和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

「過去を知り、未来を測(はか)る」宍倉正展氏/北斗七星

2013年07月02日 05時48分17秒 | 今日の俳句
「過去を知り、未来を測(はか)る」宍倉正展氏/北斗七星


【公明新聞・2013年 (平成25年)7月2日(火)より転載】        

https://www.komei.or.jp/news/detail/20111125_6694


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 今から1144年前の7月13日、東北地方に大津波が押し寄せ、1000人を超える犠牲者が出たことが平安時代の歴史書「日本三大実録」に綴られている。
「貞観津波」と呼ばれる巨大津波は、東日本大震災で広く知られるようになった。

         ◆

 先月末、仙台市内の「荒井広瀬遺跡」で弥生時代中期の地震による地割れ跡が発見された。
周辺では以前から、海の砂や泥も見つかっており、2000年前に、日本海溝周辺で起きた大地震の痕跡である可能性が高い。

         ◆

 仙台市内や石巻平野(ともに宮城県)で、2004年に独立行政法人・産業技術総合研究所(産総研)の活断層・地震研究センターが地層を調査、分析した結果、500年から1000年周期で巨大津波が襲来していたと推測されている。
今回見つかった地震痕は、一帯で津波が繰り返し発生した証しかもしれない。

         ◆

 津波被害は、「時期の予測」は難しいが、地層や歴史文献を丹念に調べることで、「規模の予測」は、比較的正確にできるという。
以前、「貞観津波」の再来を予測していた産総研の宍倉正展氏から聞いたことがある。

         ◆

 地震大国のわが国では各地に地震の史実が残る。
災害の歴史を紐解き、防災対策強化を訴える公明党議員も多い。”想定外”を避けるため「過去を知り、未来を測る」(宍倉氏)視点も不可欠だ。
                    (川)

【公明新聞・2013年 (平成25年)7月2日(火)より転載】        

https://www.komei.or.jp/news/detail/20111125_6694

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


最新の画像もっと見る

コメントを投稿