和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

〈小説「新・人間革命」〉 常楽 三十一  2016年2月6日

2016年02月06日 08時50分52秒 | 今日の俳句
【常楽31】

 山本伸一は、茨城の勝利の未来図を思い描きつつ、県歌「凱歌の人生」を作詞した。
  
 一、おお寒風に 梅の香を
   君も友どち 耐え勝ちぬ
   いざや歌わん 茨城の
   凱歌の人生 創らんや
   凱歌の人生 輝けり
  
 二、真赤な太陽 わが胸に
   苦楽の旅に 諸天舞え
   ああ常楽に 坂あるも
   共に肩くみ 友の列
   共に肩くみ 幸の列
  
 三、君よ辛くも いつの日か
   広宣流布の 金の風
   歓喜の凱歌の 勝ちどきを
   天空までも 叫ばんや
   ああ茨城は 勇者あり
  
 この歌にも、すぐに曲がつけられ、喜びの歌声は茨城県下に轟いた。その感動が広がるなか、十五日後の十一月五日には、学会本部に茨城県のブロック幹部が集い、勤行会が行われた。これには、伸一も勇んで出席し、“凱歌の同志”の健闘を讃えた。
 彼は話の最後に、「四条金吾殿御返事」(御書一一四三ページ)を拝して訴えた。
 「この御書は、『いよいよ強盛の信力をいた(致)し給へ』で結ばれています。信心の世界にあっては、常に“いよいよ”との気概で、向上心、求道心を燃え上がらせて、新しい出発、新しい挑戦を重ねていくことが大事なんです。
 “自分は、長年、信心してきた。いろいろな活動も経験してきた。だから、もうこれでいいだろう”などと考えたならば、それは信心の惰性化です。幹部に、少しでもそんな思いがあれば、組織は停滞します。勇気をもって、その心を打ち破っていくなかにこそ、“凱歌の人生”があることを知ってください」


【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月6日(土)より転載】


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