喪の帯を解く鷭の声かぞえつつ
渋川京子
立ち去るや沼風に来る鷭のこゑ
及川 貞
鷭鳴いて船堀の船寝飽きたり
林 翔
朝の日に潜り出る鷭黒光り
飯島治蝶
鷭飛びて利根こゝらより大河めく
菅 裸馬
※ クイナ科で水鶏(くいな)よりやや肥満している。羽色は灰黒色。嘴の基部が赤い。尾を高く上げクルルーとかキュックと鳴きながら水面を巧みに泳ぐ。
四~九月に、水辺の草の間に枯草を重ね皿形の巣を作り、五~十個の卵を産む。肉が美味で狩猟の対象とされる。同科に大鷭がいる。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
※わが友に贈る※
家族のため地域のため
奮闘する壮年部よ
いつもありがとう!
理想と誓いに生き抜く
誉れの黄金柱たれ!
2015年6月23日
※☆*寸 鉄*※
沖縄戦終結70年。語り継ぐ若人の使命大。不戦を誓い、人間共和の宝土を
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信とは不可能を否定する鍵ー喜劇王(チャップリン)。苦境の友よ強靭な楽観主義で扉開け
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人材育成の要諦は地道な個人指導。幹部(リーダー)は「抜苦与楽」の激励に駆け巡れ
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「人生は虚栄に生きるな。真実に生きよ」恩師。信心で練磨した心の財は不滅
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世界のテロ件数、前年比3割増と。暴力の根絶へ対話、対話の大波を断固
※名字の言※
沖縄県民を対象にした地方紙などの共同調査では、86%の人が、沖縄戦の記憶を次世代に伝えたいと意欲を示した。だが、県民の4人に1人の命が奪われた凄惨な沖縄戦は、体験者にとって、血の逆流するような、思い出したくない記憶だ。語るのを拒む人、悲しみを心にしまったまま亡くなった人も多い
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沖縄市に、共に90歳になる夫婦がいる。戦後間もなく結婚し、70年近く連れ添ってきた。これまで、互いの沖縄戦の体験を聞くことは、一度もなかったという
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70年という節目の今年、創価学会の青年部・未来部の聴き取り運動に参加しはひ孫と母親である孫に、戦争体験を聞かせてほしいと頼まれた。「話す気になれない」「もう、いいから」と夫婦は一度は断った
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それでも、訪ねてきた孫とひ孫の顔を見て、2人は70年にして初めて、沖縄戦の惨劇を語り始めた。女子中等部員のひ孫は、想像を絶する内容に衝撃を受けつつも、平和への思いを心にともした。学校で、沖縄戦のこと、平和の尊さを友人と話すようになったという
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戦争は命を奪い、生き残った命にも、一生消えない傷を残す。その痛みに耐えながら、勇気を振り絞って語り残してくれた人々に応えて、平和を誓う「沖縄慰霊の日」としたい。 (結)
【聖教新聞:2015年(平成27年)6月23日(火)付】
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