大事な試練。
私も心を合わせて、一緒に闘います。
懸命にお題目を送ります。
必ず大功徳に転換できますよ!」。
深い真心がにじみ出る言葉に、闘病の友は勇気づけられ、早期退院を果たした



数日後、先の男子部員から再び連絡が。
「やっと仕事が決まりました!」。
実は、勤めていた会社の経営悪化で失職し、度重なる挑戦を経て、ようやく、念願の再就職を勝ち取ったとのこと。
退院してから、それを初めて聞いた友は、胸が詰まって言葉が出なかった



自己の悩みと真剣に格闘するからこそ、人の悩みにも同苦できる。
“励ましの現場”から離れない人は、自分の悩みにも決して負けることはない。
         (城)



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