和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

鷭(ばん)/名字の言 ≪第.1812号≫

2015年06月23日 06時45分34秒 | 今日の俳句
  




  喪の帯を解く鷭の声かぞえつつ
       渋川京子


  立ち去るや沼風に来る鷭のこゑ
       及川 貞


  鷭鳴いて船堀の船寝飽きたり
       林 翔


  朝の日に潜り出る鷭黒光り
       飯島治蝶


  鷭飛びて利根こゝらより大河めく
       菅 裸馬




※ クイナ科で水鶏(くいな)よりやや肥満している。羽色は灰黒色。嘴の基部が赤い。尾を高く上げクルルーとかキュックと鳴きながら水面を巧みに泳ぐ。
 四~九月に、水辺の草の間に枯草を重ね皿形の巣を作り、五~十個の卵を産む。肉が美味で狩猟の対象とされる。同科に大鷭がいる。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 




     ※わが友に贈る※


  家族のため地域のため

  奮闘する壮年部よ

  いつもありがとう!

  理想と誓いに生き抜く

  誉れの黄金柱たれ!


        2015年6月23日





     ※☆*寸 鉄*※



沖縄戦終結70年。語り継ぐ若人の使命大。不戦を誓い、人間共和の宝土を

       ◇

信とは不可能を否定する鍵ー喜劇王(チャップリン)。苦境の友よ強靭な楽観主義で扉開け

       ◇

人材育成の要諦は地道な個人指導。幹部(リーダー)は「抜苦与楽」の激励に駆け巡れ

       ◇

「人生は虚栄に生きるな。真実に生きよ」恩師。信心で練磨した心の財は不滅

       ◇

世界のテロ件数、前年比3割増と。暴力の根絶へ対話、対話の大波を断固






     ※名字の言※


沖縄県民を対象にした地方紙などの共同調査では、86%の人が、沖縄戦の記憶を次世代に伝えたいと意欲を示した。だが、県民の4人に1人の命が奪われた凄惨な沖縄戦は、体験者にとって、血の逆流するような、思い出したくない記憶だ。語るのを拒む人、悲しみを心にしまったまま亡くなった人も多い



沖縄市に、共に90歳になる夫婦がいる。戦後間もなく結婚し、70年近く連れ添ってきた。これまで、互いの沖縄戦の体験を聞くことは、一度もなかったという



70年という節目の今年、創価学会の青年部・未来部の聴き取り運動に参加しはひ孫と母親である孫に、戦争体験を聞かせてほしいと頼まれた。「話す気になれない」「もう、いいから」と夫婦は一度は断った



それでも、訪ねてきた孫とひ孫の顔を見て、2人は70年にして初めて、沖縄戦の惨劇を語り始めた。女子中等部員のひ孫は、想像を絶する内容に衝撃を受けつつも、平和への思いを心にともした。学校で、沖縄戦のこと、平和の尊さを友人と話すようになったという



戦争は命を奪い、生き残った命にも、一生消えない傷を残す。その痛みに耐えながら、勇気を振り絞って語り残してくれた人々に応えて、平和を誓う「沖縄慰霊の日」としたい。            (結)                                   




【聖教新聞:2015年(平成27年)6月23日(火)付】



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