和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

「名字の言」10月27日(木)

2011年10月27日 07時08分06秒 | 今日の俳句
「名字の言「聖教新聞・2011/10/27(木)より転載」
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125


∞…♪…★…κ…∞…♪∞…♪



 スロー・リーディングが注目されている。“本をゆっくり読むこと”を指す。速読術のノウハウが語られる風潮の中で、もう一度、読書の原点に立ち返ろうとする試み、とも言えようか



読む速度によって本の印象は大きく変わる。仕事や研究で、多読・速読を余儀なくされることもある。ゆっくりページを繰ってこそ、気がつく珠玉の言葉もある。暮らしのかたちに合った、多様な読み方があっていい



まことに至福の読書とは、読むリズムと理解の速度が呼吸・心拍とも連動した「本と心身とのアンサンブル」(山村修『増補 遅読のすすめ』ちくま文庫)に違いない



私たちは〈身読〉という言葉を知っている。身で読む、すなわち学んだことを実践する、との意味である。日蓮大聖人は「他の人が法華経を読むのは口ばかりで、言葉の上だけでは読んでも、心では読まない。また、心で読んでも身で読まない」(御書1213頁、通解)と仰せになった。ここには書物にふれることの”究極の輝き”“無限の可能性”がある



読書の秋――良書をじっくり味わって、人生の糧としたい。本をめぐって語り合えば、人間の輪も大きく広がる。読書とは、孤独な時間ではない。人間世界の最高に尊い営みの一つである。
       
           (雄)



【「聖教新聞・2011/10/27」より転載】
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125



メルマガ「和井弘希の文芸政談」(無料)もぜひ、ご購読下さい。
http://mobile.mag2.com/mm/M0095690.html



人気ブログランキングへhttp://blog.goo.ne.jp/kouki6220wai/

最新の画像もっと見る

コメントを投稿