和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

「名字の言」10月31日(月)

2011年10月31日 15時01分07秒 | 今日の俳句
「名字の言「聖教新聞・2011/10/31(月)より転載」
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125


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 田で籾殻を焼く煙、キンモクセイの花……その香りは、毎年、秋の深まりを気付かせてくれる。折々に、その季節ならではの香りがある。目だけでなく、耳や口や鼻と、“四季を感じる窓”が増えれば、生活はもっと彩り豊かになるに違いない



香りがある物質は数千種類が知られている。それらが組み合わさると、香りの種類は無限に近い。人間の鼻は、そのうち実に1万から1万5千種類を識別できるという(三枝敏郎著『花の香り事典』透土社)



仏法では、生命が磨かれることを「六根清浄」といい、そのうちの一つに「鼻根清浄」がある。法華経に「是の法華を持たん者は 香を聞いで悉く能く知らん」(法師功徳品)とあり、法華経を持つ人は、あらゆる香りを嗅ぎ分ける力を得ると説かれる



真面目に努力し続ける人に接した時に感じる、何ともいえない清々しさ。その人の発する「心の香り」「生命の香り」に気づけるのも、「鼻根清浄」の功徳といえよう



立正安国論の「蘭室の友」(御書31ページ)の譬え。蘭室にいれば、わが身もその香りを纏うのと同じように、徳ある人と交われば、自分の命も磨かれていくという教えである。素晴らしい師、素晴らしい同志と歩む人生は、無限の希望の香りに包まれていく。
       2011・10・31
           (申)


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