和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

杏の花/今日の俳句≪No.1532≫

2014年03月26日 06時52分59秒 | 今日の俳句
     ☆杏の花/今日の俳句☆  

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2014年(平成26年)3月26日(水)


○ カチューシャの歌の日
 1914(大正3)年のこの日、島村抱月と松井須磨子が起こした芸術座が、トルストイの『復活』の初演を行った。この中で歌われた「カチューシャの歌」が大流行した。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】



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  ■※今日の俳句※■


  
  放し飼ふ鶏の遠出やあんず咲く
       和田照海



  燈火ややけがれてともる花杏
       上田五千石



  あんずの花かげに君も跼むか
       室生犀星


※ 【あんずの花かげに君も跼むか  室生犀星】
 季語は「あんず(杏)の花」で春。梅の花に似ており、梅のあとに咲く。主産地が東北甲信越地方なので、雪国に春を告げる花の一つだ。金沢出身の犀星は、ことにこの花を愛した。
「あんずよ/花着(つ)け/地ぞ早やに輝け/あんずよ花着け/あんずよ燃えよ/ああ あんずよ花着け」(「小景異情」その六)。掲句は、瀧井孝作の結婚に際して書き送った祝句。
俳句というよりもすっかり一行詩の趣だけれど、日記に「瀧井君に送りし俳句一つ、結婚せるごとし」とある。後に「邪道」と退けてはいるが、碧梧桐の自由律俳句に共感を覚えていた頃の、当人にしてみればれっきとした「俳句」なのである。
瀧井孝作もまた、碧梧桐の濃い影響下にあった。さて、掲句。「あんずの花」で、新妻の清楚な美しさを言っている。その「花かげ」に、ようやく「君も」まるで幼い人のように「跼(かが)む」ことができるようになったんだね、よかったね……。犀星も孝作も、幼いころから苦労の連続する境遇にあった。
したがって作者は、妻という存在をどこか母親のようにも感じるところがあり、それを率直にいま「君」に伝える。いまの「君」ならば、きっと同じ気持ちになっていることだろう。おめでとう。そういう句意だろう。
日記の「結婚せるごとし」からすれば、二人はさして親密な関係になかったように思われるかもしれないが、こういうことには世間的な事情がいろいろと絡みつく。風の便りに結婚と聞いて、いちはやく句を送ったところに、犀星の溢れる友情が示されている。
句の中身もさることながら、私には二人の友情の厚さが強く響いてきて、余計にほろりとさせられた。北国のみなさん、杏の花は咲いてますか。『室生犀星全集』(新潮社)などに所収。
(清水哲男)

【「『増殖する俳句歳時記』(検索エンジン」より転載】



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※わが友に贈る/名字の言※
【「聖教新聞」2014年(平成26年)3月26日(水)より転載】



 ■※わが友に贈る※■


 生活に根差した
 女性の意見を大切に!
 その豊かな智慧に
 家庭・地域・社会が
 栄えゆく鍵がある。

     3月26日



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   ■※名字の言※■


(3/26)
ある幼稚園の卒園式。名前を呼ばれた園児一人一人が修了証書を受け取り、幼稚園で楽しかったことを元気に発表した。「縄跳びで後ろ交差跳びができたことです」「発表会の劇で○○役をやったことです」「マラソン大会で1番になったことです」



発言を聞き、あらためて気づいた。「楽しい」ということは、「私はできた!」という達成感だ、と。自分の欲望を満たすだけの一時的な快楽もあるが、考えてみれば、自身が人間として成長すること以上の楽しみはない



達成感を得るには、達成感を得るまで挑み続けなければならない。国際的に活躍する起業家が指摘していた。失敗を恐れるあまり、行動しない人が多い。「失敗」という漢字自体、マイナスイメージが強いが、「失敗」を「経験」と捉え、いろいろなことを、ひたすらやってみることだ――と



失敗をしない人は成功しない。失敗という経験から学び、次に生かしていく心の強さが、人間としての器を大きくしていく。その心の強さをつくるのが信仰である



本当の失敗とは、「失敗を恐れて挑戦しないこと」「自分で自分をあきらめてしまうこと」と池田名誉会長。我らは頭を上げて、常に「さあ、きょうから!」と未来を見つめて進んでいきたい。(川)



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